Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

ポルノグラフィティ 18thライヴサーキット"暁" @日本武道館 2日目(230124)

今更が過ぎますが(その2)

ツアー最終日にして7本目、この日もありがたくも友人名義のチケットで参加できました。。。。ありがとうございます。
スタンド2階南ブロックより。


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このまま 君といる やさしい 笑顔の

年末のはらはらしてしまう感じは嫌いではないんだけれど、
いま、2023年が終わることを、自分がとてもおそれていると気がついてしまった。

なぜなら、2024年になってしまうと、幸宏さんがいない年がはじまってしまうから。


* * * * * * *


毎年、年末には自分のために「今年の10曲」を選んで書いているのだけれど、前述のような理由で、今年はこれでいきます。

高橋幸宏さんの10曲(2023年版)>
なお、【】内はリリースされた年です。間違っていたらご指摘ください。。。

・Creaks(pupa) 【2008】

Creaks

Creaks

  • pupa
  • J-Pop
  • ¥255

はじめて「幸宏さんの曲」と認識したうえですきになった曲。2010年10月のことでした。

pupa、ご存知でしょうか。最初からそうだったけど、いまも引き続きそのまんま、ゆめのようなバンド。
メンバーは1号:堀江博久、2号:高田漣、3号:原田知世、4号:高野寛、5号の:権藤知彦、そして6号:高橋幸宏。敬称略。

これだけで伝わるひとには伝わると思うので、詳しい紹介は省くとしても…ゆめのようなバンドです(2回目)
pupaのおかげで過酷な年も生きてこられたし、そのあとpupaをきっかけにすきな音楽とたくさん出会うことができました。
それこそ、後述するYellow Magic Orchestraとか、細野晴臣さんとか。

というわけで「Creaks」。めちゃめちゃかっこよい曲に乗って、はじめて聴こえる日本語の歌詞が
「♪このままでいいのか?」って。びっくりしたよね。
幸宏さんらしく、ある意味では淡淡とうたっているんだけれど、そのギャップに驚きつつ、
それでもやっぱりめちゃめちゃかっこよかった。
高田漣さんのスティールギターにも、原田知世さんの電子バグパイプも。言わずもがな、いま聴いてもそう感じる。


・At Dawn(pupa) 【2008】

At Dawn

At Dawn

  • pupa
  • J-Pop
  • ¥255

同じく、2010年にpupaを知ったタイミングで出会った曲。
このブログのタイトルの半分は、この曲からお借りしました。

2012年の還暦記念ライブでも(↓)

昨年の幸宏さん音楽活動50周年ライブでも、ゲストの原田知世さんが登場した際に披露されたpupaの曲は、この曲でした。

昨年のライブ、WOWOWの放送を拝見すると幸宏さんの姿は不在で、音源で声が聴こえるだけだったんだけれど、
泣いてしまった。そこにはpupaがあった。
note.wowow.co.jp


・Let's, Let's Dance(pupa) 【2010】

Let's, Let's Dance

Let's, Let's Dance

  • pupa
  • J-Pop
  • ¥255

いまの気持ちをあらわすなら、この曲だった。



・A Song 4 Beats(THE BEATNIKS 【2011】

A Song for 4 Beats

A Song for 4 Beats

・6,000,000,000の天国 【1990】

この2曲は2011年のTHE BEATNIKSのライブにて聴かせてもらった曲。
前者の歌詞に当時はすごく救われたし、今はこの歌詞で言いたかったことがすこしずつわかってきて、もうひとつ救われている。

若き日は 生きるのに 手間がかかって
迷い込む道も たくさんある
(A Song 4 Beats)

後者はスカートの澤部さんが、今年ご自身のラジオで幸宏さん特集をされていた際に選曲されていて、ぐっときてしまった。



・It‘s Gonna Work Out 【1982】

・Murdered By The Music 【1980】

2012年、幸宏さん60th記念ライブで最初に聴いたのが、とにかくかっっっっこよかった。
(そこまで聴いたことなかったんかい、という突っ込みにはごめんやで)

