Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

<2017年4月の読書記録>

こんにちは黄金週間。もう終わる?だいじょうぶあと1日半あるぞ!!!

* * * * * * *

自宅にて

自宅にて

数年ぶり…?に再読。
そこまでそんなつもりはなかったんだけれど、今回読み直して感じた。わたしという人間は、この本に大きな影響を受けているみたいです。
ポルノグラフィティというバンドのギタリスト・新藤晴一さんの
音楽雑誌での連載(2001年〜2005年)をまとめた本なんだけど、
はじめてこうやって通して読んだのがたぶん15のとき?16かも?まぁそりゃあ、大いに影響受けててもおかしくないわなぁ。

この本が出てから10年以上(!)経って、その間かれらの活動をひと通り追いかけてきて、そこでいま改めて読んでみると。
この連載の各回でのテーマが、その後に届けられた曲やライブにて別のかたちで表されてきてるよなぁって、ピンときたものがいくつかあって。
才能、戦争、青春、そして連載初回のテーマにもなっている、夢。

ちょっとこれには思うところがあって。
いま、かれらの口から出た「夢」という言葉を聴くと、
真っ先に13thツアー冒頭の演出のなかの一節("それでもまだまだ みんなと夢の中にいたい")を思い出すんだけど、
そこから派生してそのライブの「ミュージック・アワー」("君が夢を願うから 今も夢は夢のまま"

ポルノグラフィティ/歌詞:ミュージック・アワー/うたまっぷ歌詞無料検索


さらには同じライブの「Let's go to the answer」曲前のMC
「メジャーデビューを控えた僕たちはこれから先の世界に大いなる夢を描いていた」
「また大いなる夢をもって、進んでいこうと思う」

そしてその曲自体へも想いを巡らせることとなって("情熱は変わんないぜ 今でも因島 dreamin'")。

ポルノグラフィティ/歌詞:Let's go to the answer/うたまっぷ歌詞無料検索


あとこれもそうだよね、「俺たちのセレブレーション」のサビ("飽きもせずに夢を見る"

ポルノグラフィティ/歌詞:俺たちのセレブレーション/うたまっぷ歌詞無料検索


さらには昨年、岡野がMayDayに詞を提供した「Song for you」の最後の一行へ
"夢を見続けたいよ だから君に贈る Song for you"

Song for you Mayday 歌詞情報 - 歌ネットモバイル

(2017.5.14追記、もひとつおまけに、今年3月の台湾初ワンマンライブでの新藤のMCでも、「夢」についての話があったそうです)


かれらは夢を見つけて、夢をみて、夢を叶えて、
それでもまだ次の夢を探して、夢を手にして、夢をみ続けようとして、夢のなかにいようとして、実際にそうしている。
そうしてきたし、これからもそうしていくつもりである(と、示してくれている)。
なにより、そのことを折に触れて歌詞として言葉として、わたしたちに届けてくれている。

そのことをおもうとなんともいえない気持ちになって。
うまく言葉にならないその気持ちを抱えたままで続きを読み進めてたら、この本の帯にも入っている「嘘でも前へ」の回へ。

もうね、そんなの知ってたはずなのにね、めっちゃびっくりしたんだけどさ、そこでも出てくるんだよね、「夢」の話。
ましてやさっき最初に挙げた13thツアー冒頭の演出のなかの一節、これともうほとんど同じことを言ってる。
嗚呼、このころからもう、こんなことを言ってたんだよね…そうか…。
それと合わせて、その一貫性にも想いを馳せてしまうよ。
かれはあのころと同じようなことを考えていて、その結果としてこうやって活動を続けているんだ。いまも。
「終わってないからいろいろあるんだ。」

あーーーー、とてもしあわせなファンですね。わたしたちは。

* * * * * * *

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

「グラフィティアートの現場 II」の後半(文庫版でP.380の最後)、
ポルノグラフィティのファンとしては目を止めざるをえない一節が。
"僕らはまだどこかに帰れるかなぁ"

