Dreamin' Dawn

たいがいまぁまぁのポエム

ポルノグラフィティ 17thライヴサーキット"続・ポルノグラフィティ" @ サンポートホール高松(211104)

2階2列下手側より。ツアー3公演目にして安定の下手側。(下手側引きがち)

あまりにも地元すぎるので、こそっと入って一旦避難、からの割とギリギリに着席。


暗転
シャーンっていうわかりやすいシンセの音が鳴る
下手からサポートミュージシャンズ出てくる
上からドン ドンドン みたいなドラム(生じゃないのかな?)の音
下手から新藤出てくる
下手から岡野出てくる
歌いだし


1.IT'S A NEW ERA
夜明けみたいな暗めの照明にスモークが焚かれる
直近のカフェイレで(ツアー参戦後にはじめて)音源を聴いてたときに思ったんだけど、音源ほどメロの部分を抑えて歌ってる印象はないかも
まぁライブ1曲目でこっちのテンションが高くてそう聴こえているだけかも

1サビで明るくなる客席
そして1サビ後になってた、高知でも書いたけど、岡野くんがここでいわゆる"サル状態"
ドラムに合わせて膝で跳ねる動き、これがすごくすきなんですわたし


そしてちょっと余談気味に。この曲の歌詞について。長いです。

その国の王は顔を持たぬ者 無数の正義が群がるゴースト

不安は幻想に 影絵の狼のように
本当からの距離が遠ざかるほど闇は巨大になってくる

この部分について、個人の解釈ですが、
民主主義のもとに成り立つ、いまの世の中のことを指しているのかなぁと思った。

この時代に「無数の」人々がそれぞれもつ「不安」が「影絵の狼のような」「幻想」を呼び、
その「幻想」を根拠にして、それぞれが「無数の正義」を振りかざすと、かれらは「ゴースト」になってしまう。
個個としての「顔を持たぬ」民衆(もっと言うと、ル・ボンのいうところの"群衆"*1かもしれない)になってしまう。

www.nhk.or.jp

そうなると「本当」から遠ざかってしまう、そうする意図はなくても、「ゴースト」が溢れることで「巨大」な「闇」に呑まれてしまう。
とはいえ"民主主義"だから、どんな状況であろうと、あくまでも民衆が「王」。

…こんなイメージ、というか、解釈というか。そうおもってて。
(もっというとそのあとの2サビ、「♪手を伸ばせば触れられるもの」「見つめれば微笑むもの」「それが真実 明らかなこと」
この「真実」が、上で書かれてる「本当」ってことなのかなぁと。
「幻想」「影絵の狼」に対する「触れられるもの」「微笑むもの」
「巨大な闇」に対する「明らかなこと」)

同じような意味合いとして、別のひとの言葉…というか歌詞を借りると。
このあと出てくる「Fade away」の歌詞、「♪海面を突き破って〜」のところ。

以前、ここではなぜ"鮫"なのかという質問に対して、岡野くんが
「このネット社会とかで、顔の見えない人が攻撃する風潮とかを考えたときに出てきたのが、鮫のイメージだった」
といったことを言ってたけど(会報67号のインタビューから、ざっくり起こしで失礼します)
そこと同じような意味合いを感じた。

だれかになんらかの問題があったときに、自らに直接的な(場合によっては間接的にさえ)関わりがなくても、
「正義」の名のもとに、必要のないことまで明るみにしようとし、自らは匿名の「民衆」として袋叩きにする風潮。
…それをたとえているのかなぁと捉えている。


もっと余談で。そう思った個人的なバックグラウンドの話をすると、
わたしの人生にすくなからず影響を与えた先生がいるんだけど。
そのひとの言葉のなかで、たぶんずっと覚えているうちのひとつに
「世界史上もっとも長く続いた政治体制は、絶対王政」って言葉があって。それも思い出した。
さらに言えば、今回、このタイミングでそう思ったのは、前月末にあった衆院選もひとつのきっかけなんだけど。

そう考えると、この曲って「物語」「おはなし」の体をなしてるけれど、
もしかしてぜんぜん、リアルな、今のこの社会、現実のことをうたってるんじゃないかって思ってしまって。
本のなか、曲のなかだけの話、いわばつくり話ではなくて、今のこの世の中をうたっている曲なのかもしれないな、と。


話をライブのことに戻して。
大サビ前「♪手を叩いて」にて頭上でクラップを煽る新藤 サポートミュージシャンズも煽ってたと思う
「♪IT'S A NEW ERA」で、新藤が後ろを向いて振りかぶって、じゃーん
暗転
すぐにギターのじゃかじゃかじゃかじゃか


2.幸せについて本気出して考えてみた
後ろのツアーロゴ、Aメロで黄色と白とピンクの細いストライプ
「♪そう悪くはないけどぉっ↑」だったかな、「♪つまんないこと うれしいことっ↑」だったかな、
1番と2番で各1回ずつ、岡野くんがどっかで語尾が上がる歌いかたをしてて、これは早くもテンション高いのでは…!

やはり豊夢さんは大サビ前の前半(わかりにくい)(高知の感想文ご参照)で一拍抜いてる〜〜〜すき!
今更にもほどがあるけれど、岡野くんはイントロ間奏アウトロでは拳煽るけど、サビでは拳煽ってないんだね。
(いつも自分が拳を上げることに夢中で気づいてなかった)
まぁ表も裏もいるもんなぁ


ドラムの音に乗せて岡野がしゃべる
「4年待たせたけど、埋め合わせするから!今日は一緒に夢見て帰ろうぜ!」


3.ドリーマー
「♪何度だって君の胸に触れようと手を伸ばしてみるけど」で
こっちの角度に向かって手を伸ばすのやめてもらっていいですかうそです
音源ではカズーの部分、今回はギターソロになってる…!けどもっと派手なフレーズだともっとすきかも
「♪懲りもせず」を1音ずつ刻んで歌う岡野(「♪こ、り、も、せーずー」)これすき
上から見ると、ステージ床に向かって落ちるお花型の照明🌼


4.ANGRY BIRD
後ろのツアーロゴ型LEDが消灯したところで、照明班の本気をがつんと受け止められる2階席
今回覚えてるのはサビのギターが鳴るところ、緑じゃなくて赤スポットが差してた
大サビまでは赤と緑と白の3色展開*2なんだけど、大サビで赤と青と白の3色展開になってた、ような。


5.Love, too Death, too
もしかしてだけど、ミラーボールってこの曲でしか使ってなかったのかな…?
ジレンマあたりでも光ってた…?いややっぱり使ってなかったような…?
そう考えるとめちゃめちゃ贅沢じゃんね…!そしてそれでもこの曲にはミラーボール…!っていう気持ちはほんとによくわかる……!
歌いだしが終わったところで白照明×ミラーボール
サビかな(Aメロだったかも)で黄色照明×ミラーボール
たすく先生がアコギだった…ような…?


MC
岡野「帰ってまいりましたよ瀬戸内に、仲間ですよ」←うれしい(^ω^)
岡野「海が見えるとね、やっぱりテンション上がるんですよね」

下手に捌けていきながら
岡野「ここで新しいメンバーを紹介します!ドラムス!玉田豊夢!」
豊夢さん「はじめまして。よろしくお願いしまーす」
岡野「ベース!山口寛雄!」
山口さんは片手を挙げて会釈


岡野「今日はマニアックな曲もやるよ!初めての人は知らん曲もあるかもしれんけど、それはそれで(的な)
また新しいメンバーと新たに魂を注入していこうと思うんですが、
次の曲もライブで(ツアーで、だったかも)やるのは十数年ぶりの曲です。
『Free and Freedom』」

(曲名言ってたと思う…けど自信がない)


6.Free and Freedom
フリフリ!?!?!?って曲中で何回か頭抱えたよね。。。
バンド編成で聴いたのははじめてなんですが(秋SWITCH〜SWITCH追加は不参戦)
音源よりもなんだかかっこよくなってた サウンド面でロック要素が足されてたというか
大サビの徐々に上がっていくところは絞りだすような声で、それが一因なのかも
最初は暗めの照明、シルエットだけ見えるくらいの明るさで徐々に明るくなってくる、大サビの照明がオレンジなの!わかる〜!


7.君の愛読書がケルアックだった件
1A冒頭だったかな、みなちんが弾きはじめる前に2回くらいクラップ煽っててよき
2A頭のみなちんさんのキラキラした音もすき
大サビ前の照明は今日も高知に続いてピンクでした


暗転中にボイスストラップがちょこちょこ鳴りはじめたところで
岡野「いまや、いま使うんやで」

再点灯
岡野「あのあれ、ボイスなんちゃら、ボイス…ストラップ?あってよかったわ。
暗転中って結構不安なんよ、ちゃんと楽しんでくれとるかなって」

新藤「いやほんまに、それ使えるん今回しかないで。
ほんとに、まぁたとえばTシャツとか、タオルとかならさ、パジャマでもできるけど、それは…使い途ないで」

たぶんここだったはず
岡野「こんな言いかたしていいんかわからんけど、いい…よいファンですね。
なんかこう、真摯に受け取ろうとしてくれてる、その気持ちが伝わってくるんよ。今日は、やっちゃうね」

TFTのお話、からの
岡野「アコースティック編成でお送りしようと思います。聴いてもらう曲は、『ミステーロ』」


8.ミステーロ
ワンコーラスは岡野と新藤とたすく先生、みなちんもうっすら弾いてたようにも聴こえた、、、
なお、みなちんはアコーディオンでなくキーボード
ワンコーラス終わったところで山口さんのベースと豊夢さんのシェーカーが入る
ギターがたぶん1曲通してずっとユニゾンかも


岡野「続いては、そのファーストテイクでお届けした曲を、
今回はこういうホールなので、最初はマイクなしで聴いていただこうと思います」


9.サウダージ
新藤のギターがちょろっと鳴ってからの(タイミング取るためだと思う)
歌いだしのアカペラ岡野くん、2階からみるとそれこそミュージカルの俳優さんみたいに見えた
ロングトーンに重なって入るはみなちんのアコーディオン
2Aの前半「♪時を重ねる〜分からなくなって」がベースとおかのくんだけになる それがすっごく魅力的、聴きいってしまう


暗転からの金属音(「しゃん」と「じゃん」の間みたいな音)
10.鉄槌
スモークがすごいのはこの曲ですね(確認)
歌いだしでギターとベースがぐっと低い音でがっと入ってくる、その重みを覚えてる
サポートミュージシャンズ含めたオンステージ全員が身体で弾いてるのがよく見えた
下手寄りで観たこともあるんだろうけれど、特に竿持ってるメンバー(たすく先生と山口さん)がすごい、
それぞれが入り込んでいる様子が伝わってきた

照明のセッティングがここでまた変化するんだけど、2機のクレーンについてるライト、
ステージ奥(豊夢さんの後ろ?)に横に寝かせてるのが上がってくるのと、立ったクレーンの先についてるのと、2種類あるのかな…?

