Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

高橋幸宏 with Dr.kyOn,高田漣 "想う壺音泉!" (140923)

iPhoneのメモひっくり返してたら、去年書いた感想文が出てきて、
まぁこれはここに載せる形で記録しといてもいいかなと思ったので、載せとく
その場で感じたこと、まさに感想のみ、セトリも載せられてない(…)

* * * * * * *

ふわぁーーーーーあれは何処だったんだろう。前から3列目、幸宏さんと漣さんの真ん中で、上下前後ろ右左、まるっと幸宏さんのオーラのなかにいたんだとおもう。おもう。

* * * * * * *

幸宏さんがはじめられたトリオユニットシリーズ、ましてや漣さんとDr.kyOnとのトリオで大阪に!いらして!くれると!聞いて!
どんなイベントでも当然行きますます

この日は6組の対バンというかフェス的なイベントで、ただ体力的にもずっとはいられなかったので、ほとんど幸宏さんのユニット(5番目)しか観られず。。。
会場内はエリアフリー、前方エリアはスタンディングになってて、前に行きたいお客さんがアクトごとに入れ替わる形でした。
その入れ替わりに乗じて前へうまいこと行けて…それまでのお客さんとは明らかに客層が違ってた。笑
セッティングは真ん中に幸宏さん、上手に漣さん、下手にkyOnさん
漣さんと幸宏さんのちょうど真ん中狙いで、前から3列目まで行けました。

いやあもうこれはまさにトキメキですよね。サウンドチェックで漣さんご本人か出てらした時点で固まるよね。
こちとら気づいたら、幸か不幸かセットされたマイクの向く先にいたんだもの。。。(いや幸です)
そしたらはい漣さんのギター生音よ、アンプ繋いでないやつよ。はぁもう
黒いジャケットにグレーのパンツ、Tシャツはくるりの新譜ロゴ入り黒T(ツアーT)(音博行きたかった…)だった。靴は黒でエナメル風。

そして、「セッティング15分押し(幸宏さん)」で出てこられた幸宏さん、距離は2mもないくらいで
こんなに近くでお目にかかるのははじめてだったんだけど、ものすごく小柄で細身でびっくりした。
それでも先述の、なんというか雰囲気は圧倒的で。

幸宏さん「(セッティングが押したから)曲は削りませんけどMCを削りますよ。
気心知れた二人だから、もう僕がなにやるかはわかってるでしょうし。
いや、心の中では"幸宏なにやるんだろう"って思ってるかもしれないけど。笑」
「前のトリオ(ホリーと佐橋さんと)のときはもういい加減にしろってくらいしゃべりましたからね。笑」

はじまったらもう漣さんのギター(しょっぱなからストラト!)の音に、安定の、もう何度目かわからないけどトキメキ。
これが、このきゅんきゅんする感覚が、出会えてからもう4年経ってもまだやってくる。
そして腑に落ちた感覚、ああこれが"ギター"という楽器の音なんだって。わたしのなかでの基準になってる。

幸宏さんの声、そこに乗るおふたりのコーラス。
幸宏さんのカウント、あれはリズムマシーンというやつなのかしらん、
それを押すときの仕草、そこから流れてくるのは紛れもなく幸宏さんのリズムで。
kyOnさんのアコーディオン!なんとも独特な響かせ方、これは残響というのかな。

そしてなによりもしあわせだったのが、幸宏さんと漣さん、だいすきなおふたりの目配せが何度か、そこからはじまる音楽。
ぜひぜひこれをまた、何回でも目撃したいから、どうかどうか出来るだけ長く、続けてほしいなぁ
(そしてもしそれがpupaなら、わたしはもうなにも言うことはありません。スペシャル。)

#nowplaying

Anotherday for "74ers" ♪ ポルノグラフィティ

だいじでたいせつで、代えのきかない唯一無二のところに置いてる曲だから、だいじな日にしか聴かないって決めてて、
6/22と今日6/23は何年経ってもその日に当てはまるので、いま久しぶりに脳内でなく音源を再生してて、
そしたら改めて、音楽としてなにからなにまでぜんぶ丸ごとすきで、好みで、ちょっとびっくりしてる
個人的理由…あの日の記憶に繋がってるから、それだけでもだいじなんだけど、
それだけでなくて音楽的にも、まさにすきなものぜんぶのせで、
いまに通ずる音楽の好みもこのときに出来てたんだなって、おもった

