Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

ポルノグラフィティ 14th ライヴサーキット "The dice are cast" @アルファあなぶきホール (151006)

ツアー2本目、おとなりで一緒に体感できた友人のおかげで、ありがたくも1階7列の新藤側、
福岡に続いて今回も康兵ちゃん真ん前くらいでした。
今回は照明ばっかり記憶に残ってるなぁと。

そしてなにより、このライブをもってわが地元へ、
もっと言うとわたしのはじめてのライブ会場へ来てくれて、ほんとうにありがとう。
かれらの"いま"をこの会場で感じられて、こんなにうれしいことはなかったです。
あのときと同じように、高揚をもたらしてくれるライブでした。

* * * * * * *

「ANGRY BIRD」
照明は最初が青、「♪血が混じる」のあとに赤、「♪誰も」のあとでパッと白になった
最後の歌詞「Angry Bird」の残響が鳴ってたんだけど、それが本編最後の「リバル」に聞こえてなんだかハッとした
ライブで聴くと音源よりもバンド然としてて、生音が強いのかな、邪念なく素直に聴けた

「俺たちのセレブレーション」
歌い出しの「♪丸い月が〜」のとき、サイの目がまさに丸い月🌝みたいだった。
その目は水色と黄色が混じった色で、このときはまだステージのほとんどが暗くて、サイの本体はまだ見えないんだ
岡野は真ん中で歌ってた、この曲では上手下手へ動かなくなったのかな?

あとこの曲だと思う、新藤がメロのギター弾きながら2回くらいべーーーっ👅って舌出してて。
それってわたしもライブでたのしい!!!ってときにいつの間にかやっちゃう仕草(?)だから、
わぁ同じじゃん!!!それわかる!!!たのしいと舌出しちゃうよね!!!ってテンション上がった(^ω^)

ちなみに。それって自分でも無意識にやってる*1ような仕草だから、
その仕草にはなにか意味があるのかなって気になって、以前インターネットで調べたことがあって。
だからライブ当時もなんとなくはその意味を知ってたんだけど。*2

さっきもっかいちゃんと調べてみてもっとうれしくなった、
これ、舌を見せる相手に対して好意を表してるってことらしくて。
それは!!!まじですか!!!ってちょううれしい。いままたテンション上がってる。
ああうれしーーーよーーーーーー
もちろんわたしも、この日のライブでも気づいたらべーってしてた瞬間があったよーーー

「Stand Alone」
レスポールーーーーーもっと鳴ってもよかったと思うなぁ充分に気持ちよかったけれど、それでも
ヒウィゴッはなかった。というか、この辺はまだちょこちょこ喉がきつそうな感じがした。。。
でもセットリストが進むにつれて気にならず。今日は歌いながら上げてった感じかなぁ。
あ、アンコールで教えてもらって気づいたけど、首に鍼治療の跡がくっきりだった…感服するばかりです。どうかおだいじにね。

MC
…の前にスタッフさんにかけた「だれ?」って声がマイクに乗る岡野
出鼻をくじかれたからか、「はじめての人ー?」がなくて残念。。。
のちのセンラバ煽り含めて「男ー!!!」をとても楽しそうにやってた*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
その後は瀬戸内海やっぱいいね帰ってきたよ話(^ω^)
そして続くは新藤「みんなの手元にこのアルバムが届いたころに、わしらはリハーサルをやってて。
そのつくったばっかりのアルバムを一度バラして、ライブでいちばん楽しんでもらえるように組み立て直して、今日持ってきました」的なことを。
うふふ、香川まで持ってきてくれてありがとう!

「空が青すぎて」
あ、ハーモニカどうやって片付けるのか見逃したァ
出だしから青照明でした。もっとからっとさっぱりした、薄い青のイメージ…と思ったけれどそもそもの曲名が"青すぎて"だと気づいたいま

「ソーシャルESCAPE」
はい、ワイパーやりました。
1番サビは左右に首振って揺れてたけど、2番サビから躊躇わずに腕上げてワイパーやったよ!!何列か前にいた男の子ありがとう!!
そのあとのMCで、岡野が「地域によってノリが違って面白いね、さっきの曲、『ソーシャル〜』はこのワイパー?(ワイパーの振りをやりながら)で。」って言ってた。
そっか、やっぱりどこも腕の縦振り(?)だったのねぇ。個人的にはまぁ振るならワイパーだよなぁと思う*3

「ポストマン」
この日岡野が上手下手に動き出したのはここかな?照明、真っ暗ななかで自転車のベルが鳴って、曲の出だしは青照明だったと思う

MC
はじめてライブでやった曲(「『オー!リバル』のカップリング」)、あんまりライブでやってない曲(「淡路島以来かな?」)もお届けしました!
次はみなさんも知ってるんじゃないかなという曲をお届けします。「ジョバイロ

ジョバイロ
このライブを通しての話、緑の照明が強く印象に残ってて。単純に緑色がすきだからかねw
この曲も例に漏れず緑照明の印象が残ってるんだけど、赤と緑と半々くらいの照明で、
あぁこれはこの曲がA面になってるシングルのジャケットに描かれた薔薇と蜥蜴なのかなぁと思った
あとこの曲前のMCの間、アコーディオンを担いでから手指の準備運動をするわかものよ、素晴らしい演奏でした

「螺旋」
この曲も含めて、新藤側でこんなに近くで聴いたのはじめてだったからかな、
かなり新藤の手元にかぶりついて観てたみたいで。
細かいリズムとか普段聞き逃してるメロディとか、手元が見えるとやっぱり味わえる度合いが増すねぇ
そしてこの曲「螺旋」、1ヶ月弱前の福岡からは断然進化していた。成長していたと言うべきか
主旋律に挟まれたところ、余白の部分。
その場限りの音楽なんだろうけど、気づけばただ純粋に音楽にうっとりしていて、
ミュージシャンとしての感覚もそして技術も、どんどん研ぎすまされてきているんだなぁといま思うと。
そうもっと平たくも言わせて、新藤、ギターが上手くなってると思う。ここ1〜2年で。まじでまじで

「ミステーロ」
ここ、前曲と繋げられたらいいのになぁって思うけど、
前曲終わりは岡野がギター置くし、新藤もレスポール→黒テレに変えるから、どうしても曲間ができるんだね。。。
さすればやむなし、、、だけどやっぱりなんだかもったいないなぁ
出だしは暗転したままでイタリア語の台詞を持ってきてた。このアレンジすき。*4
この曲のサビ終わりの「ジャジャッ、ジャジャジャッ」(貧相な表現)もそうなの、あそこを新藤の手元観ながら聴くのはよかった
あと、この日の歌詞の言葉の響きがすごく耳に残ってて、
とりわけ「追いかけてはすり抜けてく」が音としてすっごく強く残ってる

「バベルの風」
とにかく白ライトが眩しすぎてw これは正直厳しいw 小さいお子さんとか大丈夫なのかな。。。
サビが凄まじい点滅でまったく目を開けていられないんだけど、メロはそこまで眩しくなくて。
Bメロかな、新藤の顔のあたりは白ライトががくるくる回りながら当たってて、
岡野のほうにはそのライトは当たってなかったのが記憶に残っている

「AGAIN」
出だしの薄ピンク照明(「薄い乳色の朝もや」にみえた)、大サビで紫っぽくなる
ライブではシタールでなくレスポールだった、響いた
この辺になると喉の調子はほとんど気にならなかったよなぁ。
「AGAIN AGAIN」、どうしても目を閉じて聴きそうになるんだけど、今日は意識して目を開けて聴いた。開けてよかった。

MC
岡野がランニングするのはせとしるべ(約3年ぶり)、新藤はカレーうどんに負けた

「メリッサ」
この曲も福岡から成長していた、とてもよい、大きな成長
あのねー間奏の2人の掛け合いがねー
ギター同士でやる掛け合いって今までそんななかったじゃんかーーーって42追加公演の頭があったは*5
でもそれより断然上手くなってて!!充実してて!!岡野もだけどさぁ新藤よ!!!※言わせておいてください
とにかくこういうのがほんとに音楽的好みと一致してるからさ、ほんとに!いちリスナーとして!おとがたのしかった!満足!!!

