Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

ポルノグラフィティ 19thライヴサーキット “PG wasn’t built in a day” @ さいたまスーパーアリーナ(240210)

ツアー3本目、さいたま初日!
スタンド200レベル正面エリア13列より。




最初から完全に私ごとですが、この日は誕生日でして。
21年ファンやってきてはじめて、自分の誕生日にポルノのライブ。うれしいな、ゆめみたいだな。いま思っても。

だからライブ前、自名義が管理番号でおそらくスタンド200レベルだと分かったときには、まぁまったくがっかりしないわけではなかったけど。
最後に写真も貼りますが、PA裏のエリア上手側、上手下手でいうと、しゅんたくんとみなちんのちょうど間くらいかしらん?
そりゃあ距離はあるけど、見やすい!ひとつ前がアリーナ後方だったからなおさらに。
ツアー中に1回はスタンド正面エリアに入りたいよなぁ、と改めて。



オープニング
演奏ではなく出てくるタイミング、というかそこまでのテンポがよくなってた…わかりやすくなってた気がする。
鼓笛隊バージョンみたいな(スネアの音が聞こえる)センラバのイントロにて、
新藤が出てくる〜fu!!fu!!
岡野が出てくる〜fu!!fu!!、みたいな。フーフー言いやすくなっていて、そうなると盛り上がるわけで。

メンバーふたりは、その音が鳴っている間にセンステまで歩いて移動
あれ、もしかして、新藤さんの衣装が変わってる!?虎の2匹の刺繍?が入った黒いスタジャン!!!!に、似合う〜!!!


1.Century Lovers
ふたりが揃ったところでイントロ最初の音(ボコーダーが歌ってるとこ、じゅん、じゅじゅん、じゅじゅーん)が音源より多めに何回か、
その途中でたぶんみなちんのオカズ、ヴォリューム上げるようなツマミの音が入るのがまたテンション上がる!
ちなみに2Bでも「♪言葉が胸で大渋滞」でみなちんのシンセの音
アウトロでもみなちんのシンセの音 これめっちゃよい すき!


2.テーマソング
そうか、ここはカメラが客席を映すから客電をほとんど全開に近いくらい、がっつり点灯してるのか。
1曲通してずーっと全体が明るいんだよね。この席だとそのことをすごく感じた。
だから「♪熱い赤」がそんなに熱い赤じゃないんだ。光の色が入るから。
誕生日に聴くと「♪This is all my Life」がまた沁みるなぁ


曲終わり、音が消えずにそのまま繋がってた気がする


3.キング&クイーン
イントロの前にウォーウォーのC&Rあり、最初は岡野くんが煽って、あとは客席だけだった気がする
そしてイントロで真っ黄色の照明!
そのあとびっくりしたんだけど、スクリーン4面のうち真ん中1面ずつは岡野と新藤、端の2面は客席。
あれ、客席が映る場面、減った…?メンバーがちゃんと映ってる。。。。今回はスタンドだから見えかたが違うってだけかしらん。。。


ここは音が切れる


4.Mugen
音源通りのイントロ、紫、岡野くんの「歌えー!!!」


MC
岡野「スーパーアリーナ!10年ぶりですって」
新藤さんは割と「さいたまスーパーアリーナ」ってフルネームで呼んでたんだけど、
岡野くんはずーっと「スーパーアリーナ」って言ってて、たぶん1回しか「さいたま」をつけなかった気がして、ちょっとおもしろかった

新藤「大きいよね」

岡野「ここは(スタンド席を総じて)レベルっていうんですか?」←いや、言わないと思います…。スタッフさん、だれか突っ込んであげて…!
岡野「今日はレベルでいきますね」←えっ
岡野「レベル!」イェーイ!←これ結構やりづらいぞ



5.REUNION
サビの「♪意思を紡いで」の映像、スタンド正面から見てもやっぱり糸車のイメージだった。
花道の縁は、映像に連動して白く光ってて、それが紡がれていく糸みたいだった。
サビ終わりのステージ上部の照明は、スタンドから見ても、張り巡らされる白い糸のように見えた。
そして2サビで画面に大きく掲げられて、それと同時に力強く耳に届けられる「♪REUNION PEACE」の重みよ。