シンセサイザーではじまって(このメロディーがもう宝物だよ)、次に乗っかるはベースライン、
あのさぁ、このベースはね、曲がリリースされてから11年以上経って、
わたしも不勉強ながらに何人かの素晴らしいベーシストを知ったけれど、
きっとこれはTamaちゃんにしか弾けないよ、これは誰でもない、Tamaちゃんだけのものだと思うよ
次いで出てくるシンセサイザーとの追いかけっこ、行ったり来たりにうっとりするしかない
そのあとに登場するギターがね、ギャンギャン言ってるんだけどどこかお行儀がよくて。笑 新藤のギター。
その後ろ…というかもはや隣で、はっきり鳴ってるのはTamaちゃんのベース。そしてまたベースパート。すき。笑
最後に乗っかるは岡野の声、ああこれよこれ、このひとの声がすきだからはじまったんだなって、
ほんとにもう何度目かわからないけどまたおもう。
意図的に抑揚をつけないうたい方、そしてボコーダー通してるからこそ、
より一層声、声質、声色自体が際立ってるのかもな。そのうたい方もね、なんというか、そそる。(…)
だからさぁ、こんなにベースが跳ねてるのにぜんっぜん踊れないの、
音楽を受け取るのに必死、クラップするので精一杯、感激でいっぱいになっちゃう。
以前(ほんの数年前)はこの曲聴いたら100%の確率で涙が出てきてたんだけど、これはそういう理由もあるのかもなぁ

この曲、世界中でだれよりもいちばんだいじにしてる自信がある、かもしれない、
って言っちゃうくらいには、わたしのなかで別格で、桁違いに、とくべつな曲です
もっかいライブで聴きたいとはほとんど思わないけれど、このCDは棺桶に入れてほしいとおもっています

ラック       (CCCD)

ラック (CCCD)



追記
とか言っといて、

ふとiPodの画面見たらスペル間違えてて吹いた

飽きもせずに夢を見る

ちょっと前の話になるけれど、下記はこのインタビューを読んで、
ポルノちゃんに(勝手に)当てはめておもったこと。
とはいえポルノちゃんはともかくとして
日本のポピュラーミュージックに興味を持っているかたは、読んでみてほしいです。
長いですがそのぶん、なんというか、単純に感心しました。ここまで言葉にできるのはすごい。


クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」


* * * * * * *

過剰に褒めるばかりになることをなによりも恐れている
だってそうするとなんだか正当に評価することができなくなりそうで、
"いま"についての正当な評価なしで、ただ昔からすきだからって、それだけですきでいるのはなんだかいやで、
これなんでだろうって、それはやっぱりかれらに失礼だとおもうからで、
"いま"を更新しつづける"現役バンド"でいようとしている(ことを常常口にする)かれらに対して

だから"いま"思ったことをなるべくそのまま書いていきたい、プラスの感情を抱いたときもその逆もどちらも

* * * * * * *

自分のやりたい、理想の"バンド像"をはっきりともってて周りに伝えられる、
つまりセルフプロデュースできる新藤がいることは、
そしてそれを新藤が(おそらく結成時から)ずっと実行してきたことは、このバンドの強みなんだとおもう

そしてきっと他のバンドよりいろんな点で恵まれてきてて、
そのぶん作られた枠も求められるものも厳しいなかで、
自分たちでバンドとしてなにができるか、それを必死で考えて行動に移している
「バンドという形態が古くなりつつある」なかで、現役のバンドとして「過去の人」にならないように、
精いっぱい考えうる範囲のさまざまな方法でやってきてる、と思う

かれらなら大丈夫なんじゃないかって、
安住はしたくないし、厳しい世界、そんなことしていてはいけないとは思うけれど、
安心はしてもいいんじゃないかなって
安心というか信頼かな、そこは信じてみても大丈夫なんじゃないかって

もちろん、出てくるもの届けられるものが音楽的に"気に入る"かどうかは別の話ね。
そこはそこで自分に嘘をつかずに感じていけるように、
こちらも勉強して、なによりいつもアンテナを掃除して、感度を上げていたいとおもう。よ。