最後の音、今日は鉄格子が落ちる(閉まる)みたいな音に聞こえた


11.Fade away
1曲のなかでところどころチェック柄みたいな照明になる 網みたいかも、といま思った
Aメロは緑〜水色のグラデーションでチェック柄
サビで緑と濃いピンクでチェック柄


12.元素L
最初のワンコーラスはアコギを持った岡野のみで、
ワンコーラス歌ったところでギターを置く岡野
新藤は赤いギター


13.Winding Road
ハーモニカのあと歌いだし、Aメロ途中までみなちんとおかのくんだけで
A〜Bメロと大サビは照らされた先、ステージ上に落ち葉が落ちてるみたいな照明
サビは光の筋が雨みたいな照明
素人目には、同じ機材で同じ光の出しかたのように見えたんだけれど(違ってたらすみません)
なにが言いたいって、色が違うとこんなにちがうのか…と思った
そしてこの曲の豊夢さんはブラシじゃなくてスティックだったように見えた、、、真相やいかに、、、


MC
岡野「NEW ERAに向かって、新しい場所に向かって船出のとき、
今日がその日だ!THE!DAY!


14.THE DAY
どこだっけなーーーたぶんギターソロ明けだと思うんだけど、
弾き切った晴一さんがくるっと後ろへ翻っていく、そのときのシルエット、ロング丈の羽織りの動き含めて、めっちゃかっこよかった
BE福井の「170828-29」で圧倒されたときのことを思い出した あの感じ


15.REUNION
「♪指先で輪を作れ」で左手の親指と人差し指で輪を作る岡野くん
照明はほとんど黄色っぽい白っぽい光だけなんだけど、
Cメロなのかな?「♪我と彼を〜」のところだけ、赤と緑のハンコ注射みたいな照明が入る、回る、曼荼羅みたいだった


16.メリッサ
1サビの後の間奏で岡野くんが煽りながら「ありがとう」←言いはじめるの早くない!?
たぶんこの曲だったはず…ギターソロで新藤が真ん中で弾く、岡野は上手端によけてお客さんと一緒に手拍子

アウトロにて、下手端でしゃがみ込んで弾く新藤←メリッサでしゃがみ込むまで腰を落とすのって珍しくない?
そして岡野くんのシャウトが伸びまくっていた!今回のツアーでここまで伸びてたのははじめてかも…?


ハネウマ前の新藤しゃべり
「ここまでぇーたくさん手拍子してきたかと思いますがぁー
まだこう声が出せんかったり、イライラというか、出し切れてないところがある人はぁー、
お手持ちのぉータオル的なものでぇー、
タオルがない人は手をでもぉ構いません(的な)
かいせん運動(旋回って言いたかったのかな?)をしてみるのはいかがでしょうかー?
そのエネルギーがぁー持続可能なぁーSDGsに繋がります」
←えっなんの話???と思って声を出さずに爆笑しましたごめん


17.ハネウマライダー
1サビでたすく先生と山口さんとみなちんも跳ぶ
2サビはたすく先生だけ跳ぶ
2サビ終わりにタオルを投げ上げる岡野
床に落ちたままのタオル
Cメロ「♪歯車が噛み合って〜」ぐらいでタオルを前に蹴る 蹴るな それわたしにください(…)
大サビでたすく先生と、下手に来た新藤も跳ぶ←びっくりした
大サビ終わりにタオルを拾う岡野、そのまま回す


18.テーマソング
「♪拳上げて」で2回とも拳を上げる岡野くん
ラストサビの「♪そして私みたいな人」の「私」がすごく力が入って聴こえて、なんだかぐっときてしまった


* * * * * * *


Tシャツは岡野グレー、新藤ポルノT、サポートミュージシャンズカーキ?


EN1.メビウス(新曲)
「♪優しいあなたの両手が私の首根を締め上げて」息が止まりながら幸せだと思った、みたいに続く
「♪恥ずかしい恥ずかしい」
「♪wasted love」←たぶん
「♪チャイムが鳴ってる もう帰らなくちゃ」←2サビ終わり
「♪壊れてしまった 好きだったのにな」
そして思った、曲自体が短い。3分とかでは?


曲終わりの岡野
「なんかタイアップが決まってるとか、リリースの予定があるとかではないんです。
ワシらがいま鳴らしたい音、届けたい言葉を曲にしました。長く愛される曲になったらいいなと!思います!」


メンバー紹介
新藤「それ(ボイスストラップ)どこで録ったん?家?まぁやっぱライブのテンションとは違うよね。
『はるいちー』ってなんかいとこに呼ばれよるみたいに聞こえる」

岡野「外の(後ろを指しながら)海に向かって叫んだらえぇんじゃない?それだと『バカヤロー!』になるか」
新藤「『バカヤロー!』は違うな。
(今日のは)なんか『アキヒトー』がこう、「『昭仁ジュース買ってきて』みたいな(トーン)」

岡野「それただのパシリじゃ」


新藤「こうしてここにおることが、もう小さなひとつの勝利よ。
(この時期を)思い出したときに、このライブも思い出してもらえたらなと」

「勝利」のお話、高知では正直に言うと首を捻りたくなる部分があったけれど、香川でこう言われて腑に落ちてる。

岡野「さっきも言うたけど、みなさんがほんまに真摯に受け止めようとしてくれとるのが伝わってくる
そりゃあまた来ますよ(的な)」
←ありがとうやで

岡野「次は離れをちょっとお休みして母屋に戻ってきて」「みなさんは母屋に釘の一本でも打ってくれてもえぇ」

この話の途中で新藤が後ろを向いてボイスストラップ(濃い緑)を触りはじめる
しかも吹き込む素振り?しかし結局使わず(鳴らさず)

岡野「みなさんと過ごす時間があとわずかになってしまいまして、さみしいんですが、空っぽにせんといけん。
空っぽにして、またポルノに会いたいなと思ってくれたら」


EN2.ジレンマ
ソロ回し、山口さんあたりで謎の動きをする岡野(片手を交互に挙げる…スピードスケートの選手みたいな…言葉で表せない)
たすく先生がネオメロ(照明はピンク)、みなちんさんがMH(照明は緑)
特にみなちんさん、ジレンマのソロ回しやのに音づくりが完璧で、完全に、100%MHになってて、
ジレンマに戻ったときにちょっと頭がバグったくらい(^ω^)

そしてソロ回し途中で完全に捌ける新藤(下手)
特筆すべきは岡野くんの最後のスキャットがすごい、これで耳潰れてもえぇわって思った(よくないけど)

胸張っていけの前に岡野くんsays「またわしらに会いたいか!」(;;)もちろん会いたい!


* * * * * * *


この日はこれ以外でもちょっといろいろすごすぎて、、、よければ個別に聞いてください、、、
そして既に聴いてくれた友人のみなさま、ありがとうございます、、、


* * * * * * *


高知の感想文に書いた続き、というか更新。
セットリストをテーマ別に分けると、のくだり
「ドリーマー」は「自分たちの姿勢を示す曲」枠でもあったのかな、と思ってる。

というのも、1999ツアーのオープニング映像にあったこの言葉を思い出した
「それでもまだまだ、みんなと一緒に夢の中にいたい」
この意味もあるんじゃないかなぁ 「これからも夢を見続けるぞ」という宣言
つまり、こないだわたしが勝手に設定したテーマでいうと、「自分たちの姿勢を示す曲」

とはいえ曲の最後には「♪いつか夢の出口で待っていて」
これって「一雫」のここに近しいよなぁ、などと
「♪この旅路の果てで待ってて」

「この旅路」が「夢」であるとしたら、その「果て」「出口」まで、そこまで一緒に行きたいし、そこにいたいよなぁ、などと。


…もういっこ、ちょっとちがうかもしらんけど、そしてなんもまとまってないけどメモ書き
2021.11.15分のカフェイン11より

(ハワイに行く夢の途中で目が覚めた、というリスナーのメールに対して)
「まぁもう…行こうハワイ。(中略)
憧れの人にもうちょっとで触れられそうみたいなことでいうと、夢の続きを見んといけん、ところはあるかもしれませんけれどもー」

そうなのよ、ハワイはひとりで行けるんだけど、憧れの人に触れるのは自分ひとりじゃできんのんよ。


というわけで個人的ツアー最終地・広島へ。行ってきます。

*1:2021年10月の「100分で名著」で取り上げられたところの

*2:表現として書いてみたけど、そんな平和な照明ではない

ポルノグラフィティ 17thライヴサーキット"続・ポルノグラフィティ" @高知県民文化ホール オレンジホール(211102)


ツアー2本目、1階4列ほぼどセンターより。岡野と新藤の間、豊夢さんのほぼ真ん前。
というわけで、普段以上に記憶があやふやです。あしからず。

なお、今回1階1列目は使ってなかったので*1、実質3列目。
数日前に座席が表示された時点でさすがにやばいと思ったので、割と早めに入場。したものの、まぁ動けませんよね…