wataridori
変わらずあたたかく聴けたよぉ
瀬戸内で聴いてるって思うとまたそのあたたかさが増すわよねぇ

瞳の奥をのぞかせて
照明、ほとんど緑でそのなかに気持ちばかり入った青色にうっとりしてた
そしてなにより岡野、入った岡野とオフの岡野というか
もちろんどちらもステージ上なんだけど、照明が当たったときとそうでないときと言ったほうがいいのかな
オフのときの岡野は自分もよくやるように肩を回していて、なんだか人間味があったというか、同じ人間だ、と思った(安直な表現)
それと同時に、あそこに立つための立ちつづけるための努力を垣間見たというか、
図らずもオンでいるためのオフの岡野を目にしてしまった、そんな感じがした
わたしはそれらすべての岡野にただただ魅了されていた、ずーーーっと目が離せなかった

と思ったら次のサウダージ、もーーーーーうとにかくベースが強烈だった。
いっそベースしか聴こえなかった(※新藤側のほとんどスピーカー前にて)
なんだか悪いとすら思ってしまうくらいに、目も岡野越しの森男に釘付けだったよ…ガン見していたよ…もはや不思議体験だったよ……
でもまじで目離せんかった、濃ゆかった、濃密

「Century Lovers」
はいセンラバー!!!!!!出だしだと思う、黄色かった新藤(照明)!
メロのギターが気持ちよかったなぁ〜ワンコーラスずっと目の前だったから、これも目と耳でたっぷりたのしめた!ありがとう!
2番は岡野きた、ような、目が合ったのここだった、ような(曖昧)

「Good luck to you」
やばいラップは真っ暗ななかで緑のスポットライトだった、大問題は紫〜ピンク
どっちもそのパート直後にフー!!!って言えた言ってもた、たまにはそういうのもいいでしょう?
(そしてそれはひとりじゃないから!!!)
ラップ最後の「あいむごなかむ」、もうちょっと聞こえたらいいな〜〜音としてすきだから(^ω^)
そして教えてもらって最後に気づいた、nang-changが下手で青いギター持って出てきてた〜〜〜

ミュージック・アワー
これもギターに乗れてたのしかった〜ここまで書いて気づいたあのね、わたし新藤側もいいかも!
思ったよりもギター聴いてるし聴きたいんだなー!って*6
岡野も端っこまでは来てなかったはず、先述の男子2人の間から目が合ったのここのような…?

「Ohhh!!! HANABI
贅沢にもテープがたくさん降ってきすぎて、手で掴んでもまだ顔面に落ちてきてうえってなった(…)

「オー!リバル」
暗転のちステージ向かって左からもりおはるいちこーへーにスポットライトでイントロの歌前のフレーズ(オレオレ入り)
→音源では頭に入ってるギターの音(…これ流してた?)
→歌い出し、ここで照明が全開になって、まっすぐにこちらを向いたサイとともに、堂堂と全力で投げかけられるのは清潔な矜持
それを感じてしまったが最後、涙は止まらず気持ちとともに、むしろ気持ちそのものとして溢れつづけて、
タオルは手放せず立ち尽くす
手拍子はむりだったけど、オレオレは泣きながらでも必死に歌ったがんばった、
だって目の前にはだれよりも力強くうたうわかものよ、それに応えたいよ
この姿も顔も向こうから見えてたのかもしれないと思うと今でも羞恥の念に苛まれるけれどそれでも、
ぜったいに目は背けられなかったし、あのステージを目に焼きつけなければと必死でした。ありがとう。

終わったら捌けていくオンステージに精一杯の賛辞を送り、あとはもう泣き崩れるのみでした。
ぽろぽろと落涙してたんじゃなく、わーわーと声出して泣いてた。。。だってさぁ。。。

* * * * * * *

アンコール
「デザイア」
デザイアーーーーーーーきゃーーーーーーーーーー*7 いつの間にかあなたのことが好きでした
ギターはもっとうるさくていいよ!!!黒テレだったと思う

メンバー紹介
岡野のTシャツ(ツアTの黄色)がまるでビブスを着てるみたいだと気づいたおれは
新藤「こうして続けられてきた意味を返していけたらと思います」
返ってきてるよ、感じられたよ、受け取ったよ。
去年神戸や横浜で言ってたそれを、香川まで、そして日本全国へ届けにきてくれて、心からありがとう。

「ジレンマ」
1番新藤来てくれてソロ回し後からはずっと森男!ピックぴゅっと投げてたの見た!
あれ岡野もきた?(もうだめ)

* * * * * * *

そうそう、全体を通してのしょーもない話。
今回の席も、ありがたくも岡野が真ん中で立って客席をみるときによく向く角度でさぁ。
加えて途中で気づいたけど、森男もこっち向く角度でさぁ、しあわせだったなぁ
でもさ、岡野とは目合った!(たしかセンラバ)と思ってしまったらもう数秒でにやけて目逸らしちゃう、このなんつうか情けなさw
(重ねて余談、そっからまた合わせてくれるひともいるけど、岡野はそっから1回も合わせてくれなかった気がするなぁ
でもさーーー目が合う=向こうもこっちを見てるって考えてしまったらさーーー
岡野だとほんとに恥ずかしくなるからさーーーどうしても逸らしちゃうんだよーーー)*8

一方で新藤とは、この距離だともうばんばん目合うしたぶんめっちゃこっち側を見てくれてるし、わたしも合わせてられるんだよねぇ。
なんの曲とか覚えきれてないくらい、だってもう何回かわからんくらい合った合った。
そしたらなんかもうこれがひとめぼれかってくらいきゅんきゅんしてる、いま。(その場では必死で目を合わせてただけで)
康兵ちゃんもまぁ合った合った。彼もちゃんと見てるし目も合わせてくれるよねぇ。

* * * * * * *

生声
晴一「また来るね!」
!!!!!さっき最後の挨拶でこっち側まで来たとき、おれ思わず「また来てね!」って言ったよ!!!!!また来てね!!!
昭仁「じゃけぇ、また遊びに来てね!」( ´ ▽ ` )ノ

*1:気づいたら舌出してる…ってなんか危険w

*2:とは言ってもポジティブな意味、たのしいときにやる仕草、くらいのざっくりさ

*3:と思ってたらFC会報で岡野がこの曲について「とにかく横ノリの曲を作りたかった」と言ってたことを教えてもらって!!!

*4:これならなんとか繋げられないかなぁとも思うけど

*5:あれもちょう好みでした

*6:とはいえたぶんこの曲は自分の立ち位置で弾いてたたぶん

*7:ここはまた言った

*8:これ書いてから会報58号の「本日の1杯目」後半の新藤の話を読んで、ちょう頷いた、あっちもそうなんだね。笑

密かに全勝狙い

11年前には翌月があるからってこともあって行くという選択肢がなくて実はいまでも後悔してて、
9年前にはやれること全部やったつもりでも行けなくて当日は学校からの帰り道で自転車漕ぎながら泣いて、
その1年とちょっと後にはそのときに一緒に泣いた友人が行けて心からうれしくて、
同時に自分はまた行けてなくてちょっともどかしくて、塾のトイレでまた泣いた

かれらのいるあそこにいつか必ず行きたいと思ってた。
だから今回こそは巡ってきたチャンスを掴むよ、現実にするよ

ポルノグラフィティ 14th ライヴサーキット "The dice are cast" @福岡サンパレスホテル&ホール 2日目(150913)

先に言っておきます。本編最後の曲の記憶が強烈に残ってて、あまりにも衝撃的で、
ひと通り曲順に書いてみたつもりだったけれど、ぜんぶは追えてないです。苦笑
他の公演では全曲触れられているので、もしよければそちらも併せてどうぞ…

* * * * * * *

というわけで以下、ツアー1本目でした福岡2日目のお話。
席は1階13列の上手(新藤側)、康兵ちゃん(後述)の真ん前くらい。
目線の高さが前2人と同じくらいで!ほんの気持ち下から観るくらい…かな?って高さ。
珍しく自分名義の新藤側、ホールで新藤側はよく考えるとはじめてかもしれない。。。
と、結構どきどきそわそわしてましたが、今回はまじで新藤側でよかったと思う(終了後すぐの感想)

客席に入ったらステージにはツアーロゴの入った黄色くて正方形の幕が楽器やセットにかかってて、ウッ頭が…(OMCの記憶)*1
開場SEがピアノのソロ演奏(曲名はペーペーにはわからないようなもの)だった。
わたしが聴いた限りでは、はじまるまでずっとピアノ。いま思うと、これがのちのちに繋がるのかしらんと

たぶんほぼ定刻に開演。暗転。
幕の後ろでスタンバイするはオンステージメンバー。後ろからライトが当たって映し出されるは見覚えのあるシルエット。新藤、そして岡野。
幕が捲れ上がる。かれらがいる。それはもう幻想ではなく確かなものだ。届くよ。すぐに。

