やべーやべー、忘れてないよォ
とはいえ3月はそんなに読めてない、、、
* * * * * * *
- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 文庫
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あぁ、やっと買えた。手元に置いておけた。
いろいろな主人公のそれぞれの週末を描いた短編集、そのなかの「海沿いの道」というお話、これがわたしにとっては特別で。
主人公は前日の晩に行ったライブが原因で耳鳴りがしてるんだけど、
話の冒頭からきちんと描かれている、それに伴う動作も感覚も思考も、なんというか、そういうのひっくるめたその感じが、
もうめっちゃわかるんだよなぁ…わたしもライブに行くとたいてい終わったころには耳鳴りしてるからさぁ。
柴崎さんも、ライブ行って耳鳴りしたことあるって言ってはったもんなぁ。やっぱりご自身の経験があるからこそなんだろうなぁ。
でもわたしにはこんなふうに言葉で表せなくて。
だからこそ、「もうめっちゃわかる」って、そう感じる言葉を見つけたときにはそのぶん一層大切にしようと思うんだ。
そしてP.136の最後から数行目よりはじまる一節、これがもう、、、なんというかわたしの取扱説明書に載せてほしいくらいやわ。
わたしはその感覚をなんとか置いておきたくて、どうにかして留めておきたくて、そしていつでも再生できるようにしておきたくて、
その手段として、ここにこういうふうに書いているんだよ。
- 作者: 川上弘美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/08/28
- メディア: 文庫
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(再読)
BRUTUS(ブルータス) 2017年 3/15号[新しいティーカルチャー。]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2017/03/01
- メディア: 雑誌
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コーヒーは牛乳と合わせたやつ(オレとかラテとか)しか飲めないので、必然的に紅茶を選ぶ機会が多いんです。
もっとも、春夏秋冬四六時中飲んでるのはお水か白湯なので、お茶も毎日飲む訳でもないんだけど、、、
まぁ『BRUTUS』が特集するなら!と本屋さんで手にとってみたが最後、そのままうちの本棚に並んでいます。
目玉は世界のティーカタログ!圧巻。この世は知らないことだらけ。これ持って伊勢丹とか紀伊國屋とか行きたいなぁぁぁ
ティーバッグに関する細かすぎる話のページも面白かった。こんなページがあるのが『BRUTUS』なんだよなぁ
紹介されてるお茶のなかではスパイスティーが気になったんだけど*1、
まず手に取ろうと思ってるのは和紅茶。近くで生産されてるみたいだし、飲みたいなぁ
と言いながら、ここまでのお供にはこないだカルディで買ったさくらほうじ茶。
頂いた和菓子とも甘納豆とも合うんだなぁ。美味しい。
『BRUTUS』、どの特集でもたぶんまぁまぁコアなところまでつっこんでるんだろうなと思うけど、
それに伴ないがちな排他性を感じさせず、かといってただ平易な文章というわけでもなく、
その具合がすきです。だから大体どの号でもたのしく読めるんだー
さっそくこの次の次の号も買ったんだよーなかなか残ってなくて本屋さん巡ったよ。
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2017.4.8 追記
あぁ…不覚…もう1冊抜けてた……再読です
- 作者: クラフト・エヴィング商會
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/04/08
- メディア: 文庫
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2回目を読んで思った、この本にはなんだか…よくも悪くもぞわぞわさせられるぞ。
未知の領域を刺される快感はあるんだけれど、それとともに開けてはいけない扉を開けるような、そういうこわさがある。
だからかな、通勤電車で日日少しずつ読んでると、ときどき物理的に開くのがこわくなることがあるんだなぁ。
たぶん一気に読むのに適しているんだろうな。でもたぶんまた読むと思う。いつかね。
*1:もともとチャイだいすき、たまに自分でシロップ作るくらいに