いやなんかもう、こんなかっこよい音楽ある??これ以上ってもうなくない??しかもこれ80年代に作られてるってどういうこと???
って本気で思っていたし、今も思っている。

ちなみに、上のリンクはこの2012年のライブの音源ですが、
この選曲に至ったのは、おそらくライブ前にリリースされた幸宏さんのトリビュートアルバムによるものなのかな、と思っている。
これもめちゃめちゃかっこよいんだよなぁ…。

What, Me Worry? ~ It's Gonna Work Out

What, Me Worry? ~ It's Gonna Work Out

  • ワウ・ワウ・ヒッピーズ
  • ロック
  • ¥255



・Cue(Yellow Magic Orchestra 【1981】

というわけで、pupaきっかけでYMOを聴きはじめたわけですが、
今年1番聴いたYMOの曲は、おそらくこの曲だったようです(Spotifyでのマイトップソングがこの曲でした)

・ジャム(Yellow Magic Orchestra 【1981】

同じくSpotifyの履歴より、今年1番聴いたアーティストはYMOだったようですが、
それはたぶん、『BGM』『テクノデリック』という2枚のアルバムをすきになったところも大きいと思う。
そのなかでも「出会いなおしたかもしれない」といちばん強く感じているのがこの曲。

バラカンさんのこの歌詞についてのエピソードもすき。「ジャムデショ」
www.e-onkyo.com



・Submarine(METAFIVE) 【2016】

Submarine

Submarine

幸宏さんの直近の歌唱曲として、METAFIVEの「See You Again」が挙げられるけれど、
個人的には同じ意味でこの曲を挙げたい。つまりすごくだいじな曲です、わたしにとって。


…いまここまで書いていて聴いていて気がついたこと、この曲の「♪So where we gonna go?」って、
それこそ最初に挙げた「Creaks」と同じことをうたってるんじゃないかしらん。

このままで行くのか?
誰かが決めるのか?
そして このままそっと生きられるか?
(Creaks)


* * * * * * *


2023/4/8 4:47

「なにも書けない」「言葉にできない」そう思って3ヶ月が過ぎようとしている。
けれど、なんとなく手を動かしたくなった。坂本美雨さんナビゲートの特別番組を聴きながら。


ただし「どうしたらいいかわからない」、この気持ちだけはなんにも変わらない、動かないままで。
わたしはこれから、どうしたらいいんだろう。

もちろん、幸宏さんが届けてくれた音楽たちを聴きつづけること、もしくはさらにアーカイヴを辿っていくこと、
それは続けていくとして。
もう同じ時代を生きられないこと、新しいものを教えてもらえないことに、とにかく戸惑いの気持ち。


* * * * * * *


幸宏さん、元気かなぁ、と、なんの気なしに思ってしまう、そんな瞬間は去年のいまも、一昨年のいまも、そしていままさにこの瞬間と同じで。
それはつまり、幸宏さんが、幸宏さんの音楽がすきな気持ちが同じようにある、ということなんだと思う。

そしてきっと、濃淡こそあるかもしれないけれど、来年も再来年も同じだと思う。
幸宏さん、これからもよろしくお願いします。

<2023年11月の読書記録>

「エッセイスト」と言われるかたはだれでもそうなのかしらん、スーさん、掲載誌によって文体を変えてるんだなぁと改めて。
「文体」というよりは「口調」かなぁ(ラジオやPodcastでお話を伺うことが多いので)
今回は雑誌『美ST』の連載をまとめた本だから、『美ST』向けの文体だな、と思った。しいていえば…強そうな文体と言えばいいのかなぁ。

でも内容は、言ってることは同じだなと思う部分もあって。それがまたすごいと思うし、スーさんのファンである理由だなぁと。



どなたかがどこかで書いてらしたのと同じことを思う、
石井ゆかりさんの占いは、当たる当たらぬというよりは、物語として、読むのがたのしい文章。
だからこそ3年のなかで何度も読んでしまうし、そうして読み返したときがいちばんたのしいかもしれない。