まなざしのボルテージ 熱くしながら

どもども、やっぱりご無沙汰ですなぁ まぁもう気にしないって決めてるからいいんだけど
近況としましては、4月頭から期限付きではあるもののとりあえず働きに出ておりまして。
やることないとだめね、金銭的にも精神的にも
(もっとも、いまは初めの給料すら入っておらず貧民極るばかりですが)

とか言いながらこんなこと書いてどーすんのって感じですが。
なんとなく、今年もライブ行ってるんだぜーの巻
メモ書きになるけど、手帳には簡単にメモ残してるんだけど、こっちにも残しておこうかなぁという気分

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

2015.3.22
安藤裕子 LIVE 2015 "あなたが寝てる間に"
@ 森ノ宮ピロティホール(大阪)

公式さんから頂いてきたセトリを貼る

01 森のくまさん
02 大人計画
03 Live And Let Die
04 RARA-RO
05 TEXAS
06 You
07 うしろゆびさされ組うしろゆびさされ組 カバー)
08 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-(YMO カバー)
09 鬼
10 人魚姫
11 はじまりの唄
12 レガート
13 73%の恋人
14 青い空
15 世界をかえるつもりはない
16 サイハテ

EN1 問うてる
EN2 地平線まで
EN3 都会の空を烏が舞う

もうめっちゃたのしかった!ねえやんのライブでこんなにたのしかったのはお初かもしらん!
なにがって頭からもうビートの効いた曲、ノリのよい曲が並んでて、
座って聴くのがほんともったいなかった!!!
そしてM03は昭乃さんのコーラスーーーーはああああん耳に残ってる蘇る!の!

って言ってたらM07でねえやんからスタンダップの号令!ハイそりゃあ踊るわ!歌うわ!
そっからの!!M08!!!胸キュン!!!(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`) わかった瞬間ちょっと泣いた
まさかライブで聴ける日がくるとはー!原曲もカヴァー音源もだいすきで、
ずっと聴いてるんだよーーーだから音源より声がのびてくのがよくわかった!

ねえやんは最後のほうのMCでこう言ってた
「昔、"十年一区切りだ"って言われたことがある、でももう12年やっちゃった。
考えてみたら、10年目までは自分のために唄ってた。足りない足りないって。
でもそこからあとは、人のために唄うようになった気がする。
自分のためだけに唄ってたら、10年目以降は唄えてない。
自分のために唄うのはもうお腹いっぱいだし、誰かと楽しみたい」って

ヒカリング(その名のとおり、ペンライトならぬ指輪型のライトをグッズで売ってたの)(売り切れで買えなかった)も、
そしてこんな曲たちも、そのかたちなのかなぁって

そんでもって、そのあとの曲が「鬼」
だいすきでだいじで、何度も助けられてきた曲なんだけど、それだけでなく感激した。
なんでって、ねえやんは過去曲の扱いがうまいなぁ
(…いや、あのおっさんらが下手すぎただけかもしらんけど。。。)

今回はアルバムの"レコ発ツアー"だったんだけど、
これって以前のアルバムの最後の曲で、いわゆる"ヘソ"となる曲なのね。
あっ、そのあとの「はじまりの唄」もそうかも。(ベストアルバム収録の新曲だったけど)

それをちゃんと昇華して、うたい続けてる。以後のアルバムツアーでも効果的に使ってる。
これからもうたいつづけてくれたらいいな、また聴きたいんだな

最後に。ねえやんのバンドツアーは2012年以来だったんだけど。
毎年やってるアコースティックツアーは、なんというかそれ自体が生きる(live)ために必要な、もはや呼吸みたいなもんで
ねえやんのバンドツアーは、まさに字のごとく「音を楽しむ」ためのもの、なのかもなぁ
それはわたしにとってそうだなぁって思ったし、もしかしたらねえやんにとってもそうなのかもなぁ
また行きたいぞ!呼吸もいるけどたのしみも欲しいぞ!わがまま!