* * * * * * *

さてと。では行ってきますよ、待った待ったスガフェスじゃーーーーーーー
(おそらく)数曲聴くために四国からさいたままでって、よく考えたらまぁまぁおかしい。来たけど(^ω^)
だってそれだけの価値があるんだよ、そのことに自信をもって、
なによりもたのしむ気持ちを忘れずに。行ってきます!

play the GAME

ほい記録だいすきな気分屋マン、
全力で生きいそぐのもよいけど、ちゃんと残しておきたい気持ちもあるんだよ〜
というわけで先々週のアウェイ広島戦、もーね、言葉にならないとはこのことか

なんでそんなにって、そもそも中澤さんのゴールを現地で体感したのは
リーグでは2回目(カップ戦含めて3回目)4年ぶりで。
なにより、「中澤さんのゴールでウノゼロ勝利を現地参戦」っていうのがさ、
非関東民だからまぁいつでもいいけど、いつか、いつか叶えばいいなぁっておもっててさ、
マリノスを応援しはじめてから12シーズン目でついに叶ったんだよ……
点を取った瞬間はネットが揺れたこそ見えたけど、アナウンスが入るまで誰のゴールがわからず、
名前を呼ばれても「えっ」と発するのが精一杯、実感とは程遠く。。。なんせ開始4分。。。
そっから押され押し返し押され押され、
試合終盤は押されっぱなしでもう生きた心地がしなくてさぁ、
長いホイッスル聞いた瞬間に号泣でした、、、おともだちが隣にいてくれて本当によかった。
間違いなく人生で忘れられない試合になりました。続けてたら叶うこともあるんだねぇ。ありがとう。

* * * * * * *

そしたらまぁその翌日がひどかった、、、精一杯で回避しようとしたのに大嵐を起こされて、
しかも相手はおそらく、わたしがどういったダメージを受けたのか、そもそもそこに気がついていなくて、なんだかなぁ
わたしは努力してここまでたどり着いた*1のに、
あちらにはたぶん、「ここまでくることにすら努力が必要な人間がいる」っていう発想がないんだろうな。
「でも人生たのしいですよ(本心)」って言ったら「えっ」って言われたけど、
あのえっと貴女様にご心配いただくまでもなく!!!ときどき生きづらさはあっても、おおむねたのしくやっておりますので

* * * * * * *

というわけで、おかげさまで「自分を取り戻すべく」というなんとも大層な冠まで加えていただき、
勝手にお出かけしまくるウィークをはじめます(^ω^)
まぁウィークとか言ったけど、月〜金は普段どおりに仕事だけどな!!
まずはちょっくら博多まで〜また知らないスタジアムに連れてってもらえるしあわせよ・*。゜☆゜・。ありがとうございます!!!
まぁまぁ緊張してるけど、だいじょうぶ、だいじょうぶだと信じてるー

*1:そしてこう思えるようになったことが成長、たぶん

不可も可もない広い世界

もう1ヶ月弱も前のお話になりますが(そんなのばっかりだね苦笑)、観てきました。
ドキュメンタリー映画David Bowie is』
culture-ville

David Bowie、ほとんどお名前だけ存じてて、東京に巡回してる展覧会もずっと気になってたんだけど、どうしても行けそうになくて。
そしたらこっちでその展覧会のドキュメンタリー映画を上映するって知って、タイミングだなぁと飛び込みました。

名言botから引用


これとまったく同じ言葉じゃなかったと思うんだけど、映画の冒頭に出てきた言葉。
それを見ただけで、観にきてよかったなって思いました。

この考え方って、昔、愛するミュージシャンから教えてもらったもので。
聴き手として精一杯に歌詞を感じること。行間に込められた想いをも読みとること。それらは聴き手に与えられた"自由"なんだ、と。
おかげさまで、いまもそれは音楽を聴く大きなたのしみのひとつになってるんだけど。

なんというか、それは間違ってなかったんだなって。
もちろん間違ってるだなんて思ってなかったけどさ、やっぱり別のところから聞けたらさ。ましてやボウイのようなひとの口から聴けたらさ。
圧倒的な説得力で、なんだか確証をもらったような。

そしてもうひとつ、芸名、別の名前をつけること。ひとつの人格までもをつくりあげて、それを演じるということ。
それを生涯にわたって続けるということ。ほらこれもそう、そこで思い浮かぶ顔がいくつかあるんだ。

そう考えてみると、このひとのつくったものやったこと残したもの、
それらからわたしは間接的に影響を受けているし、受けていた。受けてきた。ただ自覚していなかっただけで。
それはつまり、David Bowieはいまもここにもいるってことだし、前からここにもいたってことなんだ。David Bowie is here.