その結果がこちら。開演前BGMをShazamしまくりました。
いうて途中に客席での会話やアナウンスで聞き取れなかったものもあったので一部のみ、香川公演で取得したのも混ざってます。




エルヴィス・コステロThe Whoでした。結構意外かも。。。
ざっくり言うと前半はコステロ、後半はThe Whoなのかなぁ。


開演前
セットのツアーロゴオブジェ、輪郭が青い光で縁取られてて、中は消灯してる、ただし一部は星みたいにLEDが光ってる
ということで、これってツアーロゴ型のLED照明ってことですよね…?特注だよね…?すごい……
セッティングは上手からみなちん、豊夢さん、山口さん、たすく先生

17:45にアナウンス
影アナ(女性)でボイスストラップの練習、「ノ」のボタンをアナウンスに合わせて押す
(なるほどたしかに、「ポ」と「ル」だとメンバーが録音してる内容のネタバレ?になるもんな。。。
 どんな言葉が入ってるかわかれば買わないって人もいるかもしれんし←わたしが割とそう)
(と思ってたら、まさかの後日参戦した広島2日目のMCで新藤さんが録音内容に言及するという)

たぶん18:02くらいに開演
下手から出てきた新藤の足の細さにびっくりする ほっそい とにかく膝上が細い
曲前からドラムの音が鳴ってたはず 鼓動みたいな


1. IT'S A NEW ERA
曲頭から一気にスモークが焚かれる
この画角から見て思った、これ、アー写だ アー写のふたりだ
新始動だってことを鮮やかに、まざまざと見せつけられた
それとは別に、大阪で上から見たときに「雲海みたい、海みたいだなぁ」と思ったんだけど、そうよね、「♪さぁ船を出そう」だもんね

歌いだし、弾きはじめる前に新藤が頭上で2回くらいだけクラップしてたのを見た
今回は新藤が結構身体を使って弾いてた印象。
3階後列から観た大阪初日*2と比べて、の話やからあてにはならんけど
間奏の岡野がねぇ、わたしがすきになったころ(2003年ごろ)の岡野と同じようなシルエットで、同じような動きをしてて。
片足立ちになって膝でリズムを取るような動き、やっぱりすきだなって

終わったあと、暗転中に岡野くんが上手袖に向かって上を指すような合図を送ってた


2.幸せについて本気出して考えてみた
イントロ出だしの新藤のジャカジャカで泣いてた 泣くよ〜〜(;;)だってだいすきなこの曲をこの位置で聴けるなんてなんて

ギターソロはたすく先生のアコギと新藤のVタイプがユニゾンだった
サビだけだったかな、後ろのLEDが黄色と白とピンクの細いボーダーになってて!キレイだった

そして大サビ前だったはず、豊夢さんのドラムが凝ってた すごいぞこのドラマー(その1)
「♪がっかりしたかい〜」は一拍抜いててがっかり感を出す、
「♪あぁただ僕は〜」で元のリズムに戻して主人公の勢いを復活させる
…全然うまく言えないからぜひ聴いてみてください(雑)


曲終わり、次の曲に向けたドラムに乗せて
岡野「(高知公演は3年8ヶ月ぶり)埋め合わせするから!今日は一緒にいい夢見ようぜ!」的な

3.ドリーマー
間奏のカズーはやっぱり吹いてなくって、さすがにこの距離だと脳内でカズーを鳴らす余裕はなかったんだけれど、
カズーがないと物足りないかも、、、でもそのぶんベースがすごく響いてきてた

「♪タダイマ画像ガ〜」で後ろのLEDが点滅する、というか故障したみたいにチカチカする
「♪懲りもせず〜」でLEDが復活、むしろ全開くらいに


ほぼ曲間なしで
4.ANGRY BIRD
ここのギャップがすごい…(その1)
歌いだしの前、岡野くんが胸に手を当てて整える様子が見えた

2Bの岡野くんのうたいかたが!
「♪届かないものに〜」のところ、音源のメロディからはみ出すくらいの気持ちの入った歌いかたに聴こえて、
ぐっときて、同時にぞわっとしてしまった

このメンバーでの音だと、音源やダイキャスツアーのときよりも生感があったというか。
生楽器の音が増えていて、それがこの曲のロックの要素を引き出しているというか。


5. Love, too Death, too
歌いだし終わりは黄色とかピンクが混じったマーブル色みたいな照明、
でもギターのメロディが鳴るとミラーボールが光る、照明も白に
岡野くん、そこではクラップを煽らなかった気がする、そのあと(1サビ後とか)同じメロディは煽ってた気がする
「♪それでいいと言いたい」
アウトロの新藤のギターは歌メロをなぞるような旋律だった、哀愁を帯びた音色


MC
岡野「高知はしばらく来れてなくって、3年8ヶ月ぶり」「そのときも来てたよって言う人?」
(前のほうは半分いないくらい)
岡野「今日ポルノのライブはじめてっていう人?」
(チラッと後ろを見た感じ、1階席で4割くらいはいたかも?)
岡野「あ、拍手のほうがわかりやすいか」
(一気に拍手が増える)(おそらく↑の話がはっきり伝わってなくて、複数回来てる人からはじめての人へ向けた歓迎の拍手も入ってた)
岡野「なんで増えるん」(↑に気づいてない模様)

岡野「ワシらが!ポルノグラフィティじゃ!」
岡野「高知のみなさんのお祭り好きな感じが伝わってくるね」

新藤のがーーーなんだっけーーーここではまだ固かった印象「よろしくお願いしますっ」みたいなーーー

岡野「この2年間、歩みを緩めとったわけじゃけど、まぁこうやって緩めることもある、
そんな紆余曲折あるなかで、歩き続けることを歌った曲です、『ウォーカー』」


6.ウォーカー
イントロで岡野くんがアコギ(ベフニック)を弾く姿が脳裏に焼きついてる

岡野くんの歌いかたがよかった
リリース当時のように一人称として歌っているようにも聞こえるし、
いまの岡野くんが三人称として俯瞰で歌っているようにも聞こえるし、すごいね

そしていま歌詞をなぞっていて思い出した、あーーーそうだよね、「♪ほらね 青い約束」
1曲目だったNEW ERAの歌詞にあったんだよね、「♪約束は果たされる」
とはいえここでの諦観というか、苦笑する感じというか、そのうたいかたもよかった
「 ♪ しぼんだ肺が〜」は赤照明ね、ごちそうさまでした


7.君の愛読書がケルアックだった件
ここのギャップがすごい(その2)
ここも曲間詰めるのね〜ひとり前曲の余韻に浸ってしまったよ
サビのコーラス、新藤だけ歌ってたのってこの曲だっけ
大サビ前の照明が!青じゃなくて!ピンクだった!!!濃いめのやつ


MC
岡野「ケルアックなんてねぇ、アルバム曲でねぇ はじめての人も多いなか、手の振りがバシッと揃っとって。
何回も来てくれとる人が先導してくれた感じが伝わってきたわ」

余談、たしかに今日はファンクラブの人が多いんだろうなとは感じた。
まぁ自分もそうですし、その可能性が高いエリア(FC先行で取ったであろう人が多いエリア)で観てたという点を加味するにしても。

岡野「見ていただいたかたもいらっしゃるかもしれません、THE FIRST TAKE。
ここからはそのときの編成でお送りしようかと思うんですが、お送りする曲は、この曲、『ミステーロ』」


8.ミステーロ
岡野はベフニック、新藤は真っ黒のアコギ、ヤイリの12弦(別冊参照)
豊夢さんはシェーカーで合ってた
リリース当時から歌謡曲の匂いがするなぁと思ってたけど、それが濃くなってた気がする Cメロとか


このへんかなぁ、マイクスタンドを下げに来たスタッフさんにちょっかいを出すおかのくんが見えた


9.サウダージ
歌いだしの生声ね…もう「ごちそうさまでした」としか言えんよ この距離でアンプラグドで聴くって 夢かと
ここで一気に体温が上がって、熱に浮かされる感覚になり(このあと「Fade away」までずっと)

と思ったら、弾きはじめのベースがぐんぐん迫ってくる感じ
そしてこの曲の豊夢さんがすごいぞこのドラマー(その2) いやまじで、千手観音かと思ったレヴェル
曲頭でドラムの音が聞こえたけど、右手にはシェーカー
ん???と思ったら、左手でドラム、右手でシェーカー、足でバスドラ、なんならちょいちょいシェーカー持ったままの右手でシンバル叩いてはる…
技としてもすごすぎるし、どの音も必要で効いてるのがすごすぎる……

ここまでで気づいた、これまでのサウダージで、このアレンジがいちばんすきかも、また更新されてる…!


MC
これたぶんここだったと思う*3
新藤のエフェクター(?)にトラブル、スタッフさんが袖から出てくる

それに気づいて
岡野「もう歳じゃけぇ(足元のエフェクターの画面が)見えんのかと思った」
新藤「見えんけぇ呼んだわけじゃないよ?」
岡野「大きい文字にしてもらわんと読めんわぁって」

新藤「俺が倒れても、行ってくれ」←格言風に言う
岡野「(割とさらっと)わかったわ」

なんかしゃべったっけ、待ってたっけ?