とはいえ、水瓶座にとっては結構大きな変化の3年になる模様。まぁ前の3年…2021〜2023年もそうだったんだけど。
さて、この先どんなふうに読み返すのかしらん。



「mimoca」こと猪熊弦一郎現代美術館の開館記念イヴェントにて、
江口宏志さんと平野紗季子さんのトークショーに関連して、おふたりの蔵書から展示されていたものを拝読。

www.mimoca.org

以下、恥ずかしながらに知らなかったものをメモ書き。
・食事中にナイフとフォークを置くときは、クロスしたものを重ねておく(ナイフが下)(ふたつを離さずに重ねる)
・スープを浅い皿で頂くときは、向こう側に軽く傾ける
・長くないアスパラは手で食べる
・食べ終わったら肘をついても差し支えない(!)



今年いろんなところでこの作品(ミュージカル)の名前を耳にして。
『ヴァグラント』原案に際した新藤さんのお話しかり、いま併読している吉田篤弘さんの『流星シネマ』しかり。

いつか観たいなぁと思っているけれど、地方在住の初心者にはなかなかハードルが高く…ミュージカルって盤を買わないと観られないのかしらん。。。

そう思っていたところで、図書館にて見つけた本。

これはたしかに、"観たい"物語だよなぁ
安野光雅さんのイラストが入っていることでなおさらにそう思った。観たい。

<2023年10月の読書記録>

短編〜中編が収録された単行本、だけれども、なにはともあれ表題作。
…こうして言葉にされて、読者として体験した感想としては「こわい」んだけど、普段の自分を振り返るとめっちゃ「わかる」んだよね。

口にする言葉と別の言葉が頭に浮かんでいることとか、「ここではこう思うべきだから」と自分の気持ちをそこに近づけていくこととか、
おそらく「善行」だと呼ばれる行為を誰も知らないまま成すことで「本物」だと感じることとか、
それでもより"過激"な望海と会うことで、それを自責する場面があるとか。

たとえば、取引先との"飲み会"に連れ出されて、猫を被りまくった自分を褒める言葉として「娘にもあなたのように育ってほしい」って言われて、
自分の娘にも同じようなことをさせたいんだ、いい子にしていてほしいんだ、って衝撃を受けている場面、めっちゃ身に覚えがある。

社内発表で自己紹介をする男性が、「今の夢は娘が玉の輿に乗ることです」って、当たり前のようにネタとして話していて、
いやネタなんだろうけど、ネタでも言っていいことと悪いことがあるじゃん?それってネタとして言っていいほうのことなんだ、
もし自分の親が会社で言ってたらと思うとゾッとするけど、、、と思ったことを、思い出した。

「これもまた読書の醍醐味」とかまとめられたらいいけれど、たぶんそんな感じのことを思ってはいるんだけれど、
そうまとめることをなんだか拒否している気持ちもあるんだよな、いま


こっちは率直にこわかった。特に最後の「娘について」について。
それこそ偶然「いい子のあくび」と重なる部分があったんだけれど、こちらは共感よりこわさが勝っていた。ただただこわかった。


本文もだけれど、このインタビュー記事がめちゃめちゃよかったので記録。
そうなんだよね、言葉を使うことってものすごくままならないんだよね。
相手がどう受け取るか、なにを感じるかはまったくわからない、
だからこそ感じられるよろこびもあるけれど、決定的な決裂になってしまうこともある。そうなんだよ、ままならないんだよなぁ。


meandyou.net


そしてもうひとつこのお話。『夏物語』を再読しようと思った。

存在することが罪とまでは言えなくても、生きていることには業がありますよね。この業ってものを、どうしたらいいのか。どうやって引き受けたらいいのか。あるいは、なにもしなくていいのか。考えています。

生まれ落ちた罪、生き残る罰、嗚呼

たとえ闇夜が二晩三晩 続いたとしても気になさるな

(記事タイトルは「祝い唄rep.」より。
本文中含めて歌詞や台詞はすべて聞き取ったもののため、言葉や表記間違いの可能性があります。お金は払うので歌詞集待ってます!!!>公式さん)


できればあとで追記したいけど、、、とりあえず形にしたい気持ちが勝ったので。
a new musical 「ヴァグラント」感想箇条書き。

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