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

ちなみにこちらも行きました。
2015.4.11 でんぱ組.inc "WWD大冒険ツアー2015 〜この世界はまだ知らないことばかり〜
@ アルファあなぶきホール小ホール(香川)

しかしアイドルの現場って、、、感想になに書いたらいいのかわからんぞ!w
無我夢中でねむきゅん色サイリウム振って(大閃光の翡翠はうつくしいな!)、
光量落ちてきたら次の出して折って(しかし4本持ってって1本光らなかった…)、
染め曲があったら必死で別色探す(1色、持ってたのにその場で見つからずに折れず仕舞い…)、
その繰り返しだった…(^ω^)
席は1階の後ろ寄りで、小さいホールだったから近かったんだけど、さらにきゅんちゃん寄りだったんだけど、
体調が悪くあまりよく見えず。。。
近くにはミドリウムもおらず、ミントグリーンのサイリウムはぱっと見わたした限りなかったし、
なんとなくレスもらった…ような気がしてるので、そう思っとこう。笑

あっセトリがねぇ、これはわたしみたいな初心者ファンが歓喜するセトリだわ、そこがちゃんと考えられてたセトリ
はじめてのホールツアーだもんね、盤石の布陣というべきものでした
わたしは「W.W.D」きっかけ(2013年春ごろから)で、現場は武道館しか行ったことなくて。
武道館でイントロどんで号泣してしまった某曲が、聴きたかったかたちで聴けたので感無量でした。
(まだツアー中なのでセトリは書かない〜そうそう、その辺の感覚もアイドルの現場は違うのかな…?)

こっちもまた行きたいな!来てね!!みりんちゃん!!!おかえり!!!!

最後ひとつは…お前なんかに教えてあげない

数日前に「ポルノグラフィティ全曲ソート」とやらを見つけた、ので、早速やってみた
(ちなみに30分くらいかかった…700問以上…)

1位が多すぎわろた、しかしまぁ大当たりでござる
だってこんなの選べない〜迷わず「引き分け」選びますわ




ちなみにシングル曲だけバージョン。

こちらもバレてる。惑ワ不効果かな、いたちが上位ねぇ
そうその惑ワ不Blu-ray、本編はまだ観られてない。。。
予想はしてたものの、実家暮らしではちゃんと観る時間がこんなに取れないとは。。。

ずっと変わらない距離で二人は居られる


こないだアルバム『∠TRIGGER』のことを書いてみたこともありまして、
そんでもって12年前の今日、2003/2/26、4thアルバムのリリース日でしたよねっと

というわけで、はじめて買ったポルノちゃんのCDである
ポルノグラフィティ 4thアルバム 『WORLDILLIA』も改めて聴いてみようかなと思ったんですが
ぜんっぜん冷静に聴けない!笑

ポルノちゃんのアルバムのなかで、アルバム通していちばんたくさん聴いたのはこれです、
思い返せばアルバム全体からストーリーが感じられる気がして。

…もうこれすらも思い入れフィルターのように思えてくるわ、お手上げです。苦笑
あぁ、「惑星キミ」は当時からずっとすきで、仮タイトルが「テクノ」だったそうで、
やっぱりこういうのが好みなんだなぁと思う…くらい…苦笑

ってそれなんよ、こないだTwitterで見かけて、数年ごしでやっと腑に落ちてさ、
もうね、打ちのめされてるわよ。己の観察力理解力のなさに。

以前に、「岡野のつくる音楽が変わったのはいつからか」って話をしてて
その子は「『ROLL』で一発で変わった、あそこでパーンとひっくり返った」って言ってたんだけど、
わたしは「えー、『WORLDILLIA』あたりだと思う、だって『惑星キミ』とか、ほら『ヴィンテージ』とか、まさしくそうじゃない?」って

そのときは「うーんそうかなぁ」で終わってたんだけど、あの子の言ってたことに全力で頷きたくなってるいま

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

上でわたしの挙げた2曲って、すごく閉鎖的で
たとえば「朱いオレンジ」、「素晴らしき人生かな?」や「音のない森」と兄弟なんじゃないかなとおもう
「惑星キミ」で言うと、「出会いなんて 星の数だけあるなんて言うけど〜」のくだりなんて、まさに"君と僕だけの世界を作ろうよ"ってことで
「ヴィンテージ」は「世の中で語られる恋愛の類ではない」って歌詞にもあるけれど、
そういう類のもの以上に濃密な二人だけの関係(歌詞では「愛」と呼んでこそいるものの、そういう関係)、
なんだかそこに"陥る"ことを相手にも求めている、ようにみえる

それって、一見相手(君)との関わり合いを強くするために自らを開いているようだけれど、
そうやって二人で、二人"だけ"の世界へ行こう、ってもはや排他性を孕んでいて
いうなれば、世間とは別の"世界"へ、ほら、内に内に入っていこうって言ってるようにみえる