6.俺たちのセレブレーション
「♪今日の月は格別に綺麗でしょう」が青と黄色 夜の色


7.アニマロッサ
「♪棘の道を行かず済んだのに」あ、この曲も「道」だ
今日はなんだか歌いたくなってしまって、マスクつけたまま口パクで歌っていたんですが、
これ歌うのがめっちゃ気持ちいい曲ですね。と思ったら作曲も岡野くん(ヴォーカル)でしたね。
そしてベースが気持ちよいので、本日、この曲も歌って踊る曲リスト入りしました。あぁ気持ちいい 何回でも言う


8.メリッサ
天井に当てた花型の照明、たまアリだときれいには見えないんだ……!天井が平らじゃないから(機材用のレールみたいなものが付いてた)
Bメロはステージの照明が野党の三色!水色、黄色、ピンク


MC
岡野「次は真ん中でやってみようと思うんですが、そのための準備があります、準備スタート!」

岡野「さぁこっからトークですが」「スーパーアリーナの思い出を」
岡野くん:スタンド400レベル?からお客さんのタオルがひらひら落ちていく様子がステージから見えて、
「スタンドが高いから滞空時間が長いなぁ」と思った話

新藤「エピソードが弱い!」

新藤「さっきも言うたけどさぁ、『さいたまスーパーアリーナ』って口が気持ちいいよね。
『次のライブどこなん?』『さいたまスーパーアリーナ』って」

岡野「口が気持ちいい!それなら『ヴィダルサスーン』よ。『ヴィダルサスーン
次どこか会場作るときには、ぜひ『ヴィダルサスーンアリーナ』で。ほら、ネーミングライツでね」

この微妙なすれ違いが面白いよね。
新藤さんの「気持ちいい」は、なんというかドヤ顔できるじゃん、っていう意味の「気持ちいい」で、
岡野くんの「気持ちいい」は、単純に音として言ってて「気持ちいい」っていう。面白いふたりだなぁ。

岡野「さぁ準備ができましたのでね、(サポートミュージシャンズも)みなさん行きましょうか」
岡野「(たすく先生に)今日のMC何点じゃった?」
たすく先生「🙆」ジェスチャー
岡野「丸!点数を訊いたのに丸!」おもろ


9.Sheep〜Song of teenage love soldier〜
ああ、もう考えすぎだと言われたらそれまでなんだけど、この曲も「love “soldier“」じゃん。
「♪俺も男だ 戦場に行くんだ 大袈裟に奮い立たせよう」←いま、この世の中ではこのたとえが大袈裟じゃないんだよなぁ…。


岡野「“teenage love soldier‘’いうてね、10代の甘酸っぱいふれえばぁみたいなのを歌ってみたんですが、わし、今年で50」
岡野「とはいえこの曲を書いたのは20代、30代前半だったかな、そのころを思い出して書いたなぁ…ということを、
いま歌いながら思っていました!」
岡野「ではここでもう1曲聴いていただこうと思います、聴いていただくのは、『ジョバイロ』」←歓声がすごかった


10.ジョバイロ
うたい出しは岡野とみなちんのアコーディオンのみ、たぶん「♪燃え尽きると〜」で新藤のギターが入る
そしてたぶんここまでピンク…?からのオレンジのはず
この曲も今回、踊る曲リスト入りしました。ベースが効いてる!あとたすく先生のバッキングに乗るのもたのしい!
センステ上の照明はシャンデリアみたいな形だった。“暁“ツアーのステージ上の照明を思い出した。


曲終わりに暗転+青、直後に「フラワー」イントロの音
しばらくしてみなちんのフレーズ、今日は「ジルダ」感はなかったかも…?


11.フラワー
スタンド席(このツアー初)で実感したことのひとつは、この曲の照明の壮大さ。
出だしは暗めの青、曲が進むにつれてすこーーしずつ明るくなっていくなかで、
「♪閉ざされた〜」で一気に緑の大きいライトが入ってきて「♪光あふる」でピンク黄色が一斉に開く。前にも書いたけど花束みたいな。
後ろのスクリーンに映るメンバー+奏者はモノクロ映像、大サビからカラー映像になった気がする。
これはすごいな。もっかいスタンドで見たいし、アリーナで光のなかに入りたい。


12.夜間飛行
1番メロの映像、スクリーンに滑走路みたいな光が出るのと同時に、花道の縁も同じく白の豆球みたいに光ってた。
そうか、この道は滑走路でもあるのか…。
途中で泣いてた 自分でびっくりした


