4月、神戸で時間があったので、三宮の気になっていたカフェに…向かう前に、書店で購入。
そのときは「ファスティングもどき」の話がおもしろすぎて文字通り抱腹絶倒、静かなカフェで大変困ったものでした。
いやぁ今読み直してもおもしろい。後述するPodcast「OVER THE SUN」で内容は知ってたけど、それでもおもしろい。
そんなふうにうかうか読んでいたところで、ハッとさせられる場面もあり。
具体的には、自分がとことん会社員だと自覚させられたんだよなぁ それがよいとかわるいとかじゃないんだけど。
今の自分が「沖に出る」気はさらさらないし、そのために必要なものはなにも持ち合わせていない、
ただ、そのことをそのまま思い知らされた。
そして、この本とはすこし外れてしまうかもしれないけれど。
「OVER THE SUN」を聴きはじめたころ、
まさか自分が堀井さんのエッセイを購入して読む日が来るとは思わなかった。(念のため、堀井さんが書くと思わなかったから、ではないです)
それこそジェーン・スーさんがよくおっしゃる通り、堀井さんは絶対に仲良くなれないタイプだと思ったから。
もともと土曜日のTBSラジオ『相談は踊る』きっかけのジェーン・スーさんのファンで。
その後『生活は踊る』、そこから「OVER THE SUN」へやってきたところで、
正直、「堀井さんは違う世界の人、きっと実世界では関わろうとしないタイプだな、、、」と思ったことが何度かある。
ただ、Podcastを聴きつづけると変わってきた。
違う世界にいても同じ次元で話ができる人はいるし、ちがう世界にいるからこそ面白いことを教えてもらえるんだ、と気づかせてもらった。
たとえばこの本のこの一節。
ちゃんとした理由もないが、ある時なぜか、髪だけはちゃんとしようと心に誓ったのだ。申し訳ないがそういうことなので、髪のケアへの散財は大目にみてほしい。
こうして引用すると、ツッコみたいところはたくさんある。
「ちゃんとした理由ないんかい」「ある時なにがあった…?」「申し訳ないってどこに対して…?」
ただ、今はこれを読んでも「堀井さんらしい」「堀井さん節」として笑わせてもらえるようになったし、なんならこうして引用するくらい、たぶんそこが、この堀井さんらしさがすきなんだろうな。
「ファスティングもどき」のお話はEp.85です。とってもおもしろいしおかしいのでぜひ。