それらに対して「ROLL」はすごく開放的。サウンドからしてそう、大サビの突き抜ける強さ。
歌詞も然り。「大きな時の流れの中で僕は何を手にしたんだろう」「独りよがりの愛情は君に届かずに彷徨った」
だってほら、自分の愛情を"独りよがりだ"って認めて口にするのって、すごくパワーが必要なことだよ。
そしてサビで放たれる「愛してる」「僕がすべて抱いてあげる」の威力は言わずもがな。

ちなみに、これは昔からなんとなく思っていたことだけれど
先に挙げた2曲については、どことなく、かれらとわれわれファンとの間柄をうたっている…ようにもみえる
それに比して、「ROLL」はもっと広い大きな愛のうた、恋愛というよりも、愛のうたなんじゃないかなぁ、と

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

んあーーーくやしいけれどまだまだだね、足りてない
知ってる、読んで聴いて読んで、感じて考えて書き散らすしかないのよ
というわけで、これからも種種障りのない程度にお付き合いくださいまし

足元を照らしてくれる 光のように輝いてる

最近、気になるブログを見つけて、過去ログを遡って読ませてもらっている
ちょうどわたしが宙ぶらりんで、ほとんどついていけてなかったころ(2009年後半〜2011年後半ごろ)のことが
すごくよく書かれていて、とても新鮮。

その時期って、一言でいうと、まぁすきじゃなかったんだよね。
(※その前にもそんな時期はあったけれど、ここでは上記の時期のはなし)
たとえばその、アルバム『∠TRIGGER』のころ(2010年3月リリース)とか、アルバム買っても露出は全然追いかけていなかったから、
このアルバムが「"ポルノグラフィティ"を自ら先頭に立ってやっていこうと、
サウンド面で本来なら当然自分たちで引き受けないといけないところを、全部自分たちでやってみた」
「楽曲自体は自分たちのものだけでいこうって決めた」うえでつくられたことは、
2013年のシングルベスト発売のときのインタビューで、そこではじめて知ったかもしれない。

たぶん当時、まずは聴く前のこっちの、ファンとしてのコンディションがよくなかったんだろうなぁ
素直に、「すきなアーティストの新しい曲」として、ポジティヴな気持ちで聴けてなかった。
ましてや実際に聴いてみたら、当時も書いてたけど、そのときかれらが表しかったものと、わたしの聞きたいものが合ってなかった。
その差の大きさに打ちのめされて、このアルバムを受けつけられなかった。ほらそうだわ、「∠RECEIVER」になれなかった。

そんでなにが言いたいかって!w
そのころの曲をいま聴くとね、いまはすごくよいテンションだからさぁ、
「あのころはいやなファンだったなぁ」「あのころはつらかったなぁ」って
あのね、、、そのころの曲に触れるとまずそういうのが浮かぶし、下手したらそれしか浮かばないの!w
たとえば、つま恋ロマポルそして惑ワ不でのたそロマがそうだった。。。
(たそロマは先述の時期の曲ではないけれど、リリース当時にはまったくわからなくて、、、
当時はそれを「嫌い」なんだと思ってたけど、たぶん理解することを投げてた。まぁこの曲は厨房にはわからんかもしらんけどさァ)

いまそれがめっっっちゃくやしい。ほんとにいや。笑
(…いやって言っても、もうそれもファン人生の1ページなんだろうけどさぁ。。。)
だからいま、ちゃんと聴きたいの。きき残してきたかれらの音楽を、すきなミュージシャンの楽曲として聴きたい。

そしたらインターネットすごいね、当時逃してたインタビューが出てくるんだね。それらを読んだの。
合わせて昨年買った「PATi▶︎PATi COMPLETE BOOK」も。
その前には先述のブログを読ませてもらって。
そうやって情報を得ると、いまのわたしには、当時のかれらの音楽がすごく興味深くおもえた。
「かれらがこういう心持ちでつくった音楽を聴いてみたい」と素直におもえた。


