- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 文庫
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- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: 単行本
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読もう読もうと思いながらも、ずっと手にとってなかった本でした。
なんかもうねぇ、だれかしらの"ファン"を名乗ってる者として、これは読んでよかったんだろうなぁと。
ましてやこないだまでアイドルを(本気で、ただしぬるめに)応援してた者としては…
考えさせられるし、想像せざるをえないし、振り返らざるをえない。
そんなことは知っていたけれど、ファンはファンでしかないんだよなぁ。
そのなかで相手のためになにができるかなんて、そんなことを考えること自体がルール違反のような気すらしてくる。
もちほん、ファンにしかできないこともあるんだろうとも思うけど、けどね
(たとえば、ただの"観客"としてライブや試合に足を運べるのは、ファンの特権だと思う)
もうひとつのトピックス、選択することについて。
碧の言葉で思い出したのは、わたしにとって特別なミュージシャン*1の言葉。
「僕らも君らも正しいと思う方に進むしかないし、
それが正しいかどうかは選んでない方には進めんけぇわからん、
でも大事なのは進んだってことだし、
そうやって選んだ道の先でまたこうやって会えたらいいなって思います」
(※ライブでのMCを記憶を頼りに文字起こししたものです)
きっとだれにとってもそうなんだろうし、みんながそう思いながら日日選択を重ねて生きている、「これを正解にするしかない」と。
だからこそ、だいじなひとには、人に"選ばれる"ためになにかを選ぶのではなく、
自分がやりたいことをやりたいようにやってほしいし、自分で選んだ道を正解にしていってほしい。
それに対してどう反応するかは、そのときのわたしが勝手に決めることだから。自分で決めるから。
だからあなたにもそうしてほしい。
…こう言いたいよなぁと思って、言ってもいるけど、けどね。
実際に、そのひとがなにかわたしを揺るがすような選択をしたときに、どう反応するかはわからない。
でもやっぱり、"(その距離に関わらず)だいじな"ひとが取った選択は、時間をかけてでも受け入れられるようになりたいなぁ。
そしてそう思うからには、わたし自身も自分で選択して、選んだ道を「正しい」ものにしていかなくちゃいけないね。ね。
あと、一市民として。ポルノグラフィティの「Fade away」という曲を思い出した。
* * * * * * *
4月はなんというか、まぁまぁ苦しい記憶が濃いめに残ってるなぁ。後半がそうだったからかも。
いろんな場面で、周りのみなさまの優しさと、これまでの貯金(比喩)で生き抜いた感があるなぁ、、、感謝するしか、、、
また1ヶ月生き抜きましょう。そうやっていつか会える日まで、なんとか元気でいたいものです。