Interlude(スーパーハルイチタイム)
3回目にしてやっと自分のたのしみかたが決まった。あーーーこれはちょう気持ちよい。#スーパーアリーナ気持ちいい (あとでいう)
大サビ?みたいな部分、ボコーダーがもう1回出てくるとこ、ここの大きく開ける感じがすき。


13.オレ、天使
岡野くんがつけてる羽根、進化してない…?羽が増えて厚くなったのと、形が変わってた。体を包むように丸まっていた。
3回目にしてやっと落ち着いて聴けた気がする。ベースソロ、かっこよ…。


14.170828-29
あーーーー曲の最後、ずっとピースサインを掲げたままの岡野
後ろの映像が荒い
昔のゲームの中みたい これがゲームの中の話だったらいいのにな。
もしかしたら、ここは現状と比してあまりにも生々しいから、フィクションとして見せるために、あえてこういう映像にしたのかなぁ。


15アビが鳴く
鳥居は大サビだけだった。
スクリーン上下の横方向が光って鳥居の笠木みたいに、ステージ後方に立てられているアーチのセットが鳥居の柱みたいに見えた。
曲の最後、祈りを捧げるポーズの岡野


新藤さんによる新曲紹介
新藤「その『失われた何十年』にポルノの25年ってまるっと入っとるんじゃけど、なんも失われてないんよ」


16.解放区
映像、大阪の感想文でも書いたけど、「170828−29」で崩れた神殿のような建物が、同じような荒い画面のまま逆再生で復旧していき、
最後にシンデレラ城のようにそびえ立ち、花火が上がる。
これが逆再生になっているのも、「大丈夫、再生できるよ」っていうメッセージを、その回復までをあくまでも「物語」という手段で提示してる、
っていうことなのかなぁ。うまく言えないけど。。。

歌詞について思ったこと。カフェイン11での初披露時の新藤さんのお話を踏まえて。
(今のところ、この話はここでしかしてないと思う)

歌詞のテーマは(レコード会社の作った資料にある通り)「困難な時代でも楽しむことができる、暗闇のなかでも生きる灯火を見つけられる」という。
キレイにまとまった!たしかにそうです。まさにその、これが、僕の書きたかったことです。


<以下、個人の判断でまとめた概要>
俺たちは年齢的に、高度経済成長の名残の中で、日本の国の空気自体が「成長する空気」のなかで育ってきた。
その時代の価値観として、「今日より明日がいい」という基本的な合意が、国全体にある。
国の経済が成長している、経済だけが幸せじゃないんだけど、国というのは俺たち一人ひとりの総称だから、
国の経済が成長しているというのは、国が明るいってことになるよね。
だから今日より明日のほうがいいし、社会も生活もよくなってる、っていう、俺たちはその価値観の名残のなかで育ってきて。


でも、経済用語で「失われた何十年」ってあるけど、その中で生まれて、"名残"もなにも感じていない人もいる。
その人たちはよく「車も欲しがらない」「広い部屋に住みたがらない」「おっきなステレオセットも欲しがらない」って言われるけど、
その世代観って、この時代の空気感がそうさせとるところもあるじゃん。


そんななかで「25周年です」って、応援歌とまで言わなくても暗い曲を書くわけにはいかんし。でもアホみたいに背中を押すわけにもいかんし。
100%自分は満足しとるわけじゃないし、今までなんか失敗もいくつもあったし、
まぁ変わりたいとかこんなことできたらいいなっていうとか、ないわけじゃない、ないわけじゃないけど、
まぁ別に、そんなそんな背中蹴り飛ばされて前進まんといけんほど、不満足でもないよっていう。
(2024.1.29 カフェイン11より)

以下、ライブで聴き取れた&メモなし記憶でも残っている歌詞についてしゃべります。
リリックビデオには入っていない、大サビ部分の歌詞です。表記も含めて記憶で書きます。あしからず。

youtu.be

もちろん、この歌詞の世界観は「音楽」や「ライブ」を「解放区」とうたっていると捉えたうえで(わたしも初日はそのようなことをぼんやりと思っただけだった)
このカフェイレでのお話を聴くと、「日本という国」「現代社会」もうたっているのかもしれない、とおもっている。

以下、具体的に。
「♪この国は終わらない」
→「この国」は「日本」でもあるし、「このうたという世界」っていう意味でもあるのかな。

「♪私とお前がここにいる限り 終わりはしない」
→「このうたという世界」という意味も含まれるし、これももしかしたら「日本」も含まれるかもしれない。

ここでカフェイレで「国って人だから」って言ってたところを思い出したんだよね。
人がいる、「私」と「お前」がいる限り、この国は終わらない。
…もっと意地悪く見ちゃうと、これからも日本にいる、日本から出るつもりはない、ってことなのかしらん。

