Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

<2019年2月の読書記録>

図書館にて。
いやぁ、未映子さんは話すとまたさらに面白いかただなぁと。
小説もエッセイもすきだけれど、話し言葉にはまた違う面白さがあった。

実は、学生のころに一度だけ講演を聴きに行ったことがあるのだけれど、
正直そのときの印象は薄くて。(授業があって中抜けしたからかなぁ…)
すごく素で話されているように読めたし、
なんというか、このひとの魅力がどの本よりも現れていた気がする。
まっすぐさというか、純粋さというと違うかな、清潔さというか。
あ、まえがきで穂村さんの言うところの「本気さ」が、まるっと出ていたように思う。
その穂村さんは、それこそ資生堂の「花椿」の連載を何度か読んだくらいだったんだけれど。

おふたりは全然似ていないところも多くて、それでもちゃんとお互いを尊重して、尊敬して話ができていて。
なおかつそのお話がおもしろい。
そういう大人っていいなぁ、と思ってしまう、もういい大人。



君がいない夜のごはん (文春文庫)

君がいない夜のごはん (文春文庫)

食に関する、一見するとなんの気なさそうなお話(連載)をまとめた一冊なんだけど。
それをこれだけのものに書ける、また次も読みたいと思わせる文章になるのって、すごいよなぁ。
そういうと大層なものに聞こえるかもしれないけれど笑、なんというか、好きな温度の本でした。


流しのしたの骨 (新潮文庫)

流しのしたの骨 (新潮文庫)

何年ぶりかの再読。はじめて読んだのは中学生のとき。
改めて、変わった家族だよなぁと思ってたら、
江國さんもあとがきに「変な家族の話」って書いてらして。なんだかちょっとほっとした。

それとは別の話として。ことちゃんが20歳になったお祝いの場面におもったこと。
2011年の大晦日に、当時も、そしていまもだいじなだいすきなおねぇさんからもらった言葉、
わたしの20代の目標にしているんだけれど。果たしてそれは達成できているのだろうかなぁ、なんて。


* * * * * * *




誕生月でした。
たくさんのしあわせの詰まった言葉たちを頂いて、なんというか満ち足りた誕生日でした。
前にもどこかで言ったけど、この日をこうして過ごせることが、この1年を生きてきた価値だと感じました。
そしておかげさまで、また1年、精一杯、自分なりに生きようとおもえます。

心から、いつもありがとうございます。