「ANGRY BIRD」
幕が上がってびっくり、サポートミュージシャンのセッティングが変わってた。
上手から康兵ちゃん(キーボード)、くわG(今回初参加、パーカッション)、真助(ドラムス)、nang-chang(マニピュレート)で、nang-changと真助の間、一歩前に森男ちゃん(ベース)。

照明がね、今回も全編通してすさまじかったんだ。美しいし的確だし、なんというか本気を見た。
この曲では赤色しか思いつかなかったんだけど、青も緑もでてきてびっくり。
とはいえモストインプレッション(無駄なカタカナ英語)はサビ前の真っ赤な照明、うん予想どおりにハマってた。
気になってたパーカッションに気を向ける余裕はなかった。。。

「俺たちのセレブレーション」
ここでステージ全体が明るくなって気づく、ステージ後方には大きなサイ!横(下手)を向いてた。
率直な感想は、おお!ちゃんと聴けた!というのもロマポル'14での印象が強すぎて。笑
ホールで聴いてもよかったよ〜〜〜仮に選ぶとすれば、スタジアムで聴くほうがすきではあるけど。笑 それでもよかった!
「バナナみたいな銃が〜」で岡野の指差し頂きました◎(と思っておく)*2

「空が青すぎて」
ドラム〜ベース〜音源のさっぱり感が損なわれない音だなぁと思った記憶。
とはいえ間違いなく森男と真助から出る音だったけどね。笑

「ポストマン」
♪かっろ〜や〜か〜に〜〜〜からただただあんぐりだったよね。( ゚д゚)←こんな顔だったと思うまじで
曲前に自転車のベルが鳴ったときは、てっきりクマーズかと思った…。
あ、この曲に限らず、曲前を音源からアレンジしてた曲がいくつかあって。
一音目から予想がつかなくて「なになになに???」ってなったり、こうきたか!ってなったり。

「螺旋」「ミステーロ」の曲間、真っ暗で間(無音の時間)があってあれ?と思った。
トラブル?楽器持ち替え?そういうメニューなのかな?

「バベルの風」はねぇ…
こっちがそのリズムにノろうとすれば入りこめるし、そのままもってってくれる曲だなって思うなぁ〜いま思うと。
Aメロのちゃかちゃか刻まれるドラムとジュクジュク鳴るギターの燻ってる感じに煽られるのすきよ。
しかし照明、正直サビの間はまったく目を開けられなかった。。。あんだけチカチカされたら目がもたない。。。

「AGAIN」
堪能しました。とにかく耳に集中して。
これを聴きに来たんだなって心底おもえた時間でした。 AGAIN AGAIN

そしたらそのあとのwataridori、不覚にも(…)涙が出てた。
この曲から(たぶん)短冊形のスクリーンが数本降りてきてて、この曲はそこに歌詞が出てたんだけど。
後半の歌詞ね、「約束を〜」のところ。
行く前に「I'm home!!」なんて書いたのがいけなかった、これだ、
それこそwataridoriのように帰ってくるんだよなぁわたしはここに。

「メリッサ」
数あるかれらのヒットソングのなかでいえば、やっぱりこの曲はわたしのなかでなんか別枠なんだなって感じた。たとえアコースティックでも。
1999ツアー以来のフルコーラスだねー!
しっかしアコギのツインギター2本と声だけって、新鮮だねぇ!

瞳の奥をのぞかせて
特別な編成で特別なアレンジでした、キーボード、パーカッション、ギター、そしてヴォーカル。
何音目かにはこの曲を想像したけれど、まさか、まさか、ここでこれがくるわけ、な…あった
なかでもキーボードが大活躍。*3味わうべきものに仕上がってた。
この曲の色をより引き出せていたというか。…ただ聴きいってしまい具体的な話ができず恐縮です
この曲が今回のメニューでいう"ヘソ"になるのかなぁとぼんやり振り返る
ここはほんとに新藤側がおいしかったと思う、音のやり取りを目の前でみられるんだもの。

サウダージ
この曲はやっぱベースだな。どやァ ベースしか聴いてないかもしれないってぐらい。
ライブ前日に編集のために4月のMフェア録画*4を観てて、
そのときはじめて、この曲のイントロからAメロに流れこむところのドラム(タカタカタカタカ)がすき!と思ってたんだけど。
この日はここだけは注意してドラムを聴いてたら、それとは違うオカズが入ってて、
おおお真助が叩くとこうなのかぁと思いました(これがオチ)(…)

「Century Lovers」
待ってたよ恋しかったよセンラバあああああああああああ感涙
FuFu!!も考えたねー!これはアリだと思う!

「Good luck to you」
やべーーーこれちょうたのしーーーーーーーーーなんだか「電光石火」的な、そして裏拍だいすき
やべーラップと「大問題」があんまり聞こえなかったけど???もっとやれるじゃろお前ーーー

「Ohhh!!! HANABI
花火!たのし!しかし大サビ前はタオル回すのォ?クラップしちゃだめェ?*5
大サビでどかんとテープ!蛍光黄色にロゴ入りとシルバー無地でした〜あぁたのし!

「オー!リバル」
本編最後の曲。その曲前は真っ暗になって、その間にセットが動いてて。
ギターが鳴って、照らされたステージを観ると。前を向いてるの、横を向いていたステージ上のサイが。
それを見たらあぁ、かれらはいま、嘘ではなく前を向いているんだなって感じられて。
賽は投げられたんだって腹を括って、前を向いてる、胸を張って。

そのあまりにも純粋な矜持は、こちらに向かってとにかくまっすぐに投げられていて、それが届いた瞬間に胸を打たれました。
もうただただ号泣。涙が止まらなかった。

その結果として、、、ライブ初聴きでは歌いんさいにはまったく応えられませんでしたw*6
完全に私事だけど、レコ発ツアーにてそのアルバム収録曲で肩震わせて泣いたのっていつぶりよ?w それこそOMCの「グラヴィティ」以来じゃない?w
いやそれでも、かれらが自信をもって送り出した「最新作」、それをこんなに大きく受け取れたことが
一介のファンとしてすごくうれしいし誇らしい。
そうなの、変な表現だけれど、、、なんだかファンとして自信をもてたように思えるんだよなぁ*7

1999ツアーでわれわれに対して表明した心意気を、その後に巡ってきたチャンスを腹をくくってきっちり掴んだことで、リバルという形に出来た。具現化できた。
そう、そこでリバルという曲が出来たからこそ、それがきっかけとなってようやく、このアルバムが出来たんだと思う。そしてこのツアー。
だからこそこの曲を最後に、トリに持ってきたセットリストで。この演出。
そうなのよ、その心意気や矜持を言葉(MC)でなく演出で伝えるってのがさぁ。セットリストから新藤が主となってつくったライブなんだねぇって

そして。そのギターの隣に立つのはアコーディオンを弾くわかもの、
誰よりもオレオレのコーラスを、歌うというより叫ぶくらいに見えて、すごく力強くて。
正面だったからってのもあるんだろうけれど、今日ここまでで大活躍の康兵ちゃんを観て、
この5年(5年!)で成長しているなぁと素人ながらに思ったし、
ポルノ・チームにしてみれば、よくあのタイミングでこんなによい鍵盤奏者を見つけてこられたねぇという感慨深さもあり。
ほんとにこのチームに来てくれてありがとう。って、こころから思いました。ありがとう。

* * * * * * *

アンコール
「デザイア」
きたあああああああデザイアー!!!!!!!!!!!
「空が青すぎて」が出てきてこれはもしかしてもう「デザイア」ないの…?
でもくるって信じてるうううう→信じてたよおおおおおおキャーーーーーーーー!!!!!!!!言うたね
イントロからそう、声とギターとが同じメロディーを奏でるの、ここがとっっってもすき、
声だけではまだ足らず、ギターまでもを使って響かせたいこのメロディー、夢中です

あっそうだよ脱線する、ヘイママこなくてさ!!!!!
アコギで2人だけになったときにもこなくて、じゃあまさかのOMCのウェンディと同じパターン*8かと思えば!!!なかった!!!!
…新藤はアリーナ公演でのみ披露する気なのか…ドエムなのか……?

