Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

楽しいことがなきゃバカみたいじゃん!?

『まろやかな狂気』(以下、"まろ狂"と呼びます)、読みました。
(以下、あからさまなネタバレは避けますが、感想なので内容の話はあります。気持ち程度の引用もあります。)

えっと前置きとして、ここでははっきり言ってない気がするので簡単に。でんぱ組.incというアイドルグループがすきです。
わかりやすく「W.W.D」(YouTubeで見たMV)がきっかけで、初ライブは2014武道館です。


【生きる場所なんてどこにもなかった】でんぱ組.inc「W.W.D」Full ver.
(このプレビューの衣装、当時からめっちゃすき!かわいい!)

人生初の武道館遠征、まさかアイドルの現場だとはまったく思ってなかった。笑
箱推し(全員揃ったでんぱ組.incがすき)ですが、あえて言えばねむえい寄り、サイリウムは主にミントグリーンを振っています。
なぜなら、こういうことを口にしているひとだから。

* * * * * * *

というわけでこの本のことを。大まかにいうと、そのミントグリーン担当の"ねむきゅん"こと夢眠ねむさんの本です。
前半は雑誌「MARQUEE」の対談連載(本書タイトルと同名)がまとめられていて、
後半には美術家としての夢眠ねむさんの代表的な作品の写真等が、「作品集」として収められています。

まろやかな狂気―夢眠ねむ作品集

まろやかな狂気―夢眠ねむ作品集


まず帯を外して表紙、そして章ごとの中扉を見て思い出した本があって。
昨年、ねむきゅんきっかけで手に取った、クラフト・エヴィング商會の「クラウド・コレクター」、
あぁ、あのとき手に取って読んでてよかったなぁ。
そして同時に、これはあのときに、そしていま、読むべくして読んでるんだろうなぁとも思った。
まろ狂をひと通り読み終えたいま、こっちをもう1回読んでます。

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)

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そしてまろ狂本文について。
前半、たとえばもう第1章(Notes_001)の「ペンだこ」でどかーんですよ。
わたしは「MARQUEE」の連載をぜんぶ読んでたわけじゃなくて(えっと、ぬるファンです、、、)(だからこうして本にしてくれて本当にありがたいし、ちゃんと買おうと思った)、
というか、どちらかというと初読に近かったんだけど、そしたらまぁどかーん。わたし自身にドンズバ。

わたしもどちらかというと"ペンだこ"をもってるほうだという自覚はあって。昔から。それも複数の。
だから「("ペンだこ"が)小ちゃくなったことで受けたショック」や「無くなることへの寂しさ」はすごくわかるし、「中心核ぐらいは残しておきたい」と思ってるってのもその通り。。。

でもたしかに、わたしもここ数年でそのいくつかをひっくり返してきた気がする。
(具体例を挙げるなら、そもそもわたしがアイドルの現場でサイリウム振ってるとは…冒頭で書いた武道館デビューの話もそう。数年前には想像もできなかった。)

たしかに、たまに自分で「あれっ」とも思うんだよね。あれっわたしこんなはずでは??意思の完徹、その強固さが売りでは??なかったの??
とはいえ、その都度自分なりに筋を通して納得してきたから、わたしのなかで矛盾はないんだけど。*1
それでもやっぱり、たまに自分で自分にびっくりすることがある。変化はいくつになってもこわいものです。

だからこそ、いま具体的な年齢を挙げたうえでこういうお話を聴かせてもらえて、すごく気が引き締まったし、背中を押してもらった気分。
そしてまだまだやることあるぞって思えた。人生に対する希望的観測。

そのほかのお話についてもこういう感想はあるんだけど、衝動的に書きたくなったのでひとまずこれを。
おそれながらに中学生でも高校生でもないけれど、いまこの歳で読んでおけてよかったです。
いまもそう思うし、きっと将来のあるときに自分を振り返ったとして、そのときもそう思ってる気がする。

今年の目標は「つるつる」だったんだけど*2、それと合わせて「ふにゃふにゃ」も掲げておこう。何年か越しになるかもしれないけれど。
それでもまず掲げることが第一歩、だと信じて。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

* * * * * * *

というわけで幕神アリーナツアー、神戸2日目いってきます!!!天井席で暴れてくるよ!!!

*1:なお、他人からみてどうかは知らない。たとえば、サッカーのいちチームのサポーターをしながら、他のチームに所属する選手個人を応援することもそう。わたしのなかでは"一線を超えずに"、"最大限で"やっているけれど、他人さんがどう思ってるかはもはや知ったこっちゃない

*2:実はこれも、昨年末、人生初のチェキ会でねむきゅんに会って即決したものです