岡野「(新藤に)ちょっと水飲むけぇ(MC)繋いどって」
新藤「繋げ言われても、、、こっちはそれどころじゃないんじゃい。トラブル気味なんじゃい」

岡野「いけますか?」
新藤「たぶん」そしてエフェクターに向かって手のひらを合わせて祈るポーズ
岡野「祈るんかい」


10.鉄槌
イントロ、メロディが鳴ったところで赤い照明がこちらに向かって刺す 鉄格子みたい
歌いだしでライトのついたクレーン2機(なんとびっくりステージ後方に控えていた…)が動きはじめる
ギターソロ、最初は青、続いて赤で二面性 そして最後は黄色というかスポットライトの色、二面性の融合
アウトロで赤いスポットがメンバーや各ミュージシャンをランダムに照らす
そして最後の一音、ドンという鉄槌の音が、重い


11.Fade away
スモークがすごい、、、この距離からも岡野も新藤も顔しか見えないくらいの濃さ、、、あのスモークの匂いが今でも蘇る
これってオンステージメンバーは大丈夫なんかな、、、
そしてNEW ERAのときもそうだけど、これって海の表現なのかなぁ 「♪海面を突き破って」
(と、ここまで書いたけれど、スモークがすごかったのは「鉄槌」だと思われる、、、
間違ってるから記録としては正しくないんだろうけれど、あくまで感想文ということで置いておく、が、記憶力、、、)

この曲も特筆すべきは岡野くんの歌いかた、特にCメロとか
情感はあるんだけど、憑依する感じではなく、かといって客観的すぎる歌いかたでもなく


岡野「ここまでくらぁい曲が続いたんじゃけど、ここからは、愛の歌を」


12.元素L
ワンコーラスは新藤のギターと、みなちんの音も入ってたっぽい
(↑と、当日メモしてたんだけど、これって「ミステーロ」の話かもしれない…記憶力……)
フルメンバーになってからは新藤と山口さんのコーラスが入る


13.Winding road
人差し指(?)1本を垂直に立ててハーモニカを吹く岡野(たぶん人差し指に見えたんだけど…小指かも……?)
なおそのハーモニカ、今回はポケットにしまわずに後ろの台へ置いてた いつ置いたのか見逃したけど、アウトロの前に取りに行ってた
たぶんこの曲だったと思う、豊夢さんがブラシで叩いてた…絶妙なやわらかさ


MC
岡野「まさにNEW ERA、新しい時代に向けて、約束を果たすために」
岡野「今日この日から!THE!DAY!


14.THE DAY
き、記憶が飛んでいる…


15.REUNION
照明が1曲通して単色だったと思う 白に近いスポットライトの色
「♪指先で 輪を作れ」とうたいながら指先で輪を作る岡野
大サビでPGロゴが再点灯、LED全開、たぶんここから本編最後まで、なんらかの色でずっと点灯してたはず


16.メリッサ
イントロで岡野くんsays「寛雄!」
そして2サビで岡野くんとバシッと目が合いまして 2秒くらい
目が合った~!じゃなくて、はい、これはいま目が合ってますね、って受け止めるしかできないあの感覚 
今回はこの1回だけだったんだけど(「目が合った~!」はなかった)もうあれだけで生きていけるよね…ありがとうございますやで


イントロ前のギターを弾きながら合間に新藤がしゃべる
「お手元のタオル的なものを、短く折ったりして、可能な範囲で回しちゃったりしてもいいんじゃないでしょうか!」みたいな、
回りくどい言いかたのやつ(^ω^)すき
なおたぶんSDGsの話はしてたと思うけど、記憶にはないね(…)


17.ハネウマライダー
角度的に岡野くんに精いっぱいだったんだけれど、サビでちらっと目を向けた新藤はやっぱり一緒に歌っていて、すごくぐっときた
間奏前にタオルを投げる岡野くん 手を離して投げてたのって珍しくない?そうでもない?のか?


18.テーマソング
やっと出てきた!!!黒テレ!!!!
豊夢さんのドラムだからなのかな、なんだか歩きたくなるテンポのドラムだなぁ

照明について、ユニゾンの「♪ほら 振り向けば〜」のところ、赤い照明が濃くなったりオレンジに寄ったり、「♪熱い赤」で真っ赤に
アウトロというか、最後のフレーズ前、曲に乗せて岡野くんのしゃべりあり
最後の「♪震えてるか」で後ろの宇宙飛行士の心臓部分が赤く光る、✨←この形で


* * * * * * *


アンコール
Tシャツは岡野ポルノT、新藤カーキ、サポートミュージシャンズがグレー

新藤、足元は黒いスニーカーなんだけど、
出てくるときにちらっと見えた靴下が、オレンジ寄りの黄色みたいな色だった。もしかしてグッズのやつ…?
パールのネックレスと合わせて、シルバーのネックレスもつけてた

おかのくんは穴の開いた黒スキニー、本編で着てたインナーは黒で、裾が破けたやつ
同じくシルバーのちょっとゴツめのネックレスをつけてたんだけど、
このあとの「ジレンマ」て跳んでるときにばんばん胸に当たってて、痛くないんか…?と思った
あとパンツは青でした 同じく「ジレンマ」にて腹チラ頂きました

岡野「アンコールありがとうっ!アンコールの手拍子がね、これまでで一番くらい揃っとった」


EN1.メビウス(新曲)
歌詞で覚えてるところ
「優しいあなたの両手が私の首を締め上げる」
「あんなに好きだったのにな」
なんとなくのイメージだけど、曲調は米津さんの「アイネクライネ」のイメージ

曲終わり
岡野「この曲が皆さんに長く愛される曲になりますよう」


メンバー紹介

岡野「(突然、新藤に向かって)大丈夫ですか?」
新藤「ん?うん」
岡野「ならよかった」
新藤「?」
岡野「いやさっきの(ギタートラブル)があったから」(的な)なんやねんこの夫婦漫才感

新藤「今日まぁ手拍子?拍手?一緒か笑 それしかできんかもしらんけど。
1年半こういう生活で、こんなライブがまたできるなんて思ってなかったところで、
今日こうやって100%ライブができて、いや70%じゃけぇってこう体積を減らすわけじゃないんよ?」
知っとる
新藤「それってまぁひとつ勝利と言ってもいいんじゃないかと、思います」


そして突然こんなことをしゃべりはじめる
新藤「今日はこういうホールということで、生声でやってみたいと思います。
(マイクスタンドの右に出て、右手を胸に当てて)(「私のことは嫌いになっても〜」の前田敦子さんみたいなポーズ)
「ぼーかるは?」「ぼーかるは?」「ぼーかる、おかの、あきひとくーん」


岡野「それ(生声)やりたかったんじゃ」
新藤「ファーストテイクって若手のミュージシャンが『ふぅーー(緊張)』ってしながら出ることが多いメディアじゃけど、
(岡野を指差しながら)ベテランがえらい歌いあげとるなぁと思って」

岡野「ワシが今更『ふぅー』って(緊張しながら)出たらおかしいじゃろ」
新藤「で、今日も(同じように)歌いあげとるわぁ思って(やってみた)」

岡野「まだまだ予断は許さんけど、そんななかでも来てくれてありがとうございます」


岡野「みなさんと過ごせる時間も残りわずかなんですが、暴れて帰らにゃいけん」(的な)
「ラスト1曲!ジレンマ!!」


EN2.ジレンマ
新藤が黒テレー!!!!
そしてイントロから虹色の照明、わかる!!!!
ソロ回しの照明は、豊夢さんがオレンジ、山口さんが緑、あとは記憶がない
なお、たすく先生がネオメロ、みなちんがMHを弾いていてウキウキでした(わたしが)
大サビでたすく先生が!ステージ中央のギリギリまで出てきてくれた!目の前!!楽しそうでたのしい〜〜〜(;;)
山口さんも前に来てはって、下手から山口さん、新藤、たすく先生、岡野で煽りまくる曲終わり


挨拶回りでねーボイスストラップ使おうかと思って、実は吹き込んできてたんだけど、
最前ではないし…誰も使ってないし……と使えなかったチキン
気持ちはアンケートに込めました。が、いつか叫べる日がくるといいな。


生声
新藤「また来ます」(的な)「今日はほんとにどうもありがとうっ」この「っ」がすき
岡野「また会う日まで、みなさん元気でいてください!」



* * * * * * *


指定席のライブで、ここまで前列でほぼどセンターの位置ははじめてだったんですが。
まぁたのしすぎた。いろいろ吹っ飛んだ。読み返して改めて、あやふやにもほどがある。。。


まったく別の話、今回のセットリストについて。
大阪初日の感想で、年代順に並べたらなんか違うかも?って書いたところで、
今回のツアーのテーマと思われるジャンルごとに曲を分けてみた。
もちろんインタビューを読んで思ったところもあるけれど、ファンの勝手な妄想です。あしからず。
参照元
natalie.mu


◆この時代に対するエネルギーをうたう曲
ANGRY BIRD、鉄槌、Fade away


◆この時代を生きる仲間としてのファンに向けた曲
NEWERA、幸せについて、ドリーマー、ケルアック、元素L(岡野のいう「愛のうた」)
THE DAY、REUNION、テーマソング

新藤:(「テーマソング」の歌詞は)今のコロナ禍という状況において3分なり4分なりの時間をもらって曲を聴いてもらうからには、明るいとは言えない世の中のことを一瞬でも忘れられるものにするべきだなと思ったんですよね。

たとえば「ドリーマー」、直訳すると「夢みる人」
この曲のとき、このライブのときだけは夢のなかにいなよと、「明るいとはいえない世の中のこと」を忘れなよと、
そう言ってくれてるようにも聞こえる。


◆自分たちの意思、姿勢を示す曲
ウォーカー(「♪こんな風に右左 満足かいmy brother」
ミステーロ(アコースティックver.への挑戦、という意味で)
メビウス(このライブで新しい曲を披露すること、それ自体が意思表示だと受け取っている)

新藤:ドームで見せてもらった光景が本当にすごいものだったので、ファンの方たちにしっかりお礼を言いたいなという気持ちはずっとあったんです。

新藤:「2年前に東京ドームに立たせてくれてありがとう」という気持ちを伝えながら全国を回りたいという気持ちがまずありますね。


◆ライブ定番曲/ファンに人気のある曲
サウダ、メリッサ、ハネウマ、ジレンマ
(強いていえばLove,too〜とWindingもここ…かな……?)