MC
新藤「17年(目まで)長く続けられた意味みたいなものを、アルバム作ってツアー回って、それしか(その手段しか)ないんじゃけど、
こうやってまた次のツアーでみんなに返していきたい」
あのね、それね、わたしものすごく感じられたよ。最大限に受け取れたとおもう。

岡野「空中分解もせず、ここまでやってこれたのは、みなさんがあったかいhomeを作ってくれたおかげです」また泣かせる気かやめろ
「しかしこれに甘んじることなく、これからも頑張っていきます」

そうこれな、岡野の意識の高さな
図らずも前にこんなこと*9書いたけど、新藤は昔から(それこそたぶんデビュー前から)意識が高かった。
だからこそ際立つのが岡野の意識改革よ、ヴォーカリストとしての鍛錬もケアもそうだし、
いまの自分たちの立ち位置を自覚して、そこからどうやっていくか(なんならそれこそ闘っていくか)、
個人としてもバンドとしても、しっかりしたビジョンがあるんだろうなと思う。
(今回のアルバムのリリースに関したインタビューを読んだり見たりしてたらそう思ったし、
このMCで直接この言葉を聞いて、それが確信に変わった)
わたしはその、自分たちで見つけたビジョンを目指して進む、かれらと一緒にいきたいです。

そして「ジレンマ」、たぶん本編の「Good luck to you」くらいからそうだったんだけど、
ステージ上をうろうろしはじめた森男をストーキングして回る岡野が面白かったです。

* * * * * * *

最後にライブ全体としての感想をば。
とにかく攻めてた。前を向いて、たぶん次をも見据えたツアーなんだろうな。うん、次まで見えたように思う。
いわゆる"ライヴサーキット"ではほとんどずっと一緒に演奏してきたヴァイオリニスト・なおとくんの不在という大きな要素、
それは十分弱みにもなりうるのに。
それを逆手にとって武器にして、あえて、強気で、サウダもジョバも瞳もセットリストに入れたった。それがちゃんと別のかたちになってた。
いつもと(…もしかすると"これまでと")違うということの弱みを補って余りある強みを発揮して、
とてもよい音楽を聴かせてくれた。とてもよいライブだったと思います。
これはちゃんと「最高傑作」を更新できているなぁと、心からの賛辞を贈りたいです。

…ツアー開幕してから無理矢理にでももう1本追加するくらいにはね 今月、松山行ってくるは

*1:今回はご本人のお写真入りではなかったけれど

*2:指差しもらった…!と思えたのは実ははじめてでうれしい

*3:書ききれてないけれどこの前に演った「ジョバイロ」ても大活躍でした。なおそっちはアコーディオン

*4:演奏曲:「サウダージ」と「オー!リバル」

*5:しました

*6:とはいえ実は…CD買って最初に聴いたときには、曲終わった時点で自分が泣いてることに気がついた びっくりした

*7:いやほんと、一時期ファンとしてまじで自信なかったから!w

*8:EN1曲目

*9:http://d.hatena.ne.jp/yellowsky/20150516/1431792803

追いかけてはすり抜けてく

ツアーの個人的開幕前にはまとめておきたかった。
以下、ポルノグラフィティの新譜『RHINOCEROS』の感想、曲ごとの感想は後半以降、薄いですw
(参戦前に加筆修正するかも)


RHINOCEROS(初回生産限定盤)(DVD付)

RHINOCEROS(初回生産限定盤)(DVD付)

* * * * * * *

いきなり元も子もない話をします。
素人のいちリスナーが新譜を聴いたときに、どんな気持ちを抱いてどんな感想が書けるかって、
それはもうどうしても好みの問題じゃないかと思う、良いかどうかでなく好いかどうか。

最初にはっきり言っておくと、今回のアルバムは、いちリスナーとしてわたしの好みではなかった。好きなアルバムではないです。
もっというと、アルバム全体としてはわたしの聴きたい「ポルノグラフィティの音楽」ではなかった。
(別の言い方をすれば、「わたしの思う"ポルノグラフィティらしさ"とは離れたものだった」といえるかもしれない)
ただし、わたしはポルノグラフィティのファンとして、この作品を高く評価したいです。

…ファンとして評価ってなんか可笑しいよなw ポルノグラフィティの活動をそれなりに見てきた人間としては、ってことになるのかなぁ
まぁとにかく、「最新作が最高傑作」、今回はこの言葉に当てはまる作品をつくりだしたと思えるから、
その点においてこのアルバムをすごく高く買いたいです。

長くなるけど。
わたしがもうかれこれ5年ほど(…言葉にできてない時期を入れるともっと長く)、かれらに期待しているのは
まずはとにかく通常営業を精いっぱいでやること。最新作、つまりかれらの言うところの"最高傑作"をつくり続けてほしいということ。
そういう行為を継続していくことを期待している、いつも、まずなによりも。
そこで出てきたものが自分の好みかどうかは、もう二の次になっている。あるときからか、いつの間にか、幸か不幸か。

だってかれらの音楽を聴きつづけたい。
まぁライブに行きつづけたい、と言ったほうが正確だよな。だっていまも変わらずわたしのおうちだから。
そのために可能な限りは"現役のバンド"でいてほしい。これからもずっと、できるだけながく。
なによりも、かれらは今回、その気持ちに全力で応えてくれたと思っている。だからこのアルバムに満足している。

ちょっと具体的に、今回の作品にはかれらの決意と覚悟が込められていると思う。
2013年12月〜2014年3月にかけて行なわれた13thライヴサーキット、そのなかの印象的なMCで、岡野はこう言ってる。

「もしかしたら日本の音楽シーンをぶち壊してしまうかもしれないような音楽を、これからもつくり続けていきたいと思う」

そして今年、2015年4月にリリースされた『オー!リバル』に関連したインタビュー*1で、岡野はこういうことも言ってる。

「今回は、ポルノグラフィティらしさを、どストライクに投げこもうと腹をくくりました。
もしかしたら、過去の楽曲を連想してしまう方もいるかもしれないですが、それを上回るつもりで作る覚悟をしました。」
「僕らなりに、とてもキャッチーな楽曲を作ることができたと思いますが、
たくさんの人に愛されるものを作ることの大切さを考えさせられました。
僕らはデビューして16年ですが、メジャーでやっていることの意味を改めて振り返って、考えさせられました。」

かれらはきっとこの1〜2年で、デビュー15周年関連の仕事や「ポルノグラフィティらしさ」を求められた外からのオーダーに接して、
図らずもそうでない部分でも、自分たちのこれまでのキャリアや今の立ち位置を振り返ることとなったんだろうな。
そしてこれからについてもたくさん考えたんだと思う。
そのうえで、これからも現代日本の"気まぐれなヒットチャート"のなかで生きていこうと改めて決意したんじゃないかなぁ。

で、そういうところでやっていくための、その実際の手段として、
今回のアルバムでは意識的に「間口の広いキャッチーなもの」になるようにしたり、
今風の、2015年的な音も取り入れようと努力したりした。
なおかつ自分たちのやりたい音楽とのバランスも考えて計算して整えて。
その結果、成果がこのアルバムなんだと思っている。

そう、まぁ実際のところはそこまで意図してつくったのか、つくってみたらこうなったのかはわからないけれど、
"これからもここで生きていく"ことを宣言したのがこのアルバムなんだな、と個人的には捉えている。
3年5ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム。
もっと言うならば、そのアルバムを提げたツアー、タイトルは"The dice are cast"、賽は投げられた。

その心意気や気合い、そしてなんというかミュージシャンとしての"意識の高さ"はファンとしてとても誇らしいし、
頭であんなこと書いといて矛盾気味なのは承知で、、、その取り入れ方やバランスも音楽的に評価されてしかるべきところに達してるんじゃないかなと思う。
たとえば、贔屓目ながらもダイノジの大谷さんのブログ*2やこの記事*3にあるとおりなんじゃないかなと思う。
まぁそのつまり、いちファンとして、このアルバムがかれらのいまの"最高傑作"だと思える。同意できる。そう、同意できるんだよ…

それらの点で、このアルバムに関してはファンとしてとても満足している。なんならよくやったとも思う。(偉そう
だからすごく思う、このアルバムは評価されてほしい。
言い換えると、もっともっと固定ファンでない人にも聴いてほしい。できれば数字としても結果が欲しい。
そういう意図をもってしてつくられたアルバムだと思うから、それが叶ってほしい。そんな気持ちでいっぱい。

* * * * * * *

まぁね、それに加えて、あわよくば…と思いつつも実は結構、今回は期待してた。
(きわめて勝手ながらに)いちリスナーとして、先述の"わたしの好みに合うかどうか"という点で。

