Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

<2021年7月〜8月の読書記録>

というわけで読みかけの本が積まれておりまして
7月から読んでたもので、7月中に読了したものがなかったので、8月と合算しますね(もうなんでもあり)(…)



たぶん前にも書いた気がするけれど、モームのお話はするする進むなぁ
とはいえ読むたびに刺さる箇所がちがってくる
これをどうやってかたちにしていくか、よ



わたしのなかに、夏子もいるし、善百合子もいるし、遊佐もいるし、仙川さんもいる。そして巻子も、緑子も。みんないる。
…紺野さんだけはいないかもしれない、でもそれは環境の違いによるものかもしれない。
そんな読書体験ははじめてだった。

自分の子どもに会いたい、か。なるほどなぁ。


それにしても、夏子はほんとうにすごい。
自分がどうしたいのか考えて、ひとりでまとまらんときにはほかの人に話をして、
ときにはその相手との関係が(一時的にであれ)悪くなるとしても、それでも自分の考えを話して、決めていく、自分のことを。

もしかしたら、時限的な制約があったから動けたっていう面もあるんやろうなと、推測はするけれど、
それでもそこで「そういう機会がなかったから」「運も縁もないってことはそういうこと」と結論づけるんじゃなくて、
自分がどうしたいんか、そしてどうやったらそこに近づけるのかを考えて、行動してる。
そのことがほんまにすごい。そう思うと、わたしは自分のことをそこまで考えたことがないのかもしれん。

考えなくて済む人がほんまに羨ましい。そういう状況に陥れる人がほんまに羨ましい。
もちろんそんなふうに見えてるだけで、「そういう状況」でそれぞれがそれぞれなりに考えてはるんやと思う。
けど、わたしには「そういう状況」に陥ったことがない。
そればっかりはどうしたらえぇのん。

…夏子はそこで考えて、こうしたいって気持ちに気づいて、決めて、行動してるんよな。
近くの友人*1もそう。
…これ、こないだ読んだ『ビジネス・ゲーム』と同じなのかもな
「やりがいは二の次。もちろんやりがいがあるほうがいいけど、みんな生きてくために働いてるんだよ」


二部構成で文庫本だと650ページ超、ちょっとハードルが高いかもしれないけれど(わたしがそうだった)
機会があればぜひ読んでほしいなぁ。
きっとちがう感想を抱くだろうから、それだけの器をもった作品だと思うから、ぜひあなたの感想を聴いてみたいなぁ。


別の話。
並行して別の本を読んでいて(読了していないのでまたおって)
その本のタイトルは『戸惑う窓』
『夏物語』の第一部で窓の話が出てきたとき、はっとしてしまった



つづ井さん、とてもかわいい…
お洋服やサンダルに、おそらくそのときの気持ちを表す英単語を描いてらっしゃるんだけど、デフォルトが「HAPPY」なんだよね…素敵としか……

*1:と言ってもいいですか///