* * * * * * *

音楽について、知ってる曲も少しはあったけれど、初聴きですごく気になったのがこの曲。

Little Wonder

Little Wonder

たしか映画の中ではちょろっとしか流れてなかったんだけど、どうも引っかかってて。97年の曲ってことだけ覚えてたので、そこから引っぱってきました。
ちゃんと聴いてみたら、まぁもう好みにどんぴしゃり。相変わらず、わたしの音楽の趣味はわかりやすいなぁ
そのまま、この曲が収録されたアルバム『Earthling』を通して聴くと、スーパーカーの色味が感じられて面白い。繋がってるなぁ
少しずつにはなるけれど、ほかの曲も聴いていこう。知りたいや。

<2017年3月の読書記録>

やべーやべー、忘れてないよォ
とはいえ3月はそんなに読めてない、、、

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週末カミング (角川文庫)

週末カミング (角川文庫)

あぁ、やっと買えた。手元に置いておけた。

いろいろな主人公のそれぞれの週末を描いた短編集、そのなかの「海沿いの道」というお話、これがわたしにとっては特別で。
主人公は前日の晩に行ったライブが原因で耳鳴りがしてるんだけど、
話の冒頭からきちんと描かれている、それに伴う動作も感覚も思考も、なんというか、そういうのひっくるめたその感じが、
もうめっちゃわかるんだよなぁ…わたしもライブに行くとたいてい終わったころには耳鳴りしてるからさぁ。
柴崎さんも、ライブ行って耳鳴りしたことあるって言ってはったもんなぁ。やっぱりご自身の経験があるからこそなんだろうなぁ。

でもわたしにはこんなふうに言葉で表せなくて。
だからこそ、「もうめっちゃわかる」って、そう感じる言葉を見つけたときにはそのぶん一層大切にしようと思うんだ。

そしてP.136の最後から数行目よりはじまる一節、これがもう、、、なんというかわたしの取扱説明書に載せてほしいくらいやわ。
わたしはその感覚をなんとか置いておきたくて、どうにかして留めておきたくて、そしていつでも再生できるようにしておきたくて、
その手段として、ここにこういうふうに書いているんだよ。

どこから行っても遠い町 (新潮文庫)

どこから行っても遠い町 (新潮文庫)

(再読)

コーヒーは牛乳と合わせたやつ(オレとかラテとか)しか飲めないので、必然的に紅茶を選ぶ機会が多いんです。
もっとも、春夏秋冬四六時中飲んでるのはお水か白湯なので、お茶も毎日飲む訳でもないんだけど、、、
まぁ『BRUTUS』が特集するなら!と本屋さんで手にとってみたが最後、そのままうちの本棚に並んでいます。

目玉は世界のティーカタログ!圧巻。この世は知らないことだらけ。これ持って伊勢丹とか紀伊國屋とか行きたいなぁぁぁ
ティーバッグに関する細かすぎる話のページも面白かった。こんなページがあるのが『BRUTUS』なんだよなぁ

紹介されてるお茶のなかではスパイスティーが気になったんだけど*1
まず手に取ろうと思ってるのは和紅茶。近くで生産されてるみたいだし、飲みたいなぁ
と言いながら、ここまでのお供にはこないだカルディで買ったさくらほうじ茶。
頂いた和菓子とも甘納豆とも合うんだなぁ。美味しい。