というわけで、今更にもほどがある、ポルノグラフィティ 8thアルバム『∠TRIGGER』感想。

* * * * * * *


「∠RECEIVER」
たしか、この曲が最初に聞いたアルバム曲だった。NHKの「Songs」かなぁ
言われてみれば、この曲が全然わからなくて、そこからアルバム全体に対して拒絶反応を示した記憶があった。
これはまずBlues Harpの音が苦手だったのもあるんだろうな。…某曲を思い出すから苦笑

いまは当時と比して断然、わかるとおもう。表したいことが。あぁ5年経ったんだな

なにかの事象があったとして。それに対してリアクションを起こすその前に、まずは過不足なくその事象を受けとること
「とにかくきちんと受けとってさえいればいい。その後までは別に…行動するのでもだんまりでも関係ない」んじゃなくて、
「その事象を無視しないことや、それに反応して行動すること。それらの無作為や作為自体が大事なのではなくて、
まずはその事象をまっとうに受けとめて、自分のなかで消化すること、リアクションはそれが出来てはじめて起こすものではないのか」
「その受けとめが適切に出来ているかどうか、いま改めて見直したい」
こういうことかなって、いまはおもう

水の音が印象的。コーラスを岡野の声だけで入れてるのも然り。
岡野がすごく自信もってうたってるようにきこえるなぁ
同じように、アウトロのギターに新藤の気持ちが込められているようにきこえる

アニマロッサ
これもコーラスが。これは当時からすきだった。ちゅーる、ちゅっちゅちゅーる、とか「君の為に僕は居るから」の味付けとか。
これもヴォーカリストとしての表現の幅だよねぇ。
ときどき顔を出すベースににやっとしてしまう

瞳の奥をのぞかせて
ヴァイオリンもストリングスも印象的だけれど、イントロでびっくりした、シンセサイザーも効かせてるのねぇ
ギターソロ、というか間奏が、ヴァイオリンの流れるような美しさとは対照的な絡まり具合
大サビ前の「こぉんなにも」の歌い方の男らしさよ、こんなにも"女言葉の"歌詞なのにね。

「ネガポジ」
この曲もね、苦手。笑 どこがって歌詞が。。。
曲はめっちゃ好みのタイプなんだけど、それを打ち消すくらいには歌詞が苦手w
あとは…コーラスが…女声コーラスが基本的に苦手なんだよなぁ(′・ω・`)

でもそうだよね、「アルバム全体としての曲の割合を、日々考えていることの割合に近づけた」んなら
そりゃあ新藤も岡野もこういうことも考えてるでしょう。と思うファン。
曲は、ライブでバンドでやってる演奏(の記憶はある、つま恋や幕張の)よりも、
音源の思いっきりプログラミングで作り上げてるほうがすきだな。

クリシェ
これは当時からぐっときてた曲で。一発で歌詞にハッとなった記憶がある。
…恋愛の曲として受けとってぐっときてたつもりはなくて、
上記の「ファンとしてよい状態でなかった」ってところに依るところの解釈が大きいんだけど。

とりわけ「街頭ビジョンから 流れるヒットソング あの頃の曲はない」って、
ただその言葉に、その言葉が岡野の口から放たれたことに、
愕然とした、というべきかもしれないほどの衝撃を受けたのは覚えてる。
だってたとえばほら、「ビジョン」って音がさ、
これ、かれらの記念すべきデビュー曲(結果的に大ヒット御礼)の歌詞にも乗ってる単語(音として、ね。意味は別の語だけど)じゃんか。
そして、そこまで考えて、そっかそうだよね、って自嘲気味に納得したことも
とにかく、そのころからサビは空で歌えたくらいには印象にも記憶にも残ってて。

いま思うと「会いたくて 恋しくて どうにかなりそうで」って、この歌詞、
アルバム全体のなかでちゃんと歌える箇所がここだなんて、ね、なんて皮肉な。笑
チェロの存在感、かれらの音楽ではヴァイオリンがきき慣れてるのもあるのかな でもたしかにチェロの低めの音が合ってるとおもう

「IN THE DARK」
んーーーなんか曲が薄っぺらく聞こえる…かなぁ。(これはもうわたしの好みだよ!)
音数、、、なのかなぁ もうちょっと低い音が入ってたほうが合いそうな。このベースラインすき。
歌詞のテーマがとても新藤らしくって、だからこそそれと曲が合ってない気がしてしまって