「♪the people of the darkness world」
→この「the darkness world」って、それこそこの日も曲前で言ってた「失われた何十年」ってことなのかも…!
つまり「高度経済成長の名残もなにも感じてない人たち」、もっと言うとポルノよりも後の世代の人たちを指しているのかなぁ、と。

「♪I allow you to make the rules」
→新しいルールは君らが作っていいんだよ、ってことだとして、
「君ら」= the people of darkness world、つまり「失われた何十年」の住人、ってことかなぁ
ちょっと大袈裟かもしれないけれど、次の世代の人に呼びかけているようにも聞こえる そうか、そうなのかなぁ


岡野「こっからまだまだいけますか?」


17.空想科学少年
「こっからまだまだいけますか?」の煽りに続いて「空想科学少年」が聴ける2024年、素晴らしいな…!
2サビだったと思う、演説のような、手刀のような動きで力を込めて歌う岡野くん
ここだったかなぁ、ちょっとテンポがバラけてた気がした スタンド200レベルPA裏、そのほかの曲では感じなかったんだよなぁ……
アウトロだったかしらん、たのしくて「フー!」って叫んだら岡野くんとハモっててわろた いやうれしかった わかる、叫びたくなるよね


18.アポロ
歌詞間違ってておもしろかった、2回「頭ん中バグ」ってた。
そしてやっと覚えていた、花道を囲むように置かれているミラーボール!もしかしてこの曲だけで使ってる…!?贅沢🪩


19.サウダージ


20.オー!リバル
最初は大丈夫だったんだけどなぁ、途中からめそめそしながら歌っていたことしか記憶がない
そして相変わらず曲終わりに「あー完敗だわ、最後にリバルはあかん」と泣き崩れても笑顔で聞いてくれる友よありがとう


アンコール
岡野はさいたまポルノT、新藤は白T


EN1.アゲハ蝶
たぶん岡野くんのギターはベフニックのPOGだったと思う


メンバー紹介
サポートミュージシャンズを1人ずつ呼び込みながら紹介!あれ、これって前もそうだったかしらん?これはめちゃよい!
しゅんたくん→寛雄さん→みなちん→たすく先生の順番


新藤「おんなじ話するけど、(完全に)同じことたらごめんね、もう年じゃけってことにして」はい
もう一回「さいたまスーパーアリーナ」の口が気持ちいいという話。

新藤「今日のハッシュタグこれにしよう。#スーパーアリーナ気持ちいい」
岡野「なんのハッシュタグよ」←いやあの、そういう企画があった気がします…。

新藤「わし言うてやるからお前言うていいよ、『次どこでライブやるの?』」
岡野「『さいたまスーパーアリーナ』」
新藤「くぅーーーーー!(的な)」そしてもう突っ込まない岡野くん

新藤「またこんな景色を見られるように、これからも頑張ります(的な)」
新藤「#スーパーアリーナ気持ちいい #ポルノよろしく」


岡野「今日から3連休なんじゃろ?その初日にねぇ、ポルノのライブを選んでくれて、いろんなイベントもあったなかで、本当にありがとうございます」
そっくりそのままお返しします。今日この日にポルノグラフィティとしてライブしてくれて、ほんとうにありがとう。


EN2.ジレンマ!

ソロ回しはたすく先生がMHイントロ、みなちんがまほろばイントロ!

曲終わりの岡野の言葉が、ほんとうに、とんでもなくうれしかった。一生覚えておくし、残っている動画はずっとお守りになるよ。撮影させてくれてありがとう。
岡野「あぁ、今日はほんまに、えぇ日じゃった。あんたらのおかげで最高の1日になったよ!」

岡野「あんたらは最高じゃ!だからこそ胸張っていけ〜〜〜自信持っていけ〜〜〜!」なんというか、素直に受け取れた気がする。沁みてます。


…この言葉がうれしいがあまりに、このツアー初めて生声ご挨拶まで残っていられたのに、忘れた。。。


* * * * * * *


あぁもう感無量でした。思い出すだけで涙が出るし、なにかあったときにもこの日を思い出すだけで救われる気持ちになる。
こんなにしあわせなことありますか。いまのところないかもしれない、そんな1日でした。
何回でも言う、いつもありがとう、ずっとだいすき。