BRUTUS』、どの特集でもたぶんまぁまぁコアなところまでつっこんでるんだろうなと思うけど、
それに伴ないがちな排他性を感じさせず、かといってただ平易な文章というわけでもなく、
その具合がすきです。だから大体どの号でもたのしく読めるんだー
さっそくこの次の次の号も買ったんだよーなかなか残ってなくて本屋さん巡ったよ。

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2017.4.8 追記
あぁ…不覚…もう1冊抜けてた……再読です

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)

2回目を読んで思った、この本にはなんだか…よくも悪くもぞわぞわさせられるぞ。
未知の領域を刺される快感はあるんだけれど、それとともに開けてはいけない扉を開けるような、そういうこわさがある。
だからかな、通勤電車で日日少しずつ読んでると、ときどき物理的に開くのがこわくなることがあるんだなぁ。
たぶん一気に読むのに適しているんだろうな。でもたぶんまた読むと思う。いつかね。

*1:もともとチャイだいすき、たまに自分でシロップ作るくらいに

<2017年2月の読書記録>

イェーイ3月、というよりはやっぱり早かった2月

* * * * * * *

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

前月下旬から読みはじめて、無事に目標どおりに読了しました。
もうすでに思うんだよ、貴重な体験だったなぁ。
歳を重ねてから再読したい本がまたひとつ増えました。話してくれてありがとうね。

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

きょうのできごと (河出文庫)

きょうのできごと (河出文庫)

自分で買った人生で2番目の本(のうちの1冊)、もう何回読んだかわからんくらい、ただし数年ぶりの読了
いつかこんな時間を過ごすのかなぁと思っていたころ、こんな時間を過ごさなかった同じ年齢のころ、
わたしもこんな時間も過ごしえたのかなぁと思うこのごろ
そう考えると人生のうちの半分近く、この本が身近にあったんだなぁ

読書を「心の旅」というのならば、わたしにとってこの本を読むことはたぶん帰省なんだろうな。
知らない世界を覗く体験というよりは、勝手知ったる場所へ帰るような体験

ひとつだけ毎回のように引っかかる、というか目が止まるところがあって、
文庫版P.98〜P.99のちよちゃんとかわちくんの会話で、ちよちゃんがその最後に言う言葉、
これがなんだかわかるようでまったくわからない。かわちくんの言うことはわかるし共感するんだけどなぁ
今回もわからなかったなぁ いつかわかるようになるのかしらん

ちなみに、なんとなく映画は観てないんだなぁ、映画の主題歌がヤイコだったから手に取った本なんだけどな
いつか見ようと思うんだけど、、、って言ってる間は見ないんだろうなぁ。うぅむ

行かなきゃ 君がそれを覚えてたら 行かなきゃ

www.hochi.co.jp
ねぇ!!!これ!!!なにがってお写真!!!すごくとてもめっちゃよい顔!!!!
ありがとうございます!!!!!

というわけで1日遅れになってしまったごめんなさい、中澤佑二選手、39歳のお誕生日、おめでとうございます!!!!!!!
あらためてはっきり言うよ、今年もあなたのことがすきです。だからめいっぱいに応援していくし、精一杯しあわせを祈るよ。
あなたならきっとだいじょうぶ、勝手だけどそう信じさせてね。最高の幕開けからの1年、どうかよきものになりますように(∩бωб)⊃ー☆.*・

* * * * * * *

わたしは2005年に中澤選手のファンになったんだけど、
正直、ここまで長い間応援しつづけられるとは思ってもみなかった。
わたしが見つけたときには"もう"27歳で、「年齢的にもいまが選手としてのピークだ」なんて言われてたからさ。
思えばそっからもう10年以上になるんだもんなぁ。

こうして改めて数字にしてみると、なんかもう奇跡みたいなもんとしか言えないよなって思う。
だけどそれを確固たる事実にしつづけてるんだよね、まさにいま、この瞬間も。

そこまで考えて、圧倒的な幸福を感じながら、ありがとうの気持ちとともに、
あなたが背負うからこそのマリノスの"22"を、今季も胸張って背負いたいなぁと、そんな開幕戦翌日でした。