新藤:「待った甲斐があった」と思ってもらえるライブにしなきゃなって思います。


上ふたつはこのコロナ禍を受けて、コロナ禍ならではの選曲(テーマ)なのかなぁと思いつつ、
みっつめはドーム公演後の(ドーム公演に続く)全国ツアーだから、
あのとき伝えてくれた気持ちを、次は全国のファンに届けにきてくれたという意味なのかなと思いつつ。


とはいえ、本文中に書いたけれど、緩急激しい曲順だなぁという感想もある。あわよくばもうちょっと余韻が欲しいな、、、
状況的に、時間がこれまで以上にタイトなのはわかるんだけど…!曲順かなぁ、、、

というわけで間髪を容れずに次の香川へ。ツアー感が一緒に味わえるありがたさよ。
四国まで来てくれてほんとうにありがとう。

*1:終演後、規制退場で通った通路に、1列目の椅子がずらっと並んでいて、ちょっと正気に戻りかけていたところで改めて震えた

*2:なおかつ個人的ツアー初日で動揺していた

*3:「ウォーカー」前だった気もする…?

迷子の私を 新しい名前でつかまえて

いえーいとしのせ。
って言えるくらいには、数年ぶりにゆっくりスケジュールの年末。
ということで今年も書いてみます。
<2021年の10曲>


安藤裕子「衝撃」

衝撃

衝撃

昨年リリースの曲ですが、昨年入れられなかったので、今年に入れる。
めちゃくちゃすき。メロディにめろめろ。
歌詞は非日常に置いているような内容(平たくいってしまうととても暗い)から、普段の暮らしにはそぐわないんだけれど、
とにかくメロディがすきですきで。
年明けも(なんなら去年も)そうだったけど、いまもときおり口ずさむ。


くるり「ぷしゅ」

めちゃくちゃすき。メロディが泣ける。歌詞も泣ける。
ファンちゃんの脱退をいまだに消化しきれてないゆるファンですが、、、
それでもすきなものはすき、まぁこの曲ファンちゃん参加してるけど、、、

そしてこの曲を筆頭に、9月の音博オンラインでの『天才の愛』アルバム再現ライブがとにかくよかった。
だってほら、この曲でいうと最初の「ぷしゅ」って音を実際に缶ビールで実演してた時点でもう、えぇやん。
って感想を書いたアンケートを送ったら、クリスマスプレゼントを頂きました!ありがとうございます(;;)



・METAFIVE「The Paramedics」

The Paramedics

The Paramedics

パラッパラッ
まぁいろいろと思うところはあるけれど、それでも。
今年、配信とはいえこの曲をパフォーマンスするMETAが観られたことは、大きなよろこびでした。
やっぱりずば抜けてかっこよかったよーーー
盤が届くのを待ってる!そしていつか現地ライブで聴ける日も、ずっと待ってる!


電気グルーヴSet You Free

Set you Free

Set you Free

あれ。
電気は今年もよーーーく聴いたけど、1曲が選べなくてどうしたもんかと思ってたところで、
Spotifyさん経由ではこの曲をいちばん聴いてたらしい。ほぉ。意外。


まぁダウンロードやCDから入れて聴いてることも多いんだけど。
(だからこのランキングではポルノはかすってもない、でもPerfume「Time Warp」はダウンロードしてないから入ってる)

話を戻して。電気には今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!といったところ。



YUKI「ベイビーベイビー」

ベイビーベイビー

ベイビーベイビー

めちゃくちゃすき。メロディも歌詞もだいすき。今年のわたしのテーマソングにしたいし、これから掲げて生きたいうた。

あなたがいれば この世界も捨てたものじゃない
この私も捨てたものじゃない

って、そう歌えた場面もあり、歌いたくて歌えなかった場面もあり、
歌ってはいけないけれどどこかで歌いたい気持ちが捨てられない場面もあり。
来年は、歌える場面がもっと増えたらいいな。増やしたいな。

上記Spotifyの個人ランキングにも入ってるけど、それとは別にCDでもひたすら聴いてた。
今年一番運転した時期にずっと積んで、ずっと聴いてた。
そして6月、1年数ヶ月ぶりの現地ライブ(Terminalツアー広島公演)に参戦した際にも聴けて、
めちゃくちゃ泣きながらめちゃくちゃ踊った。ほんっとにたのしかった。
わたしには現地ライブでのこの体験が必要だって、主にこの曲で再確認した。ほんっとにたのしかった。(何回でも言う)


Yellow Magic Orchestra「FOCUS」

細野晴臣さんのラジオ「Daisy Holiday!」は、今年もほぼ毎回聴いてた。
そのなかでナイツの塙さんがゲストの回(今調べたら2020年の御出演だったけど…)で推してたこの曲、
これまで聴いたことあったのかなぁ…(※ゆるファンです)
daisy-holiday.sblo.jp


そのときにタイトルや歌詞の意味をちらっと話してらしたんだけど、その部分を紹介されて聴いたら、一気にハマってしまった
一時期は1日何回も聴いてたし、今も週に1回は聴いてるかも。


東京事変「一服」

一服

一服

待ってました事変の新譜!!!
これまでのアルバムもそうだったけれど、なかなかの曲者強者色とりどりが揃うなか、最後に入ってるこの曲
うきちゃんの歌いだし(↑の再生ボタンを押したらすぐに聴けます)で、もう救われるよね…何回励まされたか……
からの!!わっち!!!!!一撃でした。


ポルノグラフィティ「IT'S A NEW ERA」

今年のポルノで1曲選ぶとしたら…これだった。
10月からの続ツアーにて。
ポルノのライブで、これまでにこんなに苦しくなったことってあったかな…と思うくらいに
絶望する場面があったんだけれど、そのうちのひとつはここで。(たぶん香川の感想文で書きます)
現実の厳しさや自らの無力さを、鮮やかなほどに示してくれるんだよなぁ。
(決してこちらに突きつけてくるわけではなく、詳らかにしてくれると言ったほうが適切かと思う)

でもそれと同時に、自分たちがそんななかで出来ることはなんなのか、どうやって生きていくのか、
ただ絶望を見せるだけでなくて、その状況を受けてどうするのかまで見せて(「教えて」ではないかも)くれるのも、
かれらなんだよなぁ。。。

「♪手を伸ばせば 触れられるもの
  見つめれば 微笑むもの
  それが真実 明らかなこと
  あなたのこと 確かに感じているの」

とはいえ、具体的にこうやるって話ではないから、これをどう自分の生活で行動に落とし込むかは自分次第、だとおもってるけど。

そして以下は結構余談、もっと自分語り。
だからこそ、次のライブまでにやりたいことがたくさんあるな、もっとレベルアップしたいなと思うし、
それがそこまでのモチベーションにもなるし。
ここ数年、とりわけツアー初日に「かかってこいや」「全力でいきます」っていう気持ちになるのは、そこから出てくるものなのかも。
前回のライブを受けて積み上げてきたものをぶつける場…というと大袈裟かもしらんけど。



ポルノグラフィティ「幸せについて本気出して考えてみた」

とか言いつつ、こっちも入れる。
めちゃくちゃすきで、今年も思い入れが増したから、昨年も入れたけど今年も入れました。
だってわたしの人生のテーマソングだもの。もう18年くらい。人生の半分はゆうに超えてるね。

ライブで5回聴いて5回泣いたけど、とりわけ個人的最終日の広島2日目。
感想文で別途書きますが、もっともっとだいじな曲になりました。
「♪いつでも同じところに行き着くのさ」
ありがとう。わたしもそうなんだよーーー。


Perfume「DISPLAY」

DISPLAY

DISPLAY

  • Perfume
  • エレクトロニック
  • ¥255
これまた昨年も入れましたが…めちゃくちゃすきな曲。
Perfumeの曲ではいちばんと言ってもいいかもしれないくらい、何回も何百回も聴いてるし、思い入れもある。

昨年は映画館での体験から、今年は「Reframe TOUR 2021」での経験から入れたんですが。
(そう考えると、上記のポルノちゃんの「幸せについて〜」もそうだね。
昨年はFC会員向け配信や岡野くんの"DISPATCHERS"で、今年は続ツアーで、ライブで聴けた)

話を戻して、「DISPLAY」、やっっっっとライブで聴けたんだよーーーー!
渋谷での「Reframe」に行ってないからなんだけど、2014年8月以来だよ、ライブで聴けたの。とにかくうれしかった。
ライブで2回、映画館で1回聴いて、初回は号泣してたらあっという間に終わってしまったけれど(ほんとに体感一瞬だった)
それでも、それも含めて噛みしめるように聴いた曲。だいすきです。


* * * * * * *


はい。そんな1年でした。
…今年前半のことはあんまり覚えていないかもしれない。
結構しんどかったし、そうだったNACSの本公演、チケットあったのに行けなくなっちゃったんだよな。。。
そんななかで強行突破して向かってしまったYUKIちゃんのライブにどれだけ救われたか。

翻って後半はあっという間。
ポルノのツアーもなんだかんだで5本、Perfumeの「Reframe」も現地2本とライビュ、
予定通り(むしろ予定以上)に体感できて、大袈裟でなくやっぱこれだよなぁ、こうやって生きてきたんだよなぁと思い知らされ。

なお不思議なことに、仕事とかそれ以外とかも上記の状況に連動していた1年でした。
まぁ感染拡大状況に連動していた、といったほうが正しいのかもしらんけど。それにしてもいろいろあったよ。
それでもやってこられたのは、本当に周りに恵まれていたから。そのことを痛感する場面も多い1年でした。ありがとうございました。

来年もきっといろいろある、あるんだろうけれど、目指すところに向かってなんとかかんとかやっていきたいです。
というわけで、来年もみなさまにとってよき1年となりますよう。こころから。

ポルノグラフィティ 17thライヴサーキット"続・ポルノグラフィティ" @オリックス劇場 初日(211011)

個人的ツアー初日、3階10列センターブロックより。
いやーーーこの書き出しが書けるのが!うれしい。うれしいよーーーー

オリックス劇場、出来たばかりのころに安藤裕子ねぇやんのライブで1回だけ行ったことがあるんだけれど
(もしかしたらそのあともう1回行ったかも…?それが曖昧なくらいには)とにかく駅から遠かった印象しかなくって。
あと、当時はまだ珍しかった*1ステージも周りの壁も真っ黒なホールだなーってことくらい。