「Introduction〜迫リ来ルMONSTER〜」
当時はなんでここにこれ入れたのかわからなかった。過敏だったなァ
でも今回、新藤のインタビュー読んで納得、モチーフはMJの「Black or White」なんだって。
「こういうのを僕らが現代の日本人としてやるなら、こういう形だろう」と思ってつくったんだって。なるほどなぁ

「MONSTER」
こういうギターすきー!特にAメロ、じゃかじゃかジュクジュクいってるやつ
これ新藤曲なんだね。もう立派なポップス職人じゃないかなぁ
あと、歌詞カードにはBメロのコーラス入ってないんだねぇ

「この胸よ、愛を射よ」
はいトラウマーーー(失敬)
うーん、結局はまだここまでおもえないからなんだろうなぁ
「この身を差し出しても 安らかな眠りを君に」って、そんなことしたくない、
だってそんなことされたくないから、あなたがいないと意味がないことがたくさんあるもの

ただ、おともだちによいこと教えてもらって、大サビが読めるようになった。サポーター万歳、そしてありがとう。
大サビ前には鐘の音が入ってるんだね。はぁ(溜息)、徹底したラヴソングだなぁ

「曖昧なひとたち」
あああああああああ新藤のスライドがもうめっちゃかわいいなぁ!
ほんまにかわいらしい!おいこれは生で聴きたいぞ上手い下手でなくやってくれください
あとは岡野が岡野だなぁ、この曲とこの歌詞を組み合わせるってのは、岡野だなぁ

「光の矢」
ああ、思い出した、兄弟大爆発の曲だ。笑 そうそうすごかった、客席をものすごい勢いで置いてっちゃうのねぇ こっちはむふふってなるのよ
それ思い出すと、音源はやっぱりさっぱりして聞こえるわねぇ
でも村石さんのドラムのどっしりした感じもすきだな、ネギちゃんのベースも好きだけど、もっと暴れてほしいーーー
これもコーラスが岡野だねぇ、ってもしかしてこのアルバムは全曲なのかな?とても耳に残る

今宵、月が見えずとも
個人的に、この曲はライブでジャンプ&クラップはちがうと思っているんだけれど
この流れにいると、イントロで跳んじゃう気持ちがわかるかも。少なくともサビとそのあとは跳びたくなった。
完全な余談、これと「Love too, Death too」と「2012Spark」は、もっと推していこうと思う。世間に。

「ロスト」
この曲も、リリース当時からすごく気に入ってたアルバム曲。
去年、日常でふと頭に流れてきたことがあったなぁ。それくらいには残っていた。

…やっぱり名曲だった。大きな曲だ。素直におもう、あの、えっと、わたしの気持ちものせさせてもらっていいかなぁ
加えてすごいなとおもったのが、アウトロの最後もさいごに、のちの「2012Spark」の元となるメロディを入れてたこと、ここ。
「ロスト」という曲の最後に、新しい曲の種を蒔いた、その意味


* * * * * * *

「これまでの10年間で、置いてきたもの、失ってきたものがあるなら、それを取り戻すツアーにしたい」

これ、ロイフラのプレライヴで岡野が言ってたこと。
…わたし、いまはそういう作業をする時期なのかもしれないな。
だからいますごく「∠TARGET」ツアーのDVD(買ってない)が観たい、いまなら観られる気がする

…でもさぁ、これ追加公演の映像がついてるんだよねぇ。。。
まったくの個人的な話ですが、このツアーの追加公演がファン歴で最大のトラウマ。。。
(初めてチケット取れなくて行けなかったライブ、そしたら「いつか聴きたい」とめっちゃくちゃ思ってた曲をやられた)

もっとも、DVDに収録されてるのはマシンガンだから大丈夫かなぁ…いつか『EXIT』(シングル)買えるかなぁ、カップリング聴きたいなぁ

* * * * * * *

というわけで、上記の流れのままに「PATi▶︎PATi COMPLETE BOOK」も読んでいます。
音楽雑誌をちゃんと買っていた中高生のころ、まぁお値段も含めて「B-PASS」派だったので、
こっちはあんまり買ってなくて、つまり読み返せてなくて、進まない。笑
あと、もちろんはじめのほうの読んでないところにはうわああああそうだったのね、っていうのが多くてさ。

新曲たのしみだな、「見んさい」「聞きんさい」のような「歌いんさい」要素をどうやって入れてくるのか見ものだな、むふふ(^ω^)