* * * * * * *

こうやって自分の場所で書く以上、独りよがりであることに変わりはないんだけれど、
それでもせめて公開しているところで書くことで、独りよがり度は少しでも下げられるかなぁと、相変わらず自分を甘やかしながら生きています。
伝えないと伝わらないし、伝えることではじめて意味の生じる類のことなのにね。
もちろん、スタジアムに行くたび、その場で精いっぱいに表現して伝えてはいるんだけれど。

今年はこれまで以上にやれることをぜんぶやる、そう決めたんだよって書いておこう。

<2017年1月の読書記録>

いらっしゃいませ2月、っていうほどすきな月でもないんだけど。。。
でも「おめでとう」って言ったほうがよいらしいねぇ、おめでとう誕生月。

唐突に、ライフログのひとつとして、ここで読書記録をつけてみることにします。
ブクログをやってみたことはあるんだけど、どうも星をつけるのが苦手で…
手帳に手書きで書いてた年もあるんだけど、なんか味気なくてそれもやめてしまった。。。
それならひと月ごとにここでまとめてみたらどうかなぁと、ひとまずやってみます。
いつまで続くかは神のみぞ知る、そのうちカテゴリーごと消してるかもしれないw

というわけで2017年1月の記録。ちなみに、今月は数としてはたくさん読んだほうですね。

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ビリジアン (河出文庫)

ビリジアン (河出文庫)

雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)

雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)

まろやかな狂気―夢眠ねむ作品集

まろやかな狂気―夢眠ねむ作品集

※参考
yellowsky.hatenablog.jp

…一応読んだ順番に並べてみたんだけど、ここまですごく緑ですね

発光地帯 (中公文庫)

発光地帯 (中公文庫)

おめかしの引力

おめかしの引力

※以上2冊は再読

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

※2017.1.23 ON-AIR カフェイン11より

正月に、僕、南の島に行ってたんですけれども。(中略)
久しぶりに、何年ぶりでしょうかねぇ、沢木耕太郎の『深夜特急』をkindle電子書籍で、
1巻から5巻かな?*1まぁそのセットで売ってたから。
時間潰しにもなるだろう、久しぶりに読んでみようってそれを落として、読んだんです。
で、やっぱ名作で。読んだことある人はもちろんわかると思うけど、
香港からはじまって、インド、インドからロンドンまで乗り合いバス、まぁ東急バスみたいなもんですよね。
東急バスを乗り継いで。長距離バスじゃなくて、飛行機とかじゃなくて、乗り合いバスで行くっていう。
そのなかで、著者も何回も言いよるけど、それになんの意味があるのか、誰にも説明できないけど、それをやる、っつって。
んで、20万円くらい持ってったんかな?なんか仕事を、26歳んときに、26歳なの、そんときの沢木耕太郎は。
えっとルポライターみたいなことをはじめてたんだけれども、仕事が忙しくなりすぎて、
なんかこんなんじゃ嫌だって仕事を全部辞めて、お金をかき集めて、20万持って旅に出たんだけど。
その間、その5冊分の本を、(読んでる僕は)まぁ別にゆっくりしてるからね、南の島におるから、一気読みできたけぇ、
こないだよりも、前回、最初に読んだときよりも入ってきたんだけど。
一貫して言ってるのは、26歳という歳、が、やっぱ人生が固定してしまう恐れがある。
若さから大人になって、人生が固定されることを恐れて自分は旅をしてるんだ、
だからこそこの旅の終わり方っていうのがすごい大切なんだ、
だからその、20万円くらいでほんまにあんな旅できたんかなと思うほど、こう、一泊200円くらいのドミトリー、ベッドだけある大部屋みたいなとこ泊まって、
なんか100円くらいの飯食べて、切り詰めて切り詰めて進んでくわけよ。(後略)

* * * * * * *

というわけでなんとまぁこのタイミング、だってあと2週間、課題図書をもらった気分。その日のうちに本屋さんに走りました。
沢木耕太郎さんは初読なんだけど、割とすらすら読めてる。
後半の3冊も買いました。たのしみ。

*1:文庫版だと全6巻です