今回は急遽*2参戦を決めたところで、ちょう久しぶりの大阪があまりにもたのしくて!
ライブ前なのにうろうろしまくって、着席したのがたぶん開演3分前とか(…)
だから開演前BGMが聞けてないんだよなぁ 次の宿題にする。

客席3階は予想通りにまぁまぁの傾斜でちょっとびびる、しかし前が通路で手すりがある&片側のお隣が空席で、そこまで怖さはなく◎
照明がよく見えるじゃん〜と思ってたけど、あんまり覚えてなくてかなしい、、、次回どこかで(その2)

特筆すべきはステージセット、ものすごくシンプル。
ステージ背面(背景?)に今回のツアーロゴが大きく掲げられている、以上。
(いやもっと細かい工夫があったんかもしらんけど、見られなかったので次回どこかで)(その3)

とはいえそのロゴはプリントみたいに平面じゃなくって立体物、というかそのロゴ自体が、照明と連動して光る
たぶんこれがすごく凝ってるんだろうな…いつか近くで見たいな……

あと、具体的にどの曲だったか忘れたんだけど(そればっか)ムービングライトがすごかった。
ホールツアーでこれ持ってくる!?ってレヴェルのライトだった 照明班の本気


* * * * * * *


1. IT'S A NEW ERA
青い照明にスモークが焚かれてて雲海みたい、というか海みたい、波みたいだった
新藤はVタイプだったな
客電がね、最初は真っ暗なんだけど、だんだん点いてきて、大サビで全開になるのがね、
そのシンプルな演出が、曲の流れと相まってこうかはばつぐんだ、立ち尽くしてしまった


2. 幸せについて本気出して考えてみた
ものすごく聴きたかった。ずっといちばんすきなシングル曲で、ライブで聴きたい曲って訊かれたら毎回挙げてきたけど、
今回はこれまで以上に聴きたかった。なんでって昨年4月、この曲を演奏してくれたことが救いだったから。
その結果、今回その場ではうれしすぎて泣いて泣いてほとんど記憶がありません
覚えてたことみっつ、イントロはアルバムバージョンじゃなかった、岡野くんの煽りがすごかった、新藤はVタイプのまま


3. ドリーマー
イントロ前にドラムが入る(たぶん)、それに乗せて岡野くんの「今日は一緒に夢みていこうぜ!」的なひとことが入ってイントロへ
2021年に!?「ドリーマー」が聴けるん!?(その1)(この類の大混乱がこのあと何度かあります)
間奏のカズーはなし…?だったはず…でも音源聴きすぎて脳内では鳴ってた(…)
照明がピンクなのちょうわかる…!
新藤のギターが変わって、黄色?ベージュ?最近よく使ってるテレキャスになってた 素人のなんとなくだけど、なるほど感はある


4. ANGRY BIRD
おおっ なるほど…そうきたか……
Aメロの緑照明の説得力たるや ぞっとするような冷たい熱
Bメロで赤に変わったんだっけ…?そこからのサビ前で、赤スポット多めに白スポットが入る
ここで思ったんだっけ…?岡野くんの衣装!
トップスの色味(紺地に蛍光黄色?の柄入りシャツ)が、今回のグッズのパッチンバンドと色味がおそろいでは?つけてきたよ!!
と、簡単にテンションが上がるちょろいオタク


5. Love, too Death, too
2021年に!?ラブですが聴けるん!?(その2)
最初のちゃんちゃんちゃちゃん(わかりにくい)の直後(頭サビ歌いだし)の客席クラップが、1-2でバシッと揃って聞こえて、
みんなこれ知ってるんやで…この曲待ってたんやで…新藤さんよ……と思った*3
そしてそのタイミング、頭サビ後のメロディでミラーボールがぎらっぎらに!よき〜!

しかしその直後の間奏のクラップが(わたしの感覚からすると)倍速で岡野くんが煽ってた
戸惑いつつ、やりたいようにやってしまった ごめんやで
ちなみにそこはピンクと黄色のハーフ&ハーフの照明〜!すてき〜!

と思ってたのしく跳ねてたら、アウトロでギターのフレーズが追加されてた!
やっぱ新藤は退屈だったのかな、でもそこでこういう工夫を入れてくるのがさすが!と思いつつ、すきな感じのやつでこれもまたよき!
この曲のなかの哀愁が引き出されるかのようなメロディで


MC
時間管理の面からかな、全般的に短めかも
岡野「帰ってきました大阪へ!わたくしヴォーカルの岡野昭仁です!」「わたくし」て
オリックス劇場ははじめてなんじゃけど、前の厚生年金会館?だと、なんと20年ぶりなんじゃって」

新藤「大阪、あんなによう来よったよのに、久しぶりじゃねぇ」
岡野「3年ぶりくらいよ。それこそUNFADED以来で」

岡野「ポルノグラフィティのライブにはじめてきた人!」
(結構いた、3階だと3〜4割かも…?)
岡野「そうか、知らん人もおるかもしらん、ポルノグラフィティはインディーズのころ大阪で活動しよったんよ」

岡野「新しいミュージシャンを紹介します!ドラムス・玉田豊夢!」
豊夢さん「(コーラスマイクを手で回し)こんばんは〜よろしくお願いしま〜す」的な
岡野「びっくりした、急にしゃべるなや」
岡野「ベース・山口寛雄!」

山口さん「(聞こえなかったくらい控え目な声量)よろしくお願いしま〜す」
岡野「寛雄もびっくりしとるやないか」


岡野「波瀾万丈(←自信ない)、紆余曲折(←言えてた)*4あっても、歩き続けること、『ウォーカー』」


6. ウォーカー
2021年に!?「ウォーカー」が聴けるん!?(その3)

余談、今回は急遽参戦を決めたから、Tシャツとタオルはとりあえず目についたものをひっ掴んできたんだけれど。
TシャツはSWITCH追加のレンガTで(「ドリーマー」の途中でびっくりした)
タオルはやてきたツアーのものを持ってきてて。
このタオルをやてきたツアーぶりに下ろしてきたわたしは、ここでまたびっくりしてしまったよ

岡野くんがアコギ持ってて、新藤は赤いギターだったような…?
そしてピンクと緑の照明で、ピンスポが緑になってたのってこの曲だった気がする…
アウトロでサポートミュージシャンズも含めて、緑のスポットが当たる
「♪少しだけ息をしたよ」のところ、美しかったなぁ また聴きたいなぁ


7. 君の愛読書がケルアックだった件
新藤がベージュテレ!わかる!だよね!
割と何回も聴いたつもりだったけれど、キーボードの音色で気づかされる、
そうか、康兵選手のキーボードでしか聴いてないのか
康兵選手のキーボードは太い指で弾く感じ、みなちんのキーボードは細い指で弾く感じ、あくまでもイメージ

そうその「イメージ」にかけるわけじゃないけれど(…)
今回は「♪イメージが広げる、そっのぉ〜先〜〜」って歌いかた?符割?になってて(音源のを無理矢理表記すると「♪そのぉ先〜」)
ここは変えないほうがすきかなぁ

そしてなにより、大サビ前が青照明なのがちょうわかる、BEツアーのときにも言ったけど、同じにしてくれてありがとう、、、


MC
岡野「はじめての人、大丈夫?結構マニアックな曲ばっかじゃけど、ついてこれとる?
『ウォーカー』なんて何十年ぶりにやったし、『ケルアック』もアルバムの曲じゃし」

このMCからの次の曲もアルバム曲やねんな

岡野くんから、アコースティック編成になることをお伝えいただいたうえで(言い回しを忘れたよ)


8. ミステーロ
みすてーろ!?!?!?しかもアコースティック編成!?!?!?
ピンクの照明だった
豊夢さんがシェーカーだったのってこっちだったかなぁ…
すごくよかった、うっとりしてしまって言葉が続かないけれど、すごくよかったんよ


MC
TFTのお話
岡野「23周年を迎えたわけじゃけど」←22周年では?
「新しいことをやらせてもらって、巨大コンテンツよ」
この話を聞いてない新藤
岡野「聞いてないね!」
新藤「(自分の爪を見て)深爪しすぎたなぁって」

岡野「というわけで、そこでも披露した曲をお届けします」
新藤「深爪しすぎたバージョンで」


9. サウダージ
曲前に岡野くん「最初はマイクなしで歌ってみようと思います」
あ、頭サビを生声でうたう岡野くん…圧巻……あっぱれ……
このひとはどこまで行くんやろうって、はじめておもったかもしれない

そこからのみなちんさんのアコーディオンの入り、TFTと同じあの音…!
TFTよりリズム隊が効いてたかも…?特にベース、森男のころのようなぶりぶり感を感じた
岡野くんがなんだか割とさらっと歌ってた印象 音源のような力の入った感じはなくって
ボサノヴァっぽいというか…?