実は…というか、まぁそのそうおもえる曲がしばらく(たしかもう5年単位で)なかったんだけど、、、
ここ数年の曲にはそういう曲がいくつかみられるようになってきたから。
そしてかれらがどれだけこのアルバムに込めて賭けたかを、いろんなところで耳にしていたから。
初期衝動も世間一般で言われる"ポルノグラフィティらしさ"も詰めたんでしょう?そりゃあ期待するわよ

その点に関してはね、うん、まぁ期待どおりでなかったかな。
いまの気分に合うすごくぐっときた曲もあった、名曲で傑作で早くライブで聴きたいと思う曲もあった、
テレビで聴くうちにこれはスルメかも好きかもと思う曲もあった
でもアルバム全体の色としては、これはわたしの好きな色じゃない、はっきりとちがう。

今回明確にわかったのが、これまで言葉にして意識したことはなかったけど、、、
たぶん新藤が憧れてやりたがってる"ロックンロール"は、わたしにとってはあんまり好きな音楽じゃないんだな…
もちろん、そのことは「かれのつくる音楽がすべて好きじゃない」ってこととイコールではなくて。だって立派な作家さんだから。*4

あ、そうなの、いままで何回か書いてきたけど、
いちリスナーとしての音楽の好みは、どちらかというと岡野と近いんだろうなと思ってる。
今回は新藤が「他人に当たらないなら、せめて自分に当たってるものを」という方針だったのに対して、
岡野は「世の中が求めるものに応えていくことも大事なんだなと強く感じて」仕上げたアルバムだって言ってて。
もしそれが逆だったら、ここまでこのアルバムを「好みでない」と言い切ることはなかったのかもな、なんて

まぁそれはね、2人いることでバランスがあるからさ、次はこの逆かもしらんし、もっと別のものかもしらんし。
そう、次に繋がると思えるから、このアルバムが出せるならきっとこれからも続けていけるから、って思える。

というわけで、以下にうっすいけど曲ごとの感想。つまり個人的な好き嫌いの話を。

* * * * * * *

「ANGRY BIRD」
あのね、先に謝っておくごめんなさい。
これ、わたしの耳にはどうしても某ダンスボーカルユニットトライブさんの曲に聞こえてしまって、、、
これが…結構ショックだった。先述のとおり、このアルバムに音楽的好みの点でもすごく期待してたから。
とても残念ながら、端的に、この曲は好んで聴くサウンドではないです。
だれよりも大切にしてる岡野の声で表現された曲であっても、このサウンドはどうしても苦手でした。
…歌詞読んだ段階では、新藤らしさが感じられて結構気に入ってたんだけど。
正直な話、アルバム通してそのショックを引きずりつつの初聴きになってしまったよ…
まぁいま思うと、そういえばわたし「ネガポジ」にも厳しいところがあって、
それってたぶん野党の色なんだろうなぁ

と、思ってたら新藤のラジオ聴いてニコ生見て腑に落ちたところがあったのでふたつほど。
まずニコ生から。2人でのやりとりもあって長いから起こしは省略。*5
「ANGRY BIRD」やこのあとの「バベルの風」*6
かれらが思う、かれらの解釈での現代の"ロックンロール"なんだろうな。
これらの曲が現在のかれらの考える"ロックンロール"なんだろうな。
かれらはこれらの曲を、極端に言えば「ジャズ」や「テクノ」や「ダンスミュージック」としてつくったわけではないんだな。

もっと言うと、今回のアルバムに関する話で新藤が好きな音楽としてよく挙げてる"ガンズアンドローゼズ"、
それに影響を受けた音楽を、かれらが2015年にやろうとしたら、こうなるんだ。
その、新藤が今回やろうとした"ガンズアンドローゼズ"って、
決してガンズアンドローゼズの当時のサウンドを再現しようとしてるんではなく、
言うならば"現代版の"ガンズアンドローゼズサウンドをやりたいんだな。
言葉にすると当然のような気がするけどw そっかぁ。そういうことかぁ。

繰り返すけど、そっから先、こちらがどう受け取るかっていうのは
あくまで受け手側の好みの問題であると思ってて。
曲としての完成度は高いと思う。確立されてる。

そうそこで、こないだのカフェイン11で新藤がこの曲に関する話を。
2015.8.31放送分より。

(このアルバムでは「ANGRY BIRD」が好きです、という感想メールに続いて)
ポルノに求められてるものがぁ、まぁどっちもじゃと思うんよ、
そのこの今メールくれてるよく聞いてくれてる人も、
別に明るい曲だけが欲しいとか、ちょっと攻撃的な曲だけが欲しいとかいうわけじゃなくて、
一番ちょうどいいものが聴きたいと思いよるんじゃろうけど。
やっぱその、スタッフも含めて危惧したのは、やっぱこう、あんまり、突き放すと、
そのたぶんアルバムが、その、ちょっと遠いものになってしまう、
その、リスナーから遠いものになってしまう、
きっとリスナー、あースタッフは心配したところもあるんだろうし、
俺は、やっぱこういう曲、こういうのをやりたいなと思って、一曲目に推したんだけど。
概ね、なんだこれ?っていう人があんま見んけぇ、大丈夫じゃったんじゃろうねぇ。
でもこんな曲ばっかりでも、また、違うんだろうし、
ほんとにねまぁ、このその、アルバムをプロモーションしよるときによう俺言ったんだけど、
まぁ人の、心を、捉えるとか、予想するとか、その…は、すげぇ難しいん。
じゃあ、まぁ、「ANGRY BIRD」が、まぁ良いと言うてくれる人もまぁいるから、
「じゃあこの路線でいこうぜ」っつったら、
いやいやいやいやそれは違うって絶対言われるんじゃろうし。
この「ANGRY BIRD」自体も、まぁ一か八かみたいなところもあったし、
それがたまたまいいほうにいったし。
なんかね、だから、結局、当たっても外れても人の心、って難しいなって、
この曲で、の評価で新たに思いましたね。
だからやっぱり、好きなことをやってくしかないんだろうなと、思いましたけれども、はい。

そうなの、そうよ、
そちらも好きなようにやっていくしかないし、そうしていてほしい。だからこちらも好きなようにやらせてね。

って書きそびれてる、歌詞のこと。
そう歌詞がね、内容はまさに"ロックンロール"、でも表現は新藤だからこその表現で。これこういうのが聴きたいんだよぉ
ここ以外は自分で読んだり、だれかの解釈ですごく腑に落ちたんだけど、2番Bメロがねぇ、なかなかうまく読めず。
ここで言う"愛"は言いかえると"お節介"、「君のためを思ってこんなこと言うんだよ」ってことなのかなぁとは思うんだけどなぁ。
自分のなかで納得する解釈ができてないなぁ。もうちょっと考えよう。


「オー!リバル」
正直1曲目を引きずってちょっと呆然としつつ、、、やっぱりここで聴いても高揚するし、
これはね、とにかくだれにでも推したいと思える曲です。


「Ohhh!!! HANABI
これは聴くほどすきかも、あのさ、1曲目よりよっぽどry
単体で聴くとそんなことないんだけど、このアルバムのなかではなんだかさっぱりしてて、
シャーベットというよりはイタリアンジェラートみたいなイメージ。味はいちご。
個人的にはMH→ハネウマに続くと思うなぁ、とはいえこのBPMがイマドキな雰囲気。
イントロのピアノ、このフレーズ、岡野が出してきたんでしょうか。
聴くとぞわっと鳥肌が立ってちょっと泣きそうになる。すきってことです。


wataridori
あらここで、いらっしゃい安定の岡野節。
ひとつだけ、うた、最後の伸ばし方、
「眩しすぎたんだーーーあーーーー」の「あーーーー」でだんだん下がっていく感じ、これがあまりすきでないの


「Hey Mama」
…これ、ちょう好みなんですけど。新藤節。曲もだけど歌詞。
曲先なんだっけ?この曲に乗せるならこの歌詞しかないよねぇ。おとぎ話のような雰囲気。
これってウェンディに通ずるよねぇ。となったら唄うのはそうだよね新藤しかないよねぇ。
このなんだろう、うたうのが本職ではないひとが唄った感じ、
歌としてはなんだか頼りなくて、でもだからこそ委ねられるところがあって。
ウェンディのころはわからなかったけれど、これは新藤にしか唄えないんだよね、
岡野のスタイルでうたうよりも、どうか新藤に唄ってほしい。ツアーで新藤側のたのしみが増えたァ

ちなみにこういうのが好みになったのって結構最近のことで、
あのさ、端的に、N&Iのにおい*7がする・*。゜☆゜・。


「俺たちのセレブレーション」
さすがに音源で聴くのにも馴染んできていて、「ああ久しぶり!」な感覚がする。すごく。
とはいえ惑ワ不ノ森での印象が強すぎて。
はてさてどう味付けしてくるのか!!お楽しみに!!!しております!!!
…ツアーでもやるよね?


