Dreamin' Dawn

ほとんどまぁまぁのポエム

ポルノグラフィティ 16thライヴサーキット "UNFADED"に関する雑記

・・・ツアーが終わってしばらく経つわけですが。書きます。
このツアーに6箇所7公演参戦して、WOWOWの放映も見て、
そこまでで見たもの感じたこと考えたことを、書き連ねております。

テーマは大きくふたつ。
●今回のセットリストについて考えたこと
●新藤のMC、そしてその表情から考えたこと

いつもの話ですが、まぁまぁの妄想です。あしからず。


* * * * * * *


ひとつめ。
●今回のセットリストについて考えたこと

前置きとして「今回のツアーで聴きたい曲リスト」を載せます。
(ツアー前にインターネットに乗せそびれてたので、まぁお焚き上げですね)


(「Mission of the Far East」ですね。。。失礼しました。。。)

今回のツアーのコンセプト(下記)を聞いて、参戦前に作ってました。
順不同、に見せかけてそうでもないところもあったり。

今回は、ポルノグラフィティの全楽曲をサブスクリプションサービスで解禁したことをきっかけに、
決して色あせることはない楽曲たちをLIVEで表現するツアーということで、
セットリストには長らく皆さんに披露できていなかった楽曲も組み込まれております。
23 | 11月 | 2018 | Staff Report | PORNOGRAFFITTI

…そりゃあうれしいですよね、今回のセットリスト。
それと同時にこのとおり、まだまだもっともっと聴きたい曲はあるから、次のライブがたのしみだよ〜〜〜


* * * * * * *


では本題、いくつかの曲ごとに触れていきますね。
(数ヶ月後に追記:全体の流れについてはぜんぜん触れてないな…と思うけど
まぁ仕方ない、このとき書きたかったのはこれなので…)

○「オレ、天使
わたしがポルノグラフィティをすきになったきっかけの曲。ライブで聴くのは…1999ツアー以来かなぁ。
聴きたいとは思っていたし、聴ける可能性をまったく想定していなかったわけではないけれど、
まぁ1曲目だとは思っていなかった。ましてやこの演出で。

だからその場ではとにかく打ちのめされるまでで。
立てたり立てなかったり、泣いたり泣かなかったりしつつ。
まぁびっくりすることに、参戦した全7回、そしてWOWOWですら、まともに、正気では聴けず。。。
たとえば、サービスモニターで岡野の影が映ってた場面があったそうなんだけど、
そのお話を耳にしてはじめて気づいたの、この曲では一瞬もサービスモニターを見てなかったんだよね。スタンド席でもアリーナ席でも。

いま考えたらさ、この曲を掲げてはじめるんだね…"UNFADED"ツアー。
さらには曲終わりに岡野のセリフ、「Today is "UNFADED"」ですよ。

図らずも思い知らされた、わたしにとってこの曲はまったく色褪せていないし、
もし、かれらにとってもそうだとしたら。
そしてもっと言えば、ここで、このタイトルのツアーでこの曲を1曲目に掲げる意図がそうだとしたら、
それはもう、幸甚というしかないでしょう。


○セットリスト6曲目
公演によって「ヴィンテージ」もしくは「Swing」が届けられた位置、
曲前の岡野のMCが、毎回こんな感じで。

(ツアータイトル、"UNFADED"の説明を受けて)
「ここからは、ライブでやるのは久しぶりの曲や、今までにライブでやってないような曲もお届けしていきます!」

直後に鳴り響くはこれらのイントロ。
その話のとおり、いずれもリリースは15年以上前、なおかつライブでの披露は久しぶりの曲たちで。

・「ヴィンテージ」:2003年リリースのアルバム『WORLDILLIA』収録、ライブでは2011年以来)
・「Swing」:2001年リリースのシングル『ヴォイス』カップリング曲、ライブでは2006年以来)

それらの歌詞なんだけどさ。

色褪せたこのギターを持ってあなたに愛の歌捧げよう
僕らの愛よヴィンテージになれ
(「ヴィンテージ」)

慌しく過ぎ去ってゆく日常の中で 薄れてゆく だけど消えない記憶なのさ
(「Swing」)

こう考えてみると、ここはこのツアータイトルにちなんだ選曲、って枠なのかなぁと思った。


そして「Swing」の映像について。
2つのモノクロ映像が交代で映されるんだけど。打ち寄せる波の映像と、はためく小さな星柄の布の映像。
(特に後者は自信がない…そう見えたけど、違ってたらすみません)
さて、なぜこの映像なのか。それを静岡2日目からずっと考えてて、自分なりの結論を書いておきますね。

というわけでまずは、「swing」という言葉を辞書で引いてみました。

【名詞】
1.〔つられている物の〕揺れ、振れ、揺れる[振れる]こと
2.〔物の〕振れの範囲、振幅
3.〔手などを回して〕打つこと、殴ること
4.〔揺れるような〕優雅な[ゆったりした]動き
5.〔バットやクラブの〕スイング、打ち方
6.〔公園などの〕ブランコ
7.〔感情などの突然の〕転換、変化
8.〔景気などの〕、変動、浮き沈み
(後略)
英辞郎 on the WEB