曲終わりの岡野「サウダージ、深爪しすぎたバージョンでした」


10. 鉄槌
音が鳴りはじめる前から伝わってきた、次がこの曲だってこと
(ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、でも本当に、雰囲気で伝わってきた)
いまのこの時代でやるツアーのヘソはこれか…これなのか…

イントロで赤のスポットが交差する、刺すような照明

特筆すべきか、1サビは新藤が割とさらっと(身体を使わずに)弾いてて意外だった
2サビから身体で弾きはじめる感じが見えた

そして続くギターソロの二面性に目を見開くなど
最初はシンプルな、でもどこか尖った匂いをさせるようなギターだったのが
(まさに「物腰は柔らか、感情は出さずに、スタイリッシュに振る舞う」感じ)
途中でスイッチが入って一転、隠していた凶暴さを見せる、どぎつい感じ
青照明に黄色のスポットで、月夜に吠える狼みたいな印象

話は戻るけど、1番Aメロでふと脳裏によぎったことがあって。
こういう重め曲の枠でいえばBEツアーの「Fade away」があったよなって。
ツアーが進むにつれて育ちかたが凄まじかったよなぁ…また聴きたいな…元気かな……(?)
そんなことをほんのチラッと、まさに一瞬だけ思ってたら、


11. Fade away
腰抜かした 物理的に 心の声が聴こえた?(んなわけない)
というわけでほとんど記憶がございませんが、Bメロだったかなぁ…青と緑の照明が印象に残ってる
そして「鉄槌」もそうだけど、岡野が余裕綽綽でうたってる印象


MC
岡野「ここまで救いのない曲ばっかりじゃったけぇ、ここで愛の曲を」
おっなんだろ、愛呼ぶ?←単純


12. 元素L
岡野くんがギターを持って、1人でワンコーラス歌う
あーっなるほど、つま恋バージョンか〜〜わたし原曲のドラムが効いてるやつ聴いたことないんだよなぁと思っていたら

1コーラス終わったところで原曲アレンジに まじで 心の声が聴こえた?(2回目)
『WORLDILLIA』がはじめて買ったアルバムの民、そりゃあおもうところも思い入れもあるわけで
そういうの抜きにしてもすきなんだよなぁ 原曲アレンジ


13. Winding Road
ハーモニカのクオリティが…すごい……
しまなみのときにも思ったけれど、今回はホール規模の会場でさらに実感してる…

びっくりするくらい今更な話をします
「♪一つの傘が悲しい」って、2人で2つの傘で歩いてたのが、今は1人で歩いてるってことなのかな(…)

そしてこの曲だったはず(こんなんばっかり)
いろんな色の照明が混じって、曖昧な色味になってたのがすごく綺麗だったし、わかるなぁ…って思った


MC
岡野「ここまで静態するような曲が続いとったけど!こっからは動いて!血流よくしていくで!
まだまだ不自由なことも多いけど、ここからNEW ERAを!今日この日から!」

(ここまでMCでしゃべってる声量だったのに)
岡野「THE!DAY!」
(ここで一気に声量が上がって、物理的にも、その気持ちの込めかたにも打ちのめされた)


14. THE DAY
打ちのめされたままで動けないイントロ
間奏のシャウトを入れてたような、でも間奏の長さは音源と同じ、あれ空耳だったのか?(…)

この曲だったかなぁ、白いスモーク(?)が噴き出てた
炎が上がるみたいに、ステージ上手下手の端っこに、客席との間じゃなくて、ステージ奥に向けて


15. REUNION
ほぼ白?ベージュ?照明がチカチカ
でも大サビだけかな、赤と緑の点々の照明(ハンコ注射みたいなの)が出てくる


16. メリッサ
イントロで泣いた、、、やっぱりメリッサでしょう
大サビかなぁ、PGロゴがバーンと黄色になるのがまたもう綺麗で綺麗で


17. ハネウマライダー
このタイミングでこの曲がくると、あーーーっもうあと2曲なのか、って思っちゃうのは、わたしの趣味の問題なのかしらん
(だって「ジレンマ」で「またラスト1曲なのか」とは思わんもん)

AメロでPGロゴが真っ赤に ハネウマで真っ赤って珍しい気がする!
とはいえBメロは緑だったし、イントロとサビと両方だっけ、水色〜白のグラデーションに黄色い照明が差す
客電つきがち、でもわかる~~~


岡野「皆さんと過ごせる時間もあと少しになりました。また何年か後に会うときには、この歌を一緒に歌えるように」


18. テーマソング
音源のユニゾン部分は岡野が歌う場面が多かったような
最後の「♪ほら 振り向けば〜」(音源ではコーラスが歌うところ)、コーラス流してた上で岡野が歌ってた
「高く高く〜」だけ歌わず


* * * * * * *


アンコール
出てくるのが特段早いってことはなかったような…?
Tシャツは岡野カーキ、新藤グレー、サポートミュージシャンズは全員ポルノT


EN1. メビウス(新曲)(※当日も曲名を紹介してたけど、その時点では表記不明だった)
めっちゃすきです
歌詞からするとたぶんカメレオンや瞳系統の曲だけど、サウンド面で、なんというかバンドで演奏する曲だった

頭がツインギターと岡野の声だけで、そのときの照明が青と緑の豆球みたいなのが上のほうにチラチラ瞬く
この照明、BEツアーでカメレオン・レンズが新曲として披露されたときのことを思い出した

途中からドラムベースキーボードが入ってくる

歌詞がねーーーーバンドサウンドがずしんときたからかな、あんまり聞き取れなくて、、、
「わたしの首筋をあなたの手が締めつける」
「チャイムが鳴ったからもう帰らなきゃ」こんな感じ


曲終わりに岡野
「この曲はタイアップとかじゃなく、純粋にみなさんにお届けしたい曲を作りました」
そういう曲がすごく好みだったことがとてもうれしい、うれしいよーーー


メンバー紹介
新藤「このライブをいつか振り返ったときに、変な緑の買わされたなとか」
その日まで、振り返ることができる日まで元気でいてね
新藤「こんなライブもあったなって思えれば」

新藤「じゃあヴォーカルは?」←ボイススストラップを煽る 3階でもまぁまぁ聞こえるじゃんと思ったけど、まだ揃ってなかったらしい
新藤「よし、『ヴォーカルは?』(手をパンパン2回叩く)(ポチッと押す動作)でいこう」

それでもご納得がいかない様子。笑
なお3階では歓声ボタンを押すのが精一杯でごめんやで 次は!録音して持ってくる!


岡野「立派な母屋の、その土台を、礎を築いてくれたんは大阪のみなさん。
これからも大阪のみなさんには監査役として」
監査役

岡野「(ラスト1曲は)頭パッカーンするんや!人生で一番頭パッカーンするんや!」
だいぶ意味不明なことを言っててテンションの高さが伝わってくる〜〜よき〜〜〜


EN2. ジレンマ
曲前のMCで知ってた、知ってたけど今回もジレンマラストでうれしいよぉぉぉぉぉ
何回でも言うけど、やっぱりポルノのライブのラスト1曲はずーーーーーっとジレンマがいいです
ソロ回しは豊夢さん→山口さん→たすく先生→みなちん、だったような
マスクしてたら1曲跳びとおすのはさすがにキツかったけど、なんとか最後まで跳びつづられた、、、


生声
新藤「今日は本当に、ありがとうございました。(聞き取れず)本当にありがとうございましたっ」
この最後の「っ」が聞こえたんよ3階でも

岡野「また会う日まで、元気で!みなさん元気でいてください!」あなたも元気でいてね


* * * * * * *


感想というか記録というか、いずれにせよ個人的な話ではあるんだけど。
3階席後方、上手下手でいうとほぼ真ん中だったのに、そしていつもの耳栓をしてたのに。
なんとびっくり、終わったあとひさびさに耳鳴りがしてました…!(突発性難聴をやってるので、もう10年近くライブでは常に耳栓装着)

これは今回のメンバー(サウンド感)によるものなのかなぁ…
実際にライブ中も「低音効いてるな…!」と感じた場面は多かった。あとは会場の問題なのか…?
これから調整されてくるところもあるのかしらん、なんて。


そしてもういっこ、こうしてセットリストを眺めてみると、そして実際に年代別に書き出してみると
(セットリストに入った曲をリリース年別に書き出してみた)(たとえば2001年:サウダージ、2003年:元素L、メリッサ…みたいに)
結構いろんな年代を行ったり来たりしてるなぁと。
ちなみに、オリジナルアルバムでいうと、最初の3枚や『∠TARGET』『PANORAMA PORNO』の曲は入ってなくって。

とはいえ、上に書いたような岡野くんの曲前MCをいくつか思い返してみると。
時期や収録アルバムのバランスを考えて組み立てたセットリストというよりは、
いまのこの2021年に届けたい曲っていうイメージがあってのセットリストなのかなぁと。
「ドリーマー」とか「ウォーカー」とか。←いま気づいたけど、これどっちも「〇〇するひと」って意味だね
新曲の前に言ってたことにも重なるわけですが。


あと、ツアー前の各種インタビューやカフェイレ(2021.8.23 岡野くんゲスト回)で新藤が口にしてた、
「今回のツアーは、いわゆるコアファンの方が多くなると思う」という話。

たとえば、このインタビューとかもそう。
www.thefirsttimes.jp

新藤:ここまで待ってくださった方々に、待ったかいがあったと思ってもらえるライヴをしなきゃなっていう気持ちがいちばん強いですね。

それを意識した、つまり固定ファン("熱心なファン")に向けたセットリストなんだけど、
その人たちに喜んでもらおうと組んだセットリストというよりは、
その人たちにこそいま聴いてほしい、届けたい曲を組み合わせたのかなぁ…と。

なんでそう思うのか、というところまでは、まだ言語化できてないんだけれど。。。


そのあたりを考えながら、ツアー2本目、行ってきますね。

*1:※個人の印象です

*2:数日前、追加席販売終了直前にチケットを取りました

*3:以前のカフェイレで「ライブのセットリストを組むときに自分がこの曲を推すことはないかな、リハやライブで何百回も弾くとなると自分が弾きたい曲ではない」というようなことを言ってた、2018.10.8回

*4:今日は珍しく新藤が2回くらい噛んでた

<2021年10月の読書記録>


冒頭で取り上げられていた、小学生の「国語(こくご)」の教科書に書かれている「読みかた」の指南。
"教科書的な"と言われるとあまりよい意味を思い浮かべない場面も多いけれど、
何十年ぶりにこうして読むと、すごく参考になる。
…と、思っていたところだったんだけれど。


正直に言う、最後まで読んだところで、結構混乱している。有り体にいえば、読めた気がしていない。
うーん、先述の「"教科書的な"読み方"」について、著者はやはりよい意味では使っていないのだろうか。

とはいえ著者だって、この本の冒頭でこう言っている。

(「国語」の教科書に書いてある「読み方」をいくつか紹介したうえで)
いいことをいっているな、と思います。正直にいって、わたしだって、こんなふうに読んでます。まあ、そうじゃないときもあるけど、だいたいはこう。