Stand Alone
ポンプさーーーーん!!!!!
細かさと力強さの共存、そしてなによりもこの勢い、ポンプさんだなぁ
そんでもってサビのギターがああ、いいなぁ、これはいいなぁ、ライブでガン見して聴いてやるぞ
しまいには岡野の裏声〜〜〜きゅんきゅんするとしかいえない
これくらいさわやかな、爽快な、さっぱりしたバンドサウンドが好みです。
歌詞はね、「求めればきっと」→「あくだろう」の快さ。頼りがい。これに尽きる。
個人的にはほんとこれ、こう言ってほしかった!!!


「ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜」
あれ、シングル的に1曲で聴くのよりも、15th記念ライブのアンコール1曲目で聴くのよりも
この曲たちに挟まれてここで聴くのがいちばんしっくりきてるぞ?
不思議な気もするけどそりゃあそうなのか。な。


「ソーシャルESCAPE」
歌詞読んだ時点では「MONSTER」系かなと思ってたけど、
あ、これはどちらかというと「Human Being」に近いかも、曲調も合わせると
音としては、これくらいの軽さのあるほうがry


「バベルの風」
新藤がどっかで「現代的なロックに合うギターを弾いた」って言ってたけど、
ほんとにそうだなぁと思った。2010年代的。


「AGAIN」
歌詞読んだ時点でも曲聴いた時点でもこのアルバムでいちばんすき、だいじに聴きたい曲。
個人的にはこの曲こそがめっちゃポルノらしい曲だと思う。
ほら、岡野の言うところの「("表のポルノ"に対しての)裏ポルノ」ってこれじゃん、って思った
もっと知られてほしいような、だいじにこっそり取っておきたいような。

特筆すべきはうたい方、そうだよこれだよこれー!!!!
岡野よミディアムバラードは既発曲含め今後ぜんぶこうやって唄うようにまじで頼む
言わずもがな「AGAIN AGAIN」に落ちました。いつもいつまでも鳴ってる

歌詞、最初と最後の2行はとても身近な場面が浮かぶぶん、その間がなんだかすごく壮大に聴こえる。サウンドの効果もあるのかな。
そこにあるきっとずっと覚えているフレーズがなんとも、本歌取りのようで、響く。
…うまく言えないけれど、だいじでだいすきな曲です。


「Good luck to you」
おい頭のベース!!!!うん…?と思ってクレジット見たらおい!!!!FIREじゃん!!!!!知ってる!!!!
曲調はこれくらいポップなやつがすきです。(3回目) あとあそこはたぶん「大問題」だと思う
あ、ラップ、っていうかあれって…ラップ…?まぁどうやるんだろうライブで(ニヤニヤ


「螺旋」
ここはラテン系なのね、と思ったけれど次の曲に同じく、聴くたびに歌謡曲っぽく聞こえてきた。
とにかくこれはライブでどう化けるのかなぁ


「ミステーロ」
歌詞読んだ時点では最後の一行の衝撃ね。これはびっくりするって。
(余談、リリース前の雑誌やWEBのインタビューはためらいなく読むタイプですが、
 今回のFC会報の曲解説は途中で読むのやめた。リリース後に読んだ。
 なんでかって、この曲のところで歌詞が具体的に書いてあって。
 そこで改めて気づいた、わたしにとって新曲の曲調や参加ミュージシャンはネタバレではないけれど、歌詞はネタバレなんだなぁ)

そして聴いてみて。これは、新藤のつくった歌謡曲だなぁと。
昭和っぽさというと白い目で見られるかしらん、そういう雰囲気に浸れる曲だなぁ
「青春花道」「東京デスティニー」を経てこその曲だと思った。

サビの「ミステーロ」のあとの鍵盤(間違ってたらごめんねこれはエレピ?)のフレーズ、
メロやアウトロのストリングスもそう。歌謡曲!!!って言葉がすぐ浮かんだし、
これにこの歌詞、"どこかへ連れて行ってくれる"タイプの歌詞が乗ってるからさ。
そういうのって昭和の歌謡曲の特徴じゃないかなと思うの、あくまでイメージね。
この組み合わせが歌謡曲に聞こえたんだよなぁ、これをうたいあげる岡野が早く観たいです!

あと、花火に加えて、なんでアルバム最後の曲*8
先行配信にしたんだろうって不思議だったけど、聴いたら納得した
これは内だけでなく外に向けても聴かせたいタイプの曲だと思うなぁ

* * * * * * * 

とりいそぎ、これがライブ行く前の感想ということで。さぁどう変わってどう変わらなくてなにが追加されるのかな。
重ねて余談で、レコ発ライブに行ったあとはどうしてもアルバムの曲順よりもセットリスト順に聴いてしまうよ。
今日「メジャー」が前作の2曲目に入っててびっくりした。*9

*1:http://dogatch.jp/news/ntv/32475?type=link_news

*2:Yahoo!ブログ サービス終了

*3:http://realsound.jp/2015/08/post-4316_entry.html

*4:実際に、今回のアルバムですきな曲ツートップは両方とも新藤詞曲

*5:動画はFCサイトで9月末まで見られるのでぜひ

*6:端的に言えばこれも好んで聴くサウンドではなかった

*7:雰囲気としてこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=5kcavoimDto

*8:既発のオリジナルアルバムでいうと「ロマンチスト・エゴイスト」「夜明け前には」「夜はお静かに」「くちびるにうた」「Let's go to the answer」「グラヴィティ」「そらいろ」「ロスト」「光のストーリー」

*9:前作レコ発ツアーのセットリストでは終盤のひと盛り上がりに貢献してた

カット&パーマ 婚礼着付 青虫の有無

日記。珍しく。

新しいクツを履く、昨日とは違う靴、来週のお出かけの前に下ろしておこうと思って。
履き心地はどうかなって、まぁ安心と信頼のNIKE製だからきっと大丈夫なんだろうけど、念のため、できるだけ万全で臨みたい。
特に問題なさそう。よかった、さすがです。

床面、壁面でも天井でもなく床面に映る色、赤青緑みどり、白青桃灰、それをそのまま持ち帰りたい、壁にかかるそれでなくてわたしはそれを映した床が欲しい、
一緒に帰るのが叶わないならば、せめてすきなだけここで一緒にいたい、柔らかな椅子に仲立ちしてもらいながら
と思ったところで、その床を目の前から容赦なく奪っていく靴はわたしと同じNIKE
大丈夫ほんの少しの我慢、辛抱、真っ白い天井を眺めてる間に、ほらちゃんと同じままで戻ってきた、床、フローリング、平坦なきらめき

美術館にヒールのある靴で来るのはどうかと思う、個人的な見解です、
いろんな意味ですごくキリリとする音だからこそ、時と場合を選ぶ音。あそこで聴くあの音は苦手
でもこの人が通るたびに起こる床がミシッミシッと鳴る音はすき、むやみに音を立てることはないように、聞き耳は立てて歩く、止まる、聞く

ひととおりショップを冷やかすところまで行って(珍しくなにも買わなかった、ここで葉書を仕入れるのが来るたびの習慣になっているのだけれど)、カフェへ
ここで杉本博司の本を来るたびに少しずつ読むのも習慣になっている、数ヶ月単位の習慣
来るたびにしおりの紐を挟んで行くけれど、さすがに次に来たときには違うページに挟まっている。今回もそう。

横や後ろが賑やかになってきたので、そろそろこのへんで席を立つ。
今週は6勤でイレギュラーなことばかり、そのうちの一部はこれからのレギュラーなんだけれど。
一旦なにかをフラットにしたかったというか。落ち着きたかった。その目的は達せられたのでよし。


この状態は"詰んでいる"と表すんだろうな、と思う、まぁなんだか他人ごと、いやでもそれが本心で、そういうことを考える余裕はないんだけれどな。なんでかな。
来週の日曜日の夕方までにはちゃんと文章にしよう、っていうか帰ったらやる。
こっちもきちんと意思表示をしてから、真剣勝負で臨みたい。
それがわたしにできる精いっぱいの気持ち、こう思わなくなったときが潮時なんだろうと思う。