そして合わせて、この歌詞に対する自分なりの解釈を書いてみないわけにはいかないね。
(2019.12.26 以下、加筆修正しています)

ひと言でいえば、別れた("何も言わず飛び出していった")恋人のことを考えている男性のうた。
冒頭で出てくるこの表現。

通り雨の湿った風 僕は揺れた

その元・恋人への気持ちが行ったり来たり、まさに"揺れる"さまがずっと書かれているんだけど、
Cメロ部分の歌詞で、その気持ちがひとつの結論に向かって動きはじめる。
そこで再度この曲のタイトル、「swing」という表現が使われてて。

ゆらゆらと揺れるあの虹も 時が経てば消えてゆくもの そうだろ?

こう並べてみると、、、
あの虹のように、揺らいでいる(という状態の)僕も、時が経てば消えていく、
つまりいつかは僕も揺らがなくなっていく、ってことなのかなぁ…

あと、たしか映像の最初と最後に「Swing」って言葉が入ってたんだよね。

そう考えると、この映像の意味は、単純に「Swing」っていうタイトル、
主人公の気持ちが揺れているさまを表してるのかなぁ。
"揺れる"さまを視覚的にあらわす、その具体例として、波が行ったり来たりするさま、
そして布が風にはためく(揺れる)さまの映像が使われているってことなのかなぁ、と思っている。
(なお、映像がモノクロだった理由については、ファンクラブの会報でスタッフさんが話されてたことに同意してる。
「カメレオン・レンズ」のMV冒頭がモノクロになってる理由…の、わたしなりに考えてみたものと近いかも)

ちなみに「ヴィンテージ」の映像については、よくわかってない。(…)
なんて言えばいいんだろう…なにかしらの総柄なんだけど。*1


○最新曲2曲
いわゆるヘソ…というと違うかもしれないけれど、
改めてセットリスト全体を見てみると、「Zombies〜」と「フラワー」が、
今回こう、大きく届けたい曲だったのかなぁと思ってて。
考えてみると、最新のこの2曲、曲調も演出もサウンドも対照的だよなぁと。
そんななか、「フラワー」の大サビで光があふれて、
花束みたいな照明*2が客席に降りそそぐさまが、すきだったなぁ、と。


○「オー!リバル」
以前に静岡公演での感想文でも触れたので、重複するところはあるんだけれど。
このツアーで強く感じたことのひとつが、この曲の印象の変化なんだよね。

前回聴いたとき(2015年のダイキャスツアー)は、かれらの全身全霊をかけた、
全力投球を観客にとにかく魅せる曲、っていう印象だったんだけど。
今回は客席のシンガロングの時間も長く、むしろそれがメインとなるかのような構成、演出で。
その客席からの熱を受け入れるだけの余裕、器の大きさのようなものを感じて。
同じ曲でもこんなに変わるんだなぁ…と。

そしてまた!このイントロよ!
ツアー序盤では、
岡野「晴一がこのイントロで火をつけるぜ」
新藤「いくぞたすくくん!」
ギターでイントロ弾きはじめ、って流れだったんだけど。
いつからかそこに新藤の顔芸(愛を込めてこう呼びますね)が加わるようになってて、
曲の前に客席が笑顔になる瞬間ができてて。

そこでまた、その余地がまたひとつ広がったんじゃないかなと思って。
オンステージがとにかくただただ客席に全力をぶつけるような、かれらの表現を魅せつけるような曲ではなく、
客席も主役になれる、会場みんなで楽しむ曲になった。
リリース当時の「歌いんさい」というコンセプトを思い出すと、ここにきてそれがひとつ果たされたかのような。


○「∠RECIEVER」
いやぁ「∠RECIEVER」ですよ。
やっとなんとか言葉にできるけど、"UNFADED"、「色褪せない」と名付けたツアーで、
本編最後にこの曲をもってくるんですね。
ましてや曲前に「色褪せてはいけないものもある」なんてMCまでつけて。
そこで届けるのはこの曲なんですね。

初日からそう、変な話ですが、参りました、といった感想で。それはいまも変わってなくて。
到底敵わないし、追いつけないし、まだまだだなぁと、思い知らされるばっかり。


* * * * * * *


ふたつめ。
●新藤のMC、そしてその表情から考えたこと

三重初日にて、その日の感想文にも書いたけど、
ライブ最後の挨拶回りの新藤を、ありがたくもすごく近く*3で見ることができたんだけど。
お客さんでいっぱいになったスタンド席を、じっくりと、目に焼き付けてるように見えたの。「ありがとう!」って叫びながら。

このツアーの今年の公演からかなぁ、アンコールにおける新藤のMCは、この日も言ってたけど、おおよそこんなお話で。
「こないだのツアーのときにも、まぁこのラジオでも話したけど、
やっぱり、音楽やるために田舎から出てきて、やっぱり夢見た光景はこういう、ね、
地方に行って、たくさんの人が俺たちの音楽で繋がれて、待っててくれて、
そのステージの上でやる、その目の前に見えてる光景が、ほんとに夢が叶ったと思う瞬間でした(後略)」

