- 作者:サマセット・モーム
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: 文庫
たぶん大学生以来の再読。
当時モームを知ったばかりのわたしは、すぐ手に入る本を夢中になって読んでいたところで、
この本が圧倒的に面白かったと感じたことを覚えている。
…その割にしばらく読んでなかったけど。長編ゆえになかなか手が伸びなかった。。。
そして今回読んでみて、やっぱり面白かった。お見事、とすら思う。
とはいえ、時代感覚にちょっと閉口したところがあったのも事実。そう考えるとこの何年かでの自らの変化を実感した、なぁ
「この本は課題図書」
この帯の言葉に全文同意してる。
わたし個人にとっても課題図書だと思う。ひとりの大人として考えないといけない種が、アップデートしないといけない感覚が、
こんなにもたくさん存在しているという事実を突きつけられてる。
振り返るとその重さや大きさにプレッシャーを感じることもあるけれど。
それと同時に、帯によると既に50万部発行されているようで、
もしかしたら同じように思っている人がそれだけいるのかな、と心強くも思っている。
そういう社会で生きたいです。そしてそこにいるための教養は身につけたい。身につけるための努力は惜しみたくない。
- 作者:川上 未映子
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 文庫