Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

<2021年5月の読書記録>

たしか図書館で借りての初読だったはず、文庫を買って再読。
たぶん前回読んだときよりもしっくりきた

とりわけ『十三月怪談』
「死んだらどうなるのか」を考えた作品は古今東西たくさんあるし、この作品もそのひとつ
ここに書かれたかたちもあくまでも想像でしかないけれど、そうあってほしいと思う。
だんだんひらがなになるところがすごく苦しい


この表紙がもう、完璧
単行本の表紙もすごくすごくすきだけど、この文庫本の表紙絵を見て、買うしかないと思って、発売してすぐに本屋さんへ駆け込んだ

表題作、最後に主人公が発する言葉が愛おしくて仕方ないな


ジェーン・スーさんが折に触れておすすめしてらっしゃる本。だから珍しく新書。
調べてみたら近場の書店に在庫があったので、たぶん数年がかりで手に取った。

結果、読んでよかった。
なんとなく、漠然と感じていた仕事に対するスタンスや、会社での立ち位置、今後の仕事について考えて迷って悩んでいることを、
詳らかに、明確に言葉にされてしまった。
そうか、そうだよな…そうなんだよなぁ……というのが率直な感想。

ありがたいことに、巻末にまとめがついているんだけれど、
わたしが膝を打ったところ、の一部を抜粋。

あなたが上司に命じられた非常識な量と締切りの仕事を息も絶えだえになってこなしても、それはあなたの評価につながるとは限りません。

キャリアとは、結局は「仕事を続けていくこと」そのものなのです。「やりがい」を求めるあまり、目の前にある可能性を捨ててしまうのはもったいないことではないでしょうか。

いやーーーわかってたつもりだったけれど、わたしはビジネスというゲームに向いてないんだろうなぁ
向いてないなかでどうやっていくか、それともこのゲームに参加せずに生きていくための手立てを取るのか、そこは自分で考えないといけない、な