言葉は意味を失くし 熱で感じあう

まぁそのいろいろーーあったーーここに書くようなことで言えば、1本泊まり遠征行って。
サッカーのみの遠征なんだけど…えっとちょっとだけ。

なんというか心底疲労して、ここまで疲労したのは久しぶりじゃないのかなぁ
それでも遠征自体の記憶としては、俊さんのFKにまずもってかれる→そこからたのしかった2日目のお昼間を思い出すわけですが。
とはいえまぁいまでも、そのとき気持ちを動かしたからこその記憶も蘇り
だって忘れたいんだけど、、、なかなか苦しかったし苦しいっす
これ以上は書けないかなぁ…


というわけで、ラジオの文字起こしてたのを置いておいて、
テンションをちょっとでも高めてみようのお時間です
あのぉびぱすは明日四国で買えますか('-')

2015.7.6 カフェイン11
新譜『RHINOCEROS』についてのお話

今日、おーアルバム『RHINOCEROS』の、初取材がありまして。あのーアルバムにーついての取材。
で、ま、こう、身内以外では初めて、インタビュアーの人とか、編集の人とかー、ま、資料として聴いてもらうんだけども、
まだ今日とかは、あー出来上がってない曲とかもあるし、まだ仮歌の状態のところもあるけど、まぁ、そういう意味で初めて完成系に近いものを外部の人に聴いてもらうんじゃけれども、
やっぱりどういう感想なのかは気になるし、おー、作品に対して自分らが作るものに対して、
ま、一曲一曲こう、おーー、なんていうかな、そんなかに、その、その曲に入り込んでつくりよるけぇ、なかなか客観的にこう全体図*1を見たり、作ったその一曲を俯瞰で見たりすることがなかなかできないんじゃけども、
こうやってインタビューで、こう人に伝えようとして自分の考えを、整理しながらしゃべるじゃん。
そうすると、やっと、自分のつくったこの作品が、客観的に見れるようになって、あ!なるほど、こういう気持ちだったんだな俺、とか、
こことここは、自分の気持ちよ?、繋がってんだな、この曲と考えたこと、この曲と考えたこと、作ったときには繋げて考えてないけど、繋げて考えてるんだなぁとか。
なんかそういうことがね、インタビューをすると、わかっていくことが多くて。今日その自分らのまだそういう、リスナー、ファンのかたに聴いてもらってはないけど、
ちょっと自分のなかでも今回のアルバムがどういうもんだったかっていうのが、あーわかってきたし、どういうものがつくりたかったかっていうのがわかってきたよね。

で、そのなかで、やっぱこう…今回俺は高揚感のあるものがつくりたかったわけよ。
えーっと、曲の評価っつうのは、まぁ、ノリがいい、とか、オシャレだ、だとか、共感できるとか、あー憧れるだとか、まぁなんかそういろいろ、ノリがいいもあるけど*2
まぁそれのいくつかの要素はかぶってるところもあるかもしれんけど、高揚するっていうの。聴いてたらこう、高揚する、血が、熱くなるっていうか、なんかそういうのを今回、うー作りたかったんだな、
ま、その端端でそんなこと思ってたけど、やっぱ今回トータルしてそういうのがつくりたかったし、そういうもんができてるんじゃないかと思いますね。

まぁその、昭仁の曲もあるし昭仁の想いもあるけぇ、ねぇ、それは、一人でやってるもんじゃないから。その辺の、組み合わせで、あーアルバムが出来上がるのが、ま、グループのよさだったりはするんだけど。
まぁ俺の担当したやつはなんかそういう感じになってるし、まぁ早くたくさんの人に聴いてもらいたいなと思った一日でした!
では、ポルノグラフィティで、「俺たちのセレブレーション」!

*1:全体像?

*2:"ノリ"って2回言った

パーフェクトはあり得ない 下らん野望は捨てちまえ

※カテゴリー間違いではありません

くるりの『THE PIER』、これはほんとに名盤、
こんな冠つけても大した意味はなさないんだろうけど、わたしのなかでの2014年ベストアルバムはこれです。
買った経緯からめっちゃ覚えてる。

くるりは何年も前からiPodに入れてて、それなりに聴いてたし、気持ちを乗せた曲もいくつもある、
さらにはワンマンこそないけど主催フェスの京都音博は3回行ってて、毎回満喫してるんだけど、、、
音楽はすごく聴きたいのよ、新曲もチェックするし、ラジオ出ててタイミング合ったら聴くし。
でもちょっと自分のなかでいろいろあって、、、うまく言葉にならないけれど
いままで1枚を除いてCDを買ったことはなかったのね。
(その1枚は『奇跡』です。だいじにしてる)(あっ 中古落ちのシングルは1枚だけ持ってたけど…)

そんでこのアルバムも、実はもともと買う予定はなくて…
しかしですよ、日付もばっちりよ、去年の9月23日
なんばのタワレコで時間潰してて、なんの気なしに視聴してみたら、
1曲目の「2034」に、もう、打ちのめされたし、撃ち抜かれた。衝撃的だった。
素直に思った、いま、この2014年に、これを聴かずになにを聴く、とおもった。

というわけで買って聴いたら、案の定、もう名盤でした。これは1枚通して聴きたいアルバムだなぁ
1〜3曲目の流れは極上の一言に尽きるし、それをがらっと変えるのが4曲目ってのもぐっとくる、
そっからの"変な新曲"(わたしは"変"とは思わなかったけれど…すごく"くるりらしい"とおもう)5曲目、
6曲目は一瞬で過ぎ去る嵐のよう、7曲目のloveで毎回なきそうな気持ちになって、8曲目は個人的に身に迫るものがある、
9曲目で一気に西へ連れてかれる、10曲目は美雨さんも推してたらしいわね、メロディと岸田(さん)の声とファンちゃんのコーラスの重なりが気持ちよい、
11曲目のほうがわたしは"変"だとおもうけどえっととにかく佐藤さんだいすきです!!!!!!!!!!
そんで12曲目ってタイトルからして季節物なのにたとえば今の時期にでも聴きたくなる曲、
13曲目の箸休めに毎回ムフフってなる、そしていよいよ14曲目、これが結局ぜんぶもってく、"There is always lights behind clouds"


…っていうのを去年に書いとけって話ですが。
レコ発ライブ、都合つかなくてそもそもチケットも取れなくて行けなかったんだ(´;ω;`)
去年は音博も行けずでさ(´;ω;`)ちなみに今年もたぶん行けない(´;ω;`) くやしい

ところがどっこい、近ごろ(つってももう数カ月前ですね…)岡野がこのアルバムについて言及してると伺いまして。
今回このように書き連ねた次第であります。
それはどこでかと言いますと、ありがたくも初回ゲストに呼んでいただいた「魁!音楽の時間」から、
張り切って関連部分を文字起こします

MC「さてここで、ポルノグラフィティさんと、まぁ音楽について、いろいろ伺っていきたいと思うんですけども」
  「最近気になってるアーティストさんとか…?」
岡野「僕は、最近、えっとまぁ同世代と言いますか、くるり、が、(BGMはライブ映像にて「Liberty & Gravity」)
えっとまぁ全然僕たちとは違う、まぁジャンルと言いますか、にいらし…いるんですけど、
去年出したアルバム(『THE PIER』)が、非常に、こう、聴いてると全部日本語で歌ってるんだけど、
ほんと、いろんな世界を旅してるような、
ロックっていうことだけにこだわらず、世界のこういろんな民謡、からたぶんヒントを得たような、曲づくりをしてるんだろうなぁっていう。
とにかく、まぁ、あの人たちは音楽が大好きで、
そこを深く掘り下げて、世界中のそういういいものを聴いてるから、
あのアルバムがつくれたんだなっていうのを聴かしてもらって。
僕もそういう風に、えーいたいなと思うし、いち音楽人としては。そういう意味ではこう、身が引き締まる思いと言いますか」

…文字起こしたら尻切れトンボだねw
しかしまぁ、岡野がこんなことテレビで言ってるのね…!それがどしたのってまずまぁそのうれしいんですよ。

このアルバムリリース時のインタビューで、たしか「MUSICA」だったかなぁ、岸田(さん)が言ってた。
ざっくりした言葉でアレなんだけど…「『バンド』も『音楽』のやり方のうちのひとつなんですよ、『音楽』のほうが大きいから」