(2019.4.8 カフェイン11より)

この挨拶回りの時間、花道の端っこギリギリまで、出来る限り客席の近くまで来て、
そこで客席(スタンド席)をじいっと眺めながら、この言葉を改めて噛みしめているかのようで。
そのときの表情が、感慨深そうなさまが、いまも脳裏に焼きついてる。

そしたらその翌日、ツアー最終日のMCが、公式のスタッフレポートに載ってたんだけど。

「ギターとバッグを持って旅に出て、その先々で自分らの音楽で繋がった、感じてくれた人たちが待っていてくれて、
そこで演奏するという夢を持って出たわけですが、この今、僕が見ている光景がその夢そのものだなと思いました。
夢みたものが目の前にあることはどんな気持ちだと思う?」
と投げかけ、
「最高です!」とその思いを噛みしめた晴一さん。
18 | 3月 | 2019 | Staff Report | PORNOGRAFFITTI

これを読んで思ったの。
あのときのあの新藤の表情を目にしたことは、
もしかしたら、かれの夢が叶う瞬間を目撃したのと同義なのかもしれないなぁって。


もうひとつ妄想の色が濃い話をしますね。
しまなみロマポルでさ、そのときの感想文にも書いたけれど、
わたしはかれらの夢が叶った瞬間(初日)と、叶わなかった瞬間(2日目)に立ち会ったと思っていて。
そのなかでもやっぱり強烈だったのは、2日目で。
かれらの夢が叶わなかった瞬間、そこに立ち会うのは、とても、すごく、ただただかなしかった。

そして今回、ここで、あの挨拶回りでの新藤の表情を見て、
あぁ、今度はかれらの夢が叶った瞬間を目撃したんだなぁと思って。
なんというか、ファンとして、万感の思いです。


さらには。
横浜2日目の感想文でも書いたけれど、次の東京ドーム公演に関して、
個人的にはポジティヴな気持ちばっかりじゃなくて。
でも、ここでこうしてこの表情を見られたことで、
あぁ、今度は東京ドームで、こうやってたくさんのお客さんがいるスタンドを見渡してほしいな、と思ったの。素直に。
東京ドームでも、こうやって夢を叶えてほしいなって。

www.diskgarage.com


でね、もっというと。
先日、尾道、そして因島を含むしまなみ海道に旅行に行ってきて思ったことなんだけど。

この"メジャーデビュー20年目"の1年間におけるかれらの(ライブ)活動を、おおまかになぞってみると、
地元(しまなみ)でのライブではじめて、
そこを出るときに抱いていた"夢"を全国各地を巡るアリーナツアーで叶えていき、
そして20周年当日、満を持して向かうは、バンド史上最大規模となる東京ドーム公演を2Daysで。

自分たちの生まれ育った島から、大阪をはじめとした全国各地を経て、そして東京を目指す旅。
田舎を出て(それっぽく言えば"捨てて")、自分たちの信じた音楽で大都会のでっかいステージを目指すっていう、
言ってしまえば典型的な、ロックバンドにとっての初期衝動のかたまりみたいな"夢"物語を、
ここで、メジャーデビュー20年目にして、改めてひとつずつ叶えていこうと、
この1年間を進んでるんじゃないかな、と思って。

もしそうだとしたら、そう捉えてもいいのだとしたら、それはすごく素敵なことだなぁって。

それと同時に、その過程を一緒に体感できるって、ファンとしてほんとうにしあわせなことだよなぁ、と。
そしてわたしにとっては、デビューに向けて進んでいた当時を知らないファンにとっては、
そのころを追体験させてもらっているかのようで。

"それでも目をつむって、まだまだみんなと夢のなかにいたい"

2013年〜2014年にかけて開催された、13thライヴサーキット"Love E-mail From 1999" のオープニングより。
もしいまもかれらがそう言うのならば、わたしは一緒にそのなかにいたい。


そしてそう考えてみると、東京ドームで「Jazz up」を、もっと言えば1曲目に聴けたら、
それは感慨もひとしおだな、なんてね。*4

土生港から 海ぞいの道を
初恋を乗せて ペダル踏んでた
乱れた呼吸 さとられないように
246から渋谷にぬける今の僕と何か違うの?
そう考えると ずいぶん遠くへ来たみたい
(「Jazz up」)


* * * * * * *


というわけで。
かれらの魅せてくれた"最高傑作"に対して、これがいまのわたしの精一杯です。
次のライブもいつものように、そしてこれまで以上にたのしみにしてますね。
いつもありがとう。ずっとだいすき。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

*1:元ネタ(?)は若干会報で触れられてたけど。それが「ヴィンテージ」物なのかなぁ…とは思ってる

*2:そう見えたのはWOWOWで見られたタイミング

*3:アリーナ2列目端っこ

*4:前回の1曲目だったから、可能性は低いのかもしれないけれど