しかし、この本の山場として書かれている章には、こういったことも書かれている。(要約します)
「『"教科書的な"読み方』を指南する文章の『声』はだれの『声』なのか」という問いと、
それに対しての「これこそが『社会』そのものが発する『声』ではないのか」という答え。

この部分について、まぁわたしの読みかたがちょっと極端かもしれないけれど、
こういう「"教科書的な"読み方」をしなさいと教育されてきたこと、それ自体が「社会」からの洗脳、とでもいわんばかりに聞こえる。


わたし個人の経験として、という前置きをしたうえで。
冒頭で書いたとおり、他人が書いた文章を読む方法(それこそ書かれた「声」を聴きとる方法)して、
まさにこの「"教科書的な"読み方」を理想としてきたんだよな、と思っていて。

もちろん「社会」で生きている以上、この「"教科書的な"読み方」を大いに活用している自覚はあるし、
それができたことで叶ってきたこともたくさんある。
(たとえば、それこそ小学生のころに「国語」のテストで満点を取ったことだってそう)

けれども、個人として読む文章のなかにある「声」(文学の世界でいわれるところの"ヴォイス")を聴くための読み、
もっというと「私的な読書」において、
「社会」にいわれた方法で、「社会」に洗脳された方法で聴いてきたつもりはなくって。

なんといえばいいのかな…もっと個人的な、自分なりの読みかたをしてきたつもりで。
(その読みかたは、たとえば新藤さんとか、江國さんとか、村上春樹とか、
もしくはこれまで敬愛してきた音楽家や、接してきた友人のみなさまから教わったつもりでいる)
ただ、それを言葉にすると、ここに載っている「"教科書的な"読み方」と重なる部分が多くて。

それは「社会」からの洗脳なのかな…そんなつもりはなかったんだけどな……その矛盾に戸惑っている。
…ここまでうまく書けた自信がないけれど。

もしかしたら、この「読めた気がしない」という経験が、この本の価値なのかもしれない。現時点での、わたしにとっては。


【2021/12/19 追記】

これだ。と思った記事を読んだので、いつかの自分のために追記。

pha:本を読む目的は人によってそれぞれだけど、そのときどきによって「社会で頑張るための読書」と「社会に左右されないための読書」、両方の読書を使い分けられたらいいんじゃないでしょうか。

ここで言及されている後者の「社会に左右されないための読書」、これが上で書いた「私的な読書」という言葉で表したかったことで。

「私的な読書」までも「"教科書的な"、社会の『声』に言われた読み方」で読むことを理想としていたということを、
今回この本に今回自覚させられたことで、
わたしが考える「私的な読書」を「社会に左右されないための読書」であることを否定された、
いわば「社会で頑張るための読書」だと決めつけられた気持ちになったんだよなぁ。

言い換えると、「『社会』に左右されないための読書」のつもりが、
「『社会』に指南された読みかた」で読んでいたと言われたような気がしているし、
それって結局「『社会』に迎合するための読書」になってるんじゃない?って言われたように受け取ってしまっている。

だれになんと言われようと、そのつもりはないから。
だからこそ戸惑っているし、咀嚼しきれないし。
そのこと自体を悪いことだとはおもってないけれど。



通勤電車が止まって閉じ込められ、たまたまKindleでセールやってたので購入。愉快に読んでいたところで。

最後の章にて、他人(まさに「自分以外の人間」)と暮らすことの意味を、重みを差し出されるなど。
「突きつけられる」ほど尖った感じはないんだけれど、さっと提示されたような気持ち。


* * * * * * *


いっこだけ、まったく10月の話ではなく、今日の気づきをメモしておくという、
このなんでもあり感。
なお、完全に自分語りです。

ikaw.me

坂本美雨さんのInstagramからなんとなく飛んだインタビューページ。
今日これを読んで気づいた、わたし、美雨さんから思ってた以上に影響を受けているみたい。

———娘さんも含めて、身近な人たちとコミュニケーションをとっていく中で大切にしていることはありますか?

愛情表現をストレートにすることです。好きな気持ちは最大限ちゃんと伝えることは躊躇わないようにしています。


他人からどう見えているかはわからないけれど、自分の感覚として。
わたしがすきなひとに「すきだ」と言うことを躊躇しなくなったのって、たぶん美雨さんの音楽が明るくなった時期と一致してて。
(それは実生活で目の前にいるひとに対してだけでなく、
たとえばすきなサッカー選手に対して、こういうところやもしくはファンレターで「すきです」と書くことも含め)

それでいうと、同時期に聴いてたpupaのこの歌詞もそう。作詞は原田知世さん。

Anywhere

Anywhere

  • pupa
  • J-Pop
  • ¥255

悲しみは胸に 小さく砕いて しまっておこう心の奥に
分け合うとしたら ほんの一瞬でも笑顔になれる喜びがいい
pupa「Anywhere」

そっか、ただ音楽がすきなだけじゃなくって、人間性の面からも影響を受けてたんだな…って気づいた、っていう、まぁそれだけの話なんですが。


というわけで、10月はすきな気持ちに導かれて2年弱ぶりのだいすき大阪(日帰り)でした

<2021年9月の読書記録>

まぁ広告で目にしたタイトルきっかけで手に取ったし、
まぁそこに引っ掛かるのはPodcast番組「OVER THE SUN」からだよね

podcasts.apple.com


いやーーーこれがいまの自分の課題だよなぁ、と。
「自分を愛せない人は他人も愛せない」とはよく言われるけれど、あまりピンときてなくて。
「『自分に愛されるだけの価値がある』と思えないと、『自分を愛する人がいるだなんて嘘なのでは?』と相手を疑うことにつながる」
この本でこう言われて腑に落ちてる。


そしてもういっこメモ、「自己肯定感」に関して。
この言葉については、今年読んだ石井ゆかりさんのこの文章がすごくピンときていて。

lineblog.me

「なんにもできなくても、
それを責めてくる人に
『なにか問題でも?』
と切り返せる」
ということが、
自己肯定感なんだろうと思います。

「自己肯定感を高める」
ことができるのだとするなら、
自分ができたことをほめるのではなく
「他人の欠点や失敗を許す」
ことのほうが役に立つだろうと思います。
他人の欠点や失敗を許容できるようになれば
自分自身にも、いつか、
そうできるようになるかもしれません。


いやーーーーまずはそっからよね。そうしていきたいな。な。



最後まで読んで納得した、なるほどたしかに、これは「悲しみ」に出会うまでのおはなし
人間関係とか色恋沙汰とかを軸にしてお話が進んでいくけれど、ひとりの少女が「悲しみ」に出会うまでのおはなし
それをこんなふうに書けるんだなぁ…

著者は「こんな経験はしていない」と断言してるそうだけれど*1
それでもなにかしらの経験から、このひとは「悲しみ」を知ってるんだろうなぁ、と、なんとなく
(もちろん、世の中にあるすべての「おはなし」が、
著者が知っていることをベースに書かれているわけではないだろうことを前提として、今回はこうおもった)

*1:「訳者あとがき」より

<2021年7月〜8月の読書記録>

というわけで読みかけの本が積まれておりまして
7月から読んでたもので、7月中に読了したものがなかったので、8月と合算しますね(もうなんでもあり)(…)



たぶん前にも書いた気がするけれど、モームのお話はするする進むなぁ
とはいえ読むたびに刺さる箇所がちがってくる
これをどうやってかたちにしていくか、よ



わたしのなかに、夏子もいるし、善百合子もいるし、遊佐もいるし、仙川さんもいる。そして巻子も、緑子も。みんないる。
…紺野さんだけはいないかもしれない、でもそれは環境の違いによるものかもしれない。
そんな読書体験ははじめてだった。

自分の子どもに会いたい、か。なるほどなぁ。


それにしても、夏子はほんとうにすごい。
自分がどうしたいのか考えて、ひとりでまとまらんときにはほかの人に話をして、
ときにはその相手との関係が(一時的にであれ)悪くなるとしても、それでも自分の考えを話して、決めていく、自分のことを。

もしかしたら、時限的な制約があったから動けたっていう面もあるんやろうなと、推測はするけれど、
それでもそこで「そういう機会がなかったから」「運も縁もないってことはそういうこと」と結論づけるんじゃなくて、
自分がどうしたいんか、そしてどうやったらそこに近づけるのかを考えて、行動してる。
そのことがほんまにすごい。そう思うと、わたしは自分のことをそこまで考えたことがないのかもしれん。

考えなくて済む人がほんまに羨ましい。そういう状況に陥れる人がほんまに羨ましい。
もちろんそんなふうに見えてるだけで、「そういう状況」でそれぞれがそれぞれなりに考えてはるんやと思う。
けど、わたしには「そういう状況」に陥ったことがない。
そればっかりはどうしたらえぇのん。

…夏子はそこで考えて、こうしたいって気持ちに気づいて、決めて、行動してるんよな。
近くの友人*1もそう。
…これ、こないだ読んだ『ビジネス・ゲーム』と同じなのかもな
「やりがいは二の次。もちろんやりがいがあるほうがいいけど、みんな生きてくために働いてるんだよ」


二部構成で文庫本だと650ページ超、ちょっとハードルが高いかもしれないけれど(わたしがそうだった)
機会があればぜひ読んでほしいなぁ。
きっとちがう感想を抱くだろうから、それだけの器をもった作品だと思うから、ぜひあなたの感想を聴いてみたいなぁ。


別の話。
並行して別の本を読んでいて(読了していないのでまたおって)
その本のタイトルは『戸惑う窓』
『夏物語』の第一部で窓の話が出てきたとき、はっとしてしまった



つづ井さん、とてもかわいい…
お洋服やサンダルに、おそらくそのときの気持ちを表す英単語を描いてらっしゃるんだけど、デフォルトが「HAPPY」なんだよね…素敵としか……

*1:と言ってもいいですか///