昨年末の"SING IT UP"でも思ったけれど、岡野個人の純粋な趣味嗜好は
いわゆる「ロック(ンロール)」、そして「バンドサウンド」だけでなく、もっと幅広いんだな
…文字にするとそりゃあそうよって話だけどさw
そしてそのなかには、当たり前だけど日本の音楽がある、しかも自分も好みのものもあるんだって!
だってだいじなひとが同じ音楽を同じように趣味として聴いてるってさ、そりゃあね、うれしいですよ

そしてそう思うと、新藤の"バンド"や"ロック"への気持ちの入れ込みようが際立つわよね
上記に続いてこう言ってる。

新藤「僕ねぇ"忘れらんねえよ"ってバンドが…3ピースのバンドがあるんですけどご存知ですか?
一つ『バンドワゴン』っていう曲があるんですけど、この曲は東名高速を、
ハイエースかなんかで、たぶん名古屋のほうへ行くんだと思うんですけど、そんときの曲なんですけど、
やっぱこの東名高速のこの向こうにでっかいステージが待っている、
まぁ自分でハイエースに乗ってるからそんなでっかいステージじゃないんだけど、まぁ未来にはあるんだ、っていう。
それを、自分らは、最近は新幹線のグリーン車かなんかで移動しちゃうじゃないですか。
そんときに、(この曲を)聴いて(耳のイヤホンに手を当てる仕草)、
成り上がっていきたいっていうのもロックの一つではあるとは思うけど、
この、その"忘れらんねえよ"の彼らの曲を聴いてから、
こういうこと(座席のリクライニングにもたれる動作)じゃねぇなっていうのを、よく、新幹線のなかで思ってます」

(なお雑誌「SWITCH」でもこれに類する話があって、そちらも合わせて読みたいやつ)

ちなみに、この番組でその後に続く最近行ったライブについての話も対照的
岡野:玉置浩二さんのフルオケでの公演
「ヴォーカリスト表現者として、こんなにすごい、もうバケモノみたいな人がいたんだと改めて実感した」
「歌に対するアプローチがちょっと違う方なのかなっていう」
新藤:エルトン・ジョンのラスベガスでの公演
「レジェンドたちが自分のエネルギーで会場を巻き込んでやってるのは、やっぱり刺激になりますね」

これさ、これね。
上の話と続けてみると、重ねて言うけど、新藤個人として
"バンド"や"ロック"への思い入れが強いんだろうなって。
それはたぶんかれのミュージシャンとしての原点だからで、初期衝動というか。
いまそういうものを、取り戻すじゃないけど、そこへ立ち戻ろうとしてる。

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

そんでついでにもひとつ起こす。新藤のラジオでの話。
2015/06/01 カフェイン11 ツアータイトル発表のくだりの文字起こし

さて本日は、ポルノグラフィティの活動について、大事な報告から。
3ヶ月後、9月3日からスタートする3年ぶりの全国ホールツアー、
ポルノグラフィティ14回目のライヴサーキットの、ツアータイトルが正式決定いたしましたー。本日ここで発表させていただきます。
今回のツアータイトルは、こちらです。"The dice are cast"
dice are cast、ま、"賽は投げられた"ってことですね。

あの、"3さい"、聞きんさい歌いんさい踊りんさいみたいな、なんか、つけてたんで、
それぇもきっとやるんだろうな、というかまぁその流れで、"さい"繋がりで、あのぉーーつけてみたんですけども。

ここんところ、ほら、別にふざけとったわけじゃないけど、いろいろこう、その『青春花道』あたりから、
なんか、ちょっとこう、一生懸命考えて一生懸命こう、アピールできることを考えたら、インパクトのあるものを考えたら、
ちょっとコミカルになるところも、ポルノグラフィティ多くて。
違うの、俺たちはもともと、違う違う違う違う、そういう、そう、じゃあ違う違う違う違う、そういう、ことぉ…
ガンズアンドローゼズに憧れてやってきたんだと。笑
みんな、もう、もうみんな忘れてると思うけど、こう、「バットボーイロック」っつうか、
なんならもう、おーーーーこう、歌って、興奮して、えー客席に飛び込んで殴り合いするような、
そういう「バットボーイロック」に憧れてやってきたんだと。
あんな花柄のシャツ着てサングラスかけてジャケットを…それを笑、で、それはええんやけど、
もちろん好きでやってきたんじゃけど。すぐコスプレするとかね、そういう、違うんだと。

だから、ちょっと、で、その、きっと、あのーファンの方のなかにも、えっ?っていう笑…続いてきたと思うのね。
ここらで、ちゃんとこう、かっこいい…かっこいいじゃないな…マジなところ、を、見せようとして、
見せようとしてっていうか、そんな無理して見せるつもりもないけど、
ちょっとこう…戻して、かっこいいでしょ?"The dice are cast"ツアー。
これをね、あのー、駄洒落じゃなくてこういうことにしてみてね、あのー真面目な方の顔も、
こう見てもらおうかなと思って、今、あー、軌道を戻しているところ、ですね。はい。

えーっと、意味はね、これから…まぁ「賽は投げられた」だから、ここはちょっと駄洒落なんですけど、結局。
あーーーまぁあの、まぁ「後は引けねぇぞ」っていうこと、ですよね結局、なんかそういう…意味合い…ですよね。
その辺は、なんか、そういう本気具合を、おーーツアーの中で出せたらいいなぁとは思いますけれども。

3年ぶりのホールツアーですし、あーはじめて来てくれる人もきっといると思いますし、
あーここまで十何年もやってきてて、まぁ今更…あーなんちゅうかな、
腹の決まってないライブなんてするつもりはない、っていうみたいな、ことぉでしょうか。
もちろんリハーサルはまだまだですし、演る曲も決まってないので、そういう、気合いだけの…が、
一番前にあるんですけれども、ま、きっとそういうライブになるんじゃないかなと、思います。

ポルノグラフィティの14回目のライヴサーキット、"The dice are cast"ツアーは、9月3日、神奈川県は横須賀芸術劇場でスタートします。

ほら、ね。
(これに加えてさ、現時点ではっきりとアナウンスはされてないけど、
デビュー前後からお世話になってきたポンプさんと数年ぶりにレコーディングしたんでしょう?)
そしてそれをこのラジオの話と合わせると、それはもうつまり"バンド"として、
そういうことを為そうとしてる。いまのポルノグラフィティは。

ファンとしてそれにすごく期待してるし、アルバムもツアーもたのしみよ!
(そうでないとこんな風に文字に起こさないよ!!!)

その一方で、岡野、かれ自身の単純な趣味嗜好、そしておそらくミュージシャンとしてのルーツは、
上記の話、そして去年の"SING IT UP"のセットリストのとおりで、
"バンド"や"ロック"だけじゃないように思える。
あぁそうなんだよなって、そこにはきっと明確なちがいがあるんだよなーって、おもった。
(あ、これも差異…って思ったけど、差異までいうとなんか言いすぎのような気がしている)

たぶんそのちがいこそが、かれらのポルノグラフィティの楽曲群に幅を生み出してるんだろうし、
なんならこのインタビューでの岡野の言葉にある
「『たくさんの人に曲を聴いてもらいたい』という思い」をかたちにした「たくさんの人に愛されるものを作ること」を
これまで達成してきた一因だと思う。

ポルノグラフィティ、映画『名探偵コナン』主題歌に込めたデビュー以来の思いとは


つまりはね、"真面目な方の顔"のアルバムもツアーもたのしみな一方で、
岡野の趣味嗜好にもいろんな形で("ポルノグラフィティ"を通したり通さなかったりして)
もっと触れたいなーと、おもうんです。
(あれ、これ"SING IT UP"の感想と同じじゃん、同じです)(…)

ただしえっとね、ポルノグラフィティのなにかを心配してるつもりはないんだ
単に「そうだよなぁこうみると顕著なちがいがあるなぁ」っておもった、ってメモしてるだけなんだよー
だってね、これがなによりの根拠だけど、"SING IT UP"で岡野言ってたもん、わたし聴いたもん、
「これをポルノグラフィティという母体に返していきたい」って。

・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。・*。゜☆゜・。

また長くなってしまったね、文字起こしが多いとはいえ
そしてなんとなくのままフェードアウトしていくという。。。

最後に、話は戻って「魁!」でのことですが、
リバル曲紹介のところで、お隣に座られた同じくゲストのカーリーさん、
隣で話す岡野を見て話を聴いてらしたのが印象に残っています